「アジアの未来」
HOME

フロントページ
速報
5日の概要
会議日程
講師紹介
アジアの未来
2002
2001
2000
1999
1998
1997
日経アジア賞
English
速報ニュース
 北朝鮮、世界の一員として統合を――アロヨ比大統領 

グロリア・マカパガル・アロヨ・フィリピン大統領
 フィリピンのアロヨ大統領は5日、国際交流会議「アジアの未来」の討論で、北朝鮮問題について「北朝鮮が世界の一員として統合されることが必要だ」と述べた。タイのタクシン首相も「貧困から助けてあげることが解決へ結びつく。武力行使は良くない結果になる」と話し、対話と援助を通じた問題の平和的解決を訴えた。

 討論に先立ち、橋本龍太郎元首相は北朝鮮の核開発問題に関して「国際社会は、北朝鮮にブレーキをかけようとしている点で一致している」と指摘。拉致事件を含めた北朝鮮問題について「アジアの連帯のなかで危機を封じ込めることができないだろうか」と問題提起し、テロや麻薬対策の解決に向けた協力と同様に問題に対処すべきだとの考えを示唆した。

 マレーシアのマハティール首相は問題解決にあたって「貧困を克服し、電力や食料の供給が満たされるべきだ」と主張。独自の見解として「北朝鮮は核兵器の使用を願っていないと思う」と表明したうえで、「武力の行使でなく説得や対話を通じて問題解決をめざすべき」との認識を示した。

一覧へ戻る >>

Copyright 2004 Nihon Keizai Shimbun, Inc., all rights reserved.