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 テロ撲滅へアジアの包括的取り組み必要――アロヨ比大統領 

グロリア・マカパガル・アロヨ・フィリピン大統領
 フィリピン共和国のアロヨ大統領は5日午前の講演で、テロを撲滅するためには、安全保障と経済協力の両面で「アジア全体で包括的な取り組みが必要になる」と訴えた。そのうえでアジア各国のテロ撲滅への取り組みは、中東和平の秩序形成に向けた動きと連携するとの見方を示唆した。

 アロヨ大統領はテロ撲滅には、テロの温床となる貧困を解決することが不可欠と主張。「アジア域内の経済統合が(アジアの)平和の一助になる」と語り、具体的には自由貿易協定(FTA)による域内の貿易増大が生活水準を向上させ、紛争やテロが減るとの見方を示した。そのうえで、日本や中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)との間で締結の機運が高まる自由貿易協定(FTA)に期待感を示した。

 さらにアロヨ大統領は日本のアフガニスタン支援の実績などをあげたうえで、アジア域内の経済統合のみならず、安全保障の枠組み構築では日本が能動的な役割を果たして欲しいとした。

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