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無線インターネットで韓日協力を――鄭・韓国未来産業社長
「IT革命と企業戦略」とのテーマで討論するパネリストの鄭文述・韓国未来産業社長
 都内のホテルで開いている第6回国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)は9日午後、「IT革命と企業戦略」とのテーマで最終討議に入った。パネリストは鄭文述・韓国未来産業社長、ピーター・イップ・チャイナドットコム最高経営責任者(CEO)、大星公二NTTドコモ会長の3者。冒頭に講演した鄭社長は、韓日のベンチャー企業が協力する可能性について「インターネット産業で韓国のソフトウェアと日本のハード技術を結合させれば、より大きな可能性を現実にすることができる」と述べた。

 半導体製造装置ベンチャーでインターネット事業の推進も提案している未来産業の鄭社長は、日本と韓国が協力できる分野として、携帯電話など日本が得意とする無線インターネットを挙げた。「日本の携帯用コンピューター普及規模は300万―400万に過ぎないのに、携帯電話利用者は4500万人を超える」と指摘。日本の無線インターネットに韓国のソフトウェア産業がコンテンツ基盤を提供すれば、「欧米など世界のインターネット市場に挑戦できる」と強調した。


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