第6回　アジアの未来

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デジタル格差是正を――ミャンマー国家平和発展評議会議長担当相

講演するミャンマーのデービッド・オリバー・エイベル国家平和発展評議会議長担当相

　ミャンマーのデービッド・オリバー・エイベル国家平和発展評議会議長担当相は9日、都内で開かれている国際交流会議「アジアの未来」（日本経済新聞社主催）で講演し、「東アジア地域の国々がグローバル化に対応し競争力を獲得するためには、域内に存在するデジタルデバイド（情報化が生む経済格差）を是正することが不可欠だ」と述べ、アジア各国のさらなる結束・協力が必要だとの考えを表明した。
　同相は域内経済の状況について「すでに底入れし、97年の金融・通貨危機以前のレベルまでは回復している」と語り、今後は「社会的弱者に配慮した持続可能な経済成長戦略」づくりに地域ぐるみで取り組むべきだとした。