詳細と出品予定作品
織物
 ジョットの鐘楼の六角形レリーフ《機織術》(アンドレア・ピサーノ)を入り口に、織布の中心地であったフィレンツェとその周辺に開花した職布芸術の多様性を示します。機織りの様子を描いた写本や当時のファッションデザイナーともいえる《仕立て屋の肖像》などから当時隆盛のファッションの世界を展望します。《エレオノーラ・ディ・トレドと子息ガルツィア・デ・メディチの肖像》とそれに描かれているような当時の生地と型紙もあわせて公開されます。
■主な出品作品
24. アンドレア・ピサーノ《機織術》
1336−40年代 大理石
大聖堂博物館
アンドレーア・ピサーノ《機織》

25. ロレンツォ・ヴァイアーニ
《エレオノーラ・ディ・トレドと子息ガルツィア・デ・メディチの肖像》
ウフィツィ美術館
エレオノーラ・ディ・トレドと息子ジョヴァンニ

26. 『絹織物技術の書』
リッカルディアーナ図書館

27. エレオノーラ・ディ・トレドの服より『織物断片』
16世紀の第2四半期
バルジェッロ国立美術館

28. ヤコポ・コッピに帰属
《仕立て屋の肖像》
板 フィレンツェ近郊グラッシーナ、アルベルト・ブルスキ・コレクション蔵
仕立て屋の肖像
医学・科学
 ジョットの鐘楼の六角形レリーフ《医学》(ニーノ・ピサーノ)を扉に、医学、天文学といった科学創生の様子を展観します。ルネサンス時代にはこうした科学はレオナルド・ダ・ヴィンチの研究でもわかるように芸術分野と不可分でした。そうした意味で、この章では科学の発明品や医学機器、写本などから、当時の生活の様子を探ります。フィレンツェ科学史研究所博物館蔵の“メディチコレクション”からの「医学機器」、日時計、夜時計などが科学の進歩を裏付けます。また、治療の様子を聖人による儀式のようにとらえたベアート・アンジェリコの板絵《助祭ユスティニアヌスを治療する聖コスマスと聖ダミアヌス》がサン・マルコ美術館から出品されます。ちなみにこの主題の聖コスマスと聖ダミアヌスはこの章で紹介されるヴァザーリの板絵の主題としても扱われています。
■主な出品作品
29. ニーノ・ピサーノ《医学》
1330−40年 大理石
大聖堂博物館
アンドレーア・ピサーノ《医術》

30. アヴィケンナ『医術典範』
15世紀後半 羊皮紙写本 ラウレンツィアーナ図書館

31. ジョヴァンニ・バッティスタ・ジュスティ
「太陽観測用四分儀」
1565年 真鍮
科学史研究所博物館
四分儀

32. フラ・アンジェリコ
《助祭ユスティニアヌスを治療する聖コスマスと聖ダミアヌス》
1438−43年
テンペラ、板 サン・マルコ美術館
苦しむ人を治療する聖コスマスと聖ダミアヌス

33. 伝「ミケランジェロのコンパス」
イタリア製、16世紀 真鍮、綱鉄、厚紙
科学史研究所博物館
ミケランジェロのコンパス

34. 聖コスマスに擬した老コジモ・デ・メディチ 35. 聖ダミアヌスに擬した伯爵コジモ・デ・メディチ
34. ジョルジョ・ヴァザーリ
《聖コスマスとしてのコジモ・イル・ヴェッキオの肖像》
1557ー58年 板絵
パラッツォ・ヴェッキオ
35. ジョルジョ・ヴァザーリ
《聖ダミアヌスとしてのコジモ・デ・メディチ1世の肖像》
1557−58年 板絵
パラッツォ・ヴェッキオ
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