第154回 茨城県ご当地グルメ(その4) お餅のまん中で「鮭」と叫ぶ

特別編集委員 野瀬泰申


 県民性なのでしょうか、終盤になってアクセスが急上昇、メールも野瀬が悲鳴を上げるほどいただきました。
 そんな中で迎える茨城県編の最終回。ご当地グルメによるまちおこしに注目する食べBにふさわしく、自治体などによる、その土地ならではの食をアピールするメールが多数到着しました。
 今週も、定番の干しいもから茨城風になったタイ料理まで、さまざまなご当地の味が登場します。
 今週のおかわり、いよいよ1週間後に迫った「B−1グランプリin豊川」に向けて、デスクが豊川入り、最新情報も含め現地を取材してきました。「ご当地グルメでまちおこしの祭典」を120%楽しむためのツボをご紹介します
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(「食べB」へ初めて訪れた方は「食べB入門編」をご覧下さい食についてのメール投稿先はこちら

茨城産のレンコン製品
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茨城産のレンコン製品

 10月28日のNHK「あさイチ」でレンコンを取り上げていた。茨城県編でも土浦のレンコンが登場したが、番組によるとレンコンはスーパー食材らしい。

 まず食物繊維が豊富。

 さらにアレルギーを抑える効果が見込まれるといい、女性オペラ歌手が「レンコンを食べるようになって喘息が治った」と話していた。

 ラットでの試験段階ながら「脂肪肝が改善」との効果も紹介されていたので、いまごろスーパーの売り場からレンコンが消えているかも。

とうふちくわ
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とうふちくわ

 私は好物というほどではないものの、目の前にあれば美味しく食べる。これからは意識的に摂取しようと思う。

 レンコンの穴から世間を見れば、少しは見通しが明るくなるであろう。そこは鳥取とうふちくわと同じなのである。

 茨城県編も最終回。まずは家族の情景3題。

奥久慈軍鶏(茨城県提供)
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奥久慈軍鶏(茨城県提供)

MNo.28

 奥久慈といえば袋田の滝、りんご園、そして奥久慈軍鶏(しゃも)。
 超有名どころの玉屋旅館さんに家族6人(じいちゃんばあちゃんを含む)で行きました。注文は、もちろん軍鶏鍋。4人前にしてみました。なぜなら軍鶏親子丼と軍鶏弁当も食べてみたかったから。
 期待通り、軍鶏鍋は肉の歯ごたえがよく、出しがなんとも言えず上品な甘味を帯びていて絶品でした。最後まで野菜をエスコートしてくれる感じ。油がギトギトしてなくて、最後にご飯を入れたら最高です。親子丼と軍鶏弁当も肉の弾力と甘辛の味付けがご飯にぴったりでした。

11月3日からライトアップされる袋田の滝(太子町提供)
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11月3日からライトアップされる袋田の滝(太子町提供)

 2回目に電車で行ったときは、軍鶏弁当をみんなで買って電車の中で食べましたが、これも最高でした。奥久慈の自然、電車のおしゃべり、そしてこの軍鶏弁当がすごく合うんです。体の小さい小学生の次女も、あっという間に平らげるほど。
 お店は調べるとわかりますが、古くて小さくて第一声は「えっ?!」。昭和レトロといった感じでしょうか。
 だけど、おばさんは気さくでとても親切です。電車で食べると話したら、お手拭きを多めに入れてくれました。また家族で冬に鍋をつつきに行きたいです(いちはちごーさん)

 いいでしょう? この情景。

 家族6人の笑顔や話し声が目に浮かぶようである。

行方市商工会によるナマズがモデルのキャラクター「ニコちゃん」
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行方市商工会によるナマズがモデルのキャラクター「ニコちゃん」

MNo.29

 霞ヶ浦の「道の駅たまつくり」に行方バーガーというものがあります。種類は4種類。「こいパックン」「なめパックン」「ぶたパックン」「かもパックン」。まるでゲームのキャラのような名前ですが、ハンバーガーの具材の種類です。
 イチオシは、なんといってもなめパックン。アメリカナマズの肉を使ったハンバーガーです。ほどよい油を含んでいて、でもさっぱりした肉質が不思議な味です。
 このアメリカナマズは、繁殖場から逃げ出して湖のエビやハゼを食い荒らすようになった、この地域の困りものくん。でも今ではこうして町おこしに一役買っているわけです。
 こいパックンはあっさり味が好きな方におすすめ。霞ヶ浦の鯉ですよ。ぶたパックンは茨城産の豚肉のメンチ。かもパックンは地元の合鴨。すべて地産です。
 ウチは4人家族なので、全員違うものを頼んで、みんな一口ずつ味見。1人1票で投票したところ、すべてに1票ずつという意外な結果でした。
 パパはこい、ママはなめ、お姉ちゃんはぶた、妹はかも。ウチがバラバラの家族なのか、それともバーガーの設定が万人に受け入れられる適格なものなのかは不明です(いちはるままさん)

デスク所有「バラバラのシャツ」(本文とはまったく関係ありません)
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デスク所有「バラバラのシャツ」(本文とはまったく関係ありません)

 確か、アメリカナマズを日本で初めて養殖用に導入したのが霞が浦ではなかったか。しかし「繁殖場から逃げ出して湖のエビやハゼを食い荒らすようになった、この地域の困りものくん」とあるように、困ったちゃんになってしまったので、捕獲してハンバーガーにしたのが「なめパックン」というわけ。

 琵琶湖のブルーギルやブラックバスと同じ外来魚問題である。

 それはそうとこのパパとママと娘2人の一家は、羨ましいほどほほ笑ましい。

「バラバラの家族」だなんて、とんでもない。

カツオ
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カツオ

MNo.30

 母の実家が茨城県御前山村(現常陸大宮市)で、小学生のころ(昭和40年代)は毎年夏休みの約1か月間を茨城県で過ごしておりました。
 御前山は清流・那珂川が流れており「常陸嵐山」とも称される景勝地でもありますが、東京生まれの自分には楽しく、自然にあふれた「田舎」そのものでした。
 全国有数の農業県だけに食事は完全に野菜中心。夏ということもあり、ご飯+ナスの味噌汁+キュウリもみ+根菜などの煮物、といった献立の連続でしたが、とにかくおいしかった、という記憶しかありません。
 タンパク質をどうやって摂取していたのか、今となっては???です。水戸も決して遠くはありませんが、不思議と納豆を食べた記憶が残っておらず、時々、近所の方からいただく、那珂川で捕れた鮎・ウグイ(あかはら)・うなぎ・(塩)鮭などが、食卓にのぼっていた程度だと思います。

カツオのたたき
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カツオのたたき

 そんな夏の食卓をたまに豪華(?)にするのがカツオでした。県内の那珂湊から、トラックの魚屋さんが、ものすごい音量で演歌を流しながら、山間のわらぶき屋根の家々に乗り付け、活きのよさげなカツオをさばいていきます。
 1尾のカツオを半身は刺身、半身は切身とするのが普通で(アラは愛犬「シロ」のご馳走でした)、祖母はそのほかになまり節を購入していました。
 その日の夕食は刺身、その後の数日間は切身の煮付、なまり節入りのキュウリもみが食卓を賑わしていました。
 近くに(といっても自動車で行く距離ですが)、何軒か魚屋さんがあるにも関わらず、家まで来られると断りきれない、田舎者の優しさにつけこんだ商売とも言えるかもしれませんが、あのトラックの威勢のよい魚屋さんのカツオをさばく姿、「カッケー」でした(あまロスさん)

「カッケー」
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「カッケー」

 時代は昭和30年代に遡る。いまは久留米市内になった私の田舎にも演歌をじゃんじゃん流しながら魚屋のトラックがやって来た。

 荷台には氷を敷き詰めたトロ箱が置かれ、様々な魚が並んでいた。しかし母が買うのはクジラと決まっていた。一番安かったからである。

 その晩はクジラの刺し身が食卓にのった。凍っているので食べるとサクサクという音がした。温まると血がにじむから、急いで食べなければならなかった。

 カツオなど見たことも聞いたこともなかった。

クジラの刺身、今では高級
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クジラの刺身、今では高級

 いただいたメールに登場するメニューの裏には、孫が遊びに来てくれたことが嬉しくて仕方がないおばあさんの姿がにじんでいる。

 私も孫が遊びに来たら、近畿雀躍二府四県になるに違いない。早く孫がほしい。

 今回は各地の役場の皆さんからまとまってメールをいただいている。

 職務ではなく、ふるさとのよさを知ってほしいという気持ちが表れた内容のものばかりである。

おにぎりコンテスト(常陸太田市観光交流係さん提供)
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おにぎりコンテスト(常陸太田市観光交流係さん提供)

MNo.31

 常陸太田市では、地元になじみ深い食べ物を通じたまちおこしに積極的に取り組んでいます。そのいくつかをご紹介します。

「ぶどうフェス」(主催:常陸太田ファーム&キッチン実行委員会)
 地元で採れたぶどうを使い、地元の料理店で創作料理&スイーツを考案し実際に提供しました。同実行委員会ではその第2弾として11月1日から「おこめフェス」を開催する予定です。

久自楽米おにぎりコンテスト(主催:久自楽研究所)

お菓子・スイーツコンテスト(常陸太田市観光交流係さん提供)
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お菓子・スイーツコンテスト(常陸太田市観光交流係さん提供)

 市民団体の久自楽研究所が行う、常陸太田産コシヒカリ米と地域食材などの具材を使ったおにぎりコンテストです。グランプリに輝いた商品は、期間限定ではありますが、発案者の名前を入れ地元スーパーで販売されます。11月17日(日)、常陸太田秋まつり2013イベント会場(ふれあい広場)にて開催予定です。

常陸太田自酒プロジェクト(主催:常陸太田自酒プロジェクト事務局)
 参加者自らが田植えをし、収穫した酒米を使った日本酒造りを行っています。田植え終了後には、前年収穫した酒米で仕込んだ新酒で乾杯し、バイオリンやピアノの演奏を楽しむコンサートが行われたりもしています。

汁ONEカップ(常陸太田市観光交流係さん提供)
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汁ONEカップ(常陸太田市観光交流係さん提供)

常陸太田お菓子・スイーツコンテスト(主催:常陸太田市、常陸太田市観光物産協会)
 常陸太田産コシヒカリの米粉を使ったスイーツコンテストです。今年の最優秀賞に輝いた「おおたっ穂(ぽ)」は、木村屋菓子舗(市内天下野町)にて販売されています。

汁ONEカップ(主催:汁ONEカップ実行委員会)
 お椀で食べる温かい創作料理を販売し、味・アイディア・インパクト・料金などを考慮してナンバー1だと思う料理に来場者が投票して汁物料理のナンバー1を競うというイベントです。来年2月2日(日)、JR常陸太田駅前広場にて開催予定です(常陸太田市 観光交流係さん)

 いろいろな食のイベントが企画されている。

 自由飲酒党員としては自酒プロジェクトに興味がある。田植えとかは省略して飲むだけというのは駄目?

勝つ!サンド(ひたちなか市提供)
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勝つ!サンド(ひたちなか市提供)

MNo.32

 ひたちなか市では、食べ物によるまちおこしに積極的に取り組んでいます。そのいくつかをご紹介します。

勝つ!サンド
 ひたちなか市の旧市名勝田(=勝った)にちなんで名付けられた「勝つ!サンド」は市内勝田地区のパン屋さんで製造されているカツサンドです。
 メインとなるカツには茨城県の銘柄豚であるローズポークを使用し、市内の醤油店でつくられた醤油をベースとした特製タレがかかっています。そしてパン生地は各店オリジナルの味が楽しめます。

みなとの多幸めし(ひたちなか市提供)
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みなとの多幸めし(ひたちなか市提供)

 ボリュームたっぷりの「勝つ!サンド」を食べて勝負や試験に勝ちましょう!!

みなとの多幸(たこ)めし
 時間をかけてゆっくり煮込んだやわらかいタコ足と、その煮汁で炊き込んだタコかやくご飯が特徴の、地元の海の幸・山の幸がたっぷり詰まった名物弁当です。
 市内を走るひたちなか海浜鉄道の駅弁としても知られています。市内散策のお供に是非どうぞ。

ほっしぃ〜も
 お土産やおやつに大人気のひたちなか市のスイーツ「ほっしぃ〜も」は、ひたちなか市特産の干しいもを加工して、パイ生地で包み焼きあげた干しいもパイです。

ほっしぃ〜も(ひたちなか市提供)
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ほっしぃ〜も(ひたちなか市提供)

 そのまま食べてももちろん美味しい干しいもですが、しっとりとしたパイ生地と干しいものハーモニーもまた絶品! 星のキャラクターが描かれた黄色いパッケージ目印です。

 イチゴダッペ
 ひたちなか市特産のつる付きいちごのバインベリーを使用したジャムをはさんだダックワーズです。市内那珂湊地区の菓子店9店舗それぞれで製造しているため、店舗ごとに異なった味が楽しめます。那珂湊散策を楽しみながら、是非お気に入りのお店を見つけてみてください。
 売り切れ続出の人気のスイーツ! 赤くてかわいいパッケージが目印です(ひたちなか市経済部観光振興課さん)

イチゴダッペ(ひたちなか市提供)
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イチゴダッペ(ひたちなか市提供)

 ひたちなか市からはもう1通メールが届いている。

一口アワビ(ひたちなか市提供)
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一口アワビ(ひたちなか市提供)

 ひたちなか市の「一口アワビ」はご存知ですか? 高級食材であるアワビをお手ごろにお求めいただけるようにと磯崎漁業協同組合が養殖することに成功させた「一口アワビ」は名前の通り一口サイズ(体長約7cm)なのが特徴です。漁港から汲み上げた海水を循環させる施設で、磯場で採れた海藻(アラメやカジメ、ワカメ)などを餌に育てられています。1個 735 円よりお求めいただけます。刺身でも美味しくいただけますが、網焼きやバター焼きも絶品!バーベキューやご家庭でのお食事に、どうぞ「一口アワビ」をお召し上がりください!

 海に面しているのでタコとかアワビも活躍しているが、同時に一芸クンの得意分野が一杯である。

「ほっしぃ〜も」と「イチゴダッペ」はお任せ。でもイチゴダッペ9店食べ比べはいけませんよ。

酒まんじゅう(稲敷郡美浦村木原商店街さん提供)
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酒まんじゅう(稲敷郡美浦村木原商店街さん提供)

MNo.33

 茨城県美浦村に昔ながらの製法で造られている「酒まんじゅう」(すまんじゅう)があります。酒まんじゅうは、お酒の元を原料として添加物を使用せず麹と吟味した地元の餅米を使い酵母菌の発酵を利用したものでソフトな仕上がりになっています。製造期間は5月中旬から11月下旬です(稲敷郡美浦村木原商店街さん)

 この酒まんじゅうは素朴さの中に里人の優しさがこもった味がするような気がする。

 茨城には結構、スイーツが多いな。

しもつま丼(下妻市産業振興課さん提供)
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しもつま丼(下妻市産業振興課さん提供)

MNo.34

 下妻市の道の駅である「道の駅しもつま」では、地元食材を使用した「ソースかつ丼」と「しもつま丼」が人気です。
「ソースカツ丼」(850円)は、専用にブレンドした特製ソースをつぎ足しした、深い味わいのソースカツ丼です。豚肉は下妻産ローズポークを使用し、時期により稲敷市産いも豚を使用しています。お米は常総市産コシヒカリ使用。
 炊きたてのご飯の上に千切りキャベツ、そしてたっぷりソースに浸したカツをのせています。お好みで辛子をつけて食べます。道の駅自慢の丼です。
 テイクアウト用にソースカツ弁当(650円)もあり、土日祭日は外のテントにても販売しています。
 一方、「しもつま丼」(850円)は茨城県産・下妻産の豚バラ肉、ネギ、ニンジンをコショウの効いたタレを絡めて炒め、あつあつのご飯にのせて万能ネギを散らし紅ショウガを添えたものです(下妻市産業振興課さん)

ソースかつ丼(下妻市産業振興課さん提供)
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ソースかつ丼(下妻市産業振興課さん提供)

 下妻市は栃木県が近いのでソースカツ丼? あの辺は不案内。

 ソースカツ丼地帯ですか? それとも道の駅だけ?

 ここでプロならではのメールを。

「アレ」じゃなくて「アラ!」
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「アレ」じゃなくて「アラ!」

MNo.35

 どうせアレは誰かがすぐあげるだろう、アレについては私が言うまでもないと思ったら、今のところまだどなたも書いてらっしゃらないようなので、アレについて申し上げます。
 茨城といえば「煮干し」です。
 といってもいわゆるカラカラに乾いた煮干しではなく、塩ゆでしてさっと干しただけの柔らかいもの。
 材料もイワシやアジではなく、霞ヶ浦でよく獲れるワカサギ、シラウオ、テナガエビなどが使われます。どれも柔らかく傷みやすい素材ですので、保存のための知恵でしょう。
 ご飯のおかずに良し、酒の肴にもぴったり。店によって「塩煮干し」と呼称することで分かるように以前はもっと塩が強く、食べる際には熱湯をかけて塩抜きをしたそうですが、今は買ってきたそのままでいただくのが普通のようです。
 大根おろしや醤油との相性も抜群。またかき揚げや酢の物、卵とじにしても大変美味しいものです。
 山の湖の魚というイメージが強いワカサギですが、なんとルーツは霞ヶ浦。1913年に霞ヶ浦で採卵されたものを全国27湖に移植したのが始まりだそう。ぜひ実食編ではそんな歴史を脳裏に浮かべながら、塩煮干しを召し上がってください(じろまるさん)

煮干しいろいろ
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煮干しいろいろ

 このような煮干しは初耳だったので「食材図典III 地産食材篇」で「煮干し」を調べたら「イワシ以外ではトビウオ、ワカサギ、エビ、貝柱などの煮干しもあり」と書いてあった。

 煮干しといったらイワシしか知らなかったので、目からウロコである。

 一芸クン、実食編のとき、これ探そう。

 次は「本当は教えたくないここだけの話」。

トムヤムクンラーメン(薬太郎さん提供)
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トムヤムクンラーメン(薬太郎さん提供)

MNo.36

 本当は教えたくないのですが…ひたちなかのご当地グルメの代表といえば、泣く子も黙る「スタミナラーメン」ですが、実はそれだけではないのです。
 そう、ひたちなかの地元ピープルのトレンドはタイ料理なのです。全国どこでもにでもあるタイ料理屋さんと何が違うのか?
 ひたちなか市にあるタイ料理「ラカントーン」の名物料理トムヤムクンラーメンにすべての答えがあります。トムヤムクンに絶対必須であるパクチーがなんと普通の長ネギに置き換えられています。
 それだけではありません。フクロ茸も普通のマッシュルームに! そう、この店のトムヤムクンは「自由」なのです。それがまた実に美味しいのです。

パクチー
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パクチー

 さらに、次は長ネギの代わりに、トマトの代わりに、エビの代わりに何が置き換わるのだろうかという楽しみが、何度でも通わせることになるのです。
 私は毎週かかさず通っています。おそらく、市内でも私ほどトムヤムクンを食した人間はいないと思います。
 それはさておき、推薦するのは味だけではありません。その価格も魅力的です。ランチで580円! なんとデザートにココナツタピオカがついて、さらにお帰りにキャンディーもついてます。
 ひたちなかのスタミナラーメンや魚市場の回転寿司もいいけれど、ぜひこのフリーダム・トムヤムクンラーメンをご賞味あれ(薬太郎さん)

スープの赤さは自由だ!(デスク)
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スープの赤さは自由だ!(デスク)

「自由」なのです。この一言が気に入った。

 日替わり代用食材。どれがどう代用されるのかを知りたくて通うお客も、相当に「自由」である。

 それにしてもスープが赤いなあ。多分、私には無理。デスクに譲る。ごめん。

デスク 喜んで譲られます!

 以前、メールをいただいたお茶わんぼた餅。このようなものであった。

ぼた餅(きいちゃんさん提供)
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ぼた餅(きいちゃんさん提供)

MNo.37

 お彼岸に筑西市の伯父宅でごちそうになったおはぎ(ぼた餅)です。これは1人分ではなく取り分けていただきます。茶碗で供されることもあり、おかずとも食べます。ご飯はもち米と半々だそうです。
 また、塩鮭と餅を一緒に食べることもあるとか(きいちゃんさん)

塩鮭と餅
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塩鮭と餅

 ぼた餅を主食におかずを食べる。

 餅を塩辛い鮭と食べる。

 どんな食べ方をしても「自由」だ。

一芸 自由も何も、餅は鮭と食べるものでしょう?茨城では餅といえば納豆と鮭です!そもそも餅をよく食べてましたね。何かにつけて餅を作ってたような。「餅つき機」のある家もよくありましたよ。

茨城の干しいも
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茨城の干しいも

MNo.38

 子どものときに筑波万博に行ったら「がまの油」が売られていて、ソニー製ジャンボテレビやロボット館(芙蓉ロボットシアターだったと思う)、リニア、コンピューター等々ハイテクの中の妙なお土産が強烈に心に残りました。
 その筑波博のころ、よく祖母が芋の干したのを食べていて、私もよくもらったのですが、今思うと茨城産だったと思います。なぜ断定するかというと、あの風味は茨城産特有なので。長じてからも自分で買って食べていますが、茨城のが一番おいしい。他県産のも買ったが粘りが違う。なぜでしょうか?
 オーソドックスな物、丸の物、角切り、どれも美味い。田舎の昔のオヤツと思わずに、芋焼酎にも合うから偏見をなくして試してみても一興ではないでしょうか。アンテナショップにはチョコレートがかかったものも売っていました(横浜市 YKヒルビリーさん)

つくば万博で人気だったスタンプロボット

つくば万博で人気だったスタンプロボット

 科学万博のお土産が「がまの油」である。勇気があったよなあ。

 干しいもは我が家でも一時期、子どもたちのおやつとして活躍していた。文句なしの茨城県産であった。

 つくば市に関して、これまで「パン屋さんが多い」「チョウザメ(キャビア)プロジェクトが動いている」といった話題があった。

 北九州在住のチィさんからは「芝の大産地であった転作作物としてブルーベリーに着目し、ブルーベリーの街作りが展開されてきました。観光農園も30軒ほど点在し、ジャム、ドライベリー、ワイン、紅茶といった加工品から摘み取りを楽しむ趣向も」とのメールをいただいている。

デスクがいつも大洗で食べる掻き揚げ
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デスクがいつも大洗で食べる掻き揚げ

 つくば市へのイメージを変えなければいけない。

 ということで茨城県編はこれにて終了。

 今回は長編になったが、紹介しきれないメールがたくさん残ってしまった。ごめん。

 次回から広島県編に突入する。ご関係の方はどうぞよろしく。

(特別編集委員 野瀬泰申)

★今週のおかわりは「B−1グランプリin豊川の楽しみ方」です。ぜひお読みください。

茨城県編(その1) 「いかの煮付け」ではなく「煮いか」

茨城県編(その2) 納豆カレーをどう思う?

茨城県編(その3) 地上100メートルの納豆パフェ

茨城県実食編 納豆 vs 干しいも モニュメント対決!


 


●筆者(特別編集委員 野瀬泰申)へのお気軽メールはこちら(tabeb@nex.nikkei.co.jp

2013年10月25日

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