おかわり 熱闘! 2013近畿・中国・四国B-1グランプリ



真夏並みの暑さだった津山市中心部
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真夏並みの暑さだった津山市中心部

 5月25日、26日の2日間、岡山県津山市で「2013近畿・中国・四国B−1グランプリin津山」が開催されました。

 会場は、津山のシンボルでもある津山城の城内と城下町の5カ所に分かれて設置されました。日本三大平山城に数えられる津山城は、高さ10メートル前後の石垣が折り重なるように作られ、広大な敷地には迷路のような石段が複雑に入り組んでいます。来場者は各会場を、そうした坂道や石段を上ったり下りたりしながら巡り歩きました。イベントのメインステージが高い石垣の上に設けられたのも津山ならではです。

 津山は両日とも真夏を思わせる暑さ。来場者は暑さを相手に熱闘を繰り広げました。

複雑に入り組んだ石段
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複雑に入り組んだ石段

 坂や階段の上り下りでただでさえ運動量が多い上に暑さが加わり、会場を移動する間に、摂取したカロリーがすぐに消費されるような感覚に陥ります。たっぷり食べても、すぐにまた食べたくなる…。食いしん坊にはもってこいの状況になりました。

 近畿・中国・四国地区では、2011年の姫路B−1でゴールドグランプリを獲得したひるぜん焼そば好いとん会をはじめ、第4回大会の初出場以来上位入賞が続く開催地の津山ホルモンうどん研究会や昨年ブロンズグランプリを獲得した今治焼豚玉子飯世界普及委員会など多数の人気まちおこし団体が活動しています。

 今回出展したのは全国から集まった22の団体。その中で、箸による投票の対象となったのは開催地の津山ホルモンうどん研究会を除く近畿・中国・四国地区の以下の15団体です(文字をクリックすると写真が見られます)。

京都市伏見区伏見稲荷寿司ひろめ隊伏見稲荷寿司
兵庫県高砂市高砂にくてん喰わん会高砂にくてん
兵庫県姫路市姫路おでん普及委員会姫路おでん
兵庫県明石市あかし玉子焼ひろめ隊あかし玉子焼
兵庫県加古川市うまいでぇ!加古川かつめしの会加古川かつめし
兵庫県小野市おの恋ホルモン焼きそば広め隊おの恋ホルモン焼きそば
鳥取市鳥取とうふちくわ総研鳥取とうふちくわ膳
島根県出雲市出雲ぜんざい学会出雲ぜんざい
岡山県真庭市ひるぜん焼そば好いとん会ひるぜん焼そば
岡山県備前市日生カキオコまちづくりの会日生カキオコ
広島県府中市備後府中焼きを広める会備後府中焼き
広島県呉市呉細うどん研究会呉細うどん
広島県庄原市庄原焼きプロジェクトこめぽんズ庄原焼き
愛媛県今治市今治焼豚玉子飯世界普及委員会今治焼豚玉子飯
高知県須崎市須崎名物「鍋焼きラーメン」プロジェクトX須崎「鍋焼きラーメン」

 このほかに投票対象外のゲスト団体として、石巻・浪江の被災地2団体を含む下記の6団体も出展しました。

青森県八戸市八戸せんべい汁研究所八戸せんべい汁
甲府市甲府鳥もつ煮でみなさまの縁をとりもつ隊甲府鳥もつ煮
宮城県石巻市石巻茶色い焼きそばアカデミー石巻焼きそば
福島県浪江町浪江焼麺太国なみえ焼そば
静岡県富士宮市富士宮やきそば学会富士宮やきそば
愛知県豊川市いなり寿司で豊川市をもりあげ隊豊川いなり寿司

あかし玉子焼ひろめ隊のパフォーマンス
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あかし玉子焼ひろめ隊のパフォーマンス

 愛知県豊川市ではこの秋、8回目となるB−1グランプリが開催されます。

 ご当地グルメの提供とともに、メインステージや各ブースの前では出展団体によるパフォーマンスも盛んに行われました。ブースが隣り合う団体がお隣さんも合わせてアピールをしたり、複数団体のメンバーが一緒にステージに立ってPRしたり…。「まちおこし」という同じ目的のために集う仲間同士、手を携えて日ごろの活動のアピールの場である大会を盛り上げようという雰囲気は、B−1グランプリならではです。

ゴールドグランプリ決定の瞬間
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ゴールドグランプリ決定の瞬間

 来場者数は初日が2万3000人、2日目が4万8000人。7万1000人の「美味しい」「楽しい」が箸に込められた投票の結果は、ひるぜん焼そばすいとん会をゴールドグランプリに選びました。

 シルバーグランプリはあかし玉子焼ひろめ隊ブロンズが日生カキオコまちづくりの会4位に今治焼豚玉子飯世界普及委員会と過去B−1本選でも上位入賞経験のある団体が並びました。5位には、昨年からB−1に出展しているうまいでぇ!加古川かつめしの会が初めて入賞しました。2日目、開会前に長い行列を作るなど人気を博しました。

商店街もにぎわった
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商店街もにぎわった

 この後9月7日(土)、8日(日)に青森県十和田市でZ北海道・東北B−1グランプリin十和田、14日(土)、15日(日)に大分県日田市で九州B−1グランプリin日田、28日(土)、29日(日)に千葉県勝浦市で関東・東海B-1グランプリin勝浦、そして11月9日(土)10日(日)には全国大会である第8回B−1グランプリin豊川の開催も予定されています。

 一堂に集まる各地のご当地グルメを楽しむことはもちろん、現地に足を運んでこそ体感できるそのまちの楽しさ、美味しさもあります。今回も明治以前から続く津山の牛肉料理を堪能するとともに、津山城をはじめ津山の魅力を存分に味わってきました。

 夜のまちでも、多くの観光客とともに、元気一杯の出展者のみなさんに何度も遭遇しました。昼も夜も、津山が大いに盛り上がった2日間でした。

(デスク)

◇  ◇  ◇


おかわりのおかわり 「ちゃんぽんでまちおこし」全国から〜第3回ちゃんぽんサミット


 ちゃんぽんを旗印としてまちおこしに取り組む人たちが集結する「全国ご当地ちゃんぽんサミット」が5月25日、熊本県水俣市で開催されました。主催は全国ご当地ちゃんぽん連絡協議会(全ちゃん連)で、長崎県雲仙市で行われた第1回佐賀県武雄市で行われた第2回に続く3回目となります。

 同時に翌26日と合わせた2日間、全国ご当地ちゃんぽんフェスティバルも開かれ、全ちゃん連参加団体が実際に各地のちゃんぽんを販売しました。

四海樓の陳優継氏
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四海樓の陳優継氏

 基調講演には、ちゃんぽん発祥の店である長崎市・四海樓(しかいろう)の陳優継氏が登壇。ちゃんぽんと華僑が歩んだ歴史について解説しました。2010年7月の食べB「鳥取県実食編」の中で、野瀬が「『全国ご当地チャンポンサミット』でもやって、長崎チャンポン発祥の店『四海楼』のご主人を呼んだら面白いではないかと考えたのだった」と書いていますが、そのつぶやきが現実化してしまったのです。

 陳氏によれば、中国福建省から長崎に渡った四海樓初代の陳平順氏が、福建省のスタンダードな麺料理である「湯肉絲麺」を、カマボコなど長崎で手に入る素材を使って作ったのがちゃんぽんの原型。だから「ちゃんぽんは、中華料理であると同時に長崎で生まれた郷土料理でもある」と言えるのだそうです。もともとはお客さんに出すというよりも、中国から来て貧しい生活をしている人たちに食べさせるためのもので、栄養価の高い鶏ガラスープ、腹持ちのいい太い麺など、一杯で食事として完結するものを目指しました。

「お決まり」のちゃんぽんポーズ
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「お決まり」のちゃんぽんポーズ

「華僑たちの間には、誰かに恩を受けたら、自分も誰かのために役に立つ、という『恩返し』ならぬ『恩送り』とでもいうべき思想がある。初代も、自分が長崎に来たとき多くの人に世話になったので、次の世代の役に立ちたかったのだろう」と陳氏。その思想は今も生きていて、東日本大震災発生時は、陳氏は長崎中華街の関係者らと共にトラックに水や材料を積んで東北に向かい、避難所で1000杯ものちゃんぽんを作ってふるまいました。こうした陳氏の講演を受け、全ちゃん連代表・林田真明氏は「ちゃんぽんのスピリッツに触れた気がする。ちゃんぽんにかかわることができて本当に良かった」と言葉に力を込めました。

 続いて、各地でちゃんぽんによるまちおこしに取り組む人々による活動報告。全ちゃん連はまだ発足から1年と少ししか経過していませんが、各地から具体的な成果についての報告が相次ぎました。

「テーマソングができた(網走ちゃんぽん)」「ちゃんぽんのまち、という言葉が聞かれるようになった(八幡浜ちゃんぽん)」「ちゃんぽん100周年を迎える2017年にゴールを設定し盛り上げていく(久留米ちゃんぽん)」「コンビニエンスストアとコラボ商品を開発した(武雄ちゃんぽん)」「ちゃんぽんばかり食べていて、体重が5キロ増えた(唐津ちゃんぽん)」「テレビで取り上げられた店が繁盛しすぎて、クーラーを取り替えた(小浜ちゃんぽん)」などなど、効果の出方や歩みの速度はそれぞれですが、その足音は着実に大きなものとなりつつあります。

三牧賢治氏
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三牧賢治氏

 今回のホスト役となった、水俣ちゃんぽんで地域活性化に取り組んでいる三牧賢治氏は「簡単にまちを変えることはできないが、まちのイメージは変えられる。水俣、という地名の後に『病』ではなく『ちゃんぽん』という言葉が続くようにしたい。イベントやメディアを通じた情報発信によって、『水俣ちゃんぽん』という言葉を少しずつ世の中に植えつけることができている」と手ごたえを語りました。

 次回のご当地ちゃんぽんフェスティバルは2013年10月20日、北九州市戸畑区で開催されることが決まっているそうです。

(一芸)

2013年5月31日
 

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