番外編 スタミナラーメンとスタカレー食べてみました(デスク)


スタミナラーメン
<写真を拡大>

スタミナラーメン

 今回の「みんなで埼玉県実食編」は、参加希望者の皆さんから事前に食べたいものを募って実食ルートを決定しました。しかし、希望には入っていなかったものの、どうしてもチェックしておきたいメニューがありました。それは浦和のスタミナラーメンとスタミナカレーです。

 幸い浦和は東京都心からは1時間ほどの距離です。「みんなで埼玉県実食編」とは別に、スタミナラーメンを源流に持つスタミナカレー、冷やしスタミナなどのメニュー(ここでは「スタミナ一派」と呼ぶことにします)の実態を知るべく、浦和を訪れました。

丼の中身は生ニンニク
<写真を拡大>

丼の中身は生ニンニク

 調べてみると、スタミナラーメンを出すお店は浦和を中心に大宮や与野、上尾など数店舗に及んでいます。元々は浦和にあった娘娘(にゃんにゃん)というお店の個店メニューだったようなのですが、閉店以降、同店にかかわりのある人たちが各地に分散、それぞれの店でそれぞれスタミナラーメンを出すようになったようです。チェーン店やフランチャイズではありませんので、お店によって味やスタイルは様々です。

 まずは「スタミナ一派」の源流といえるスタミナラーメンを大宮まで食べに行ってきました。お店は漫々亭というソニックシティ裏の住宅街にあるお店でした。木造の非常に歴史を感じさせるお店です。

スタミナラーメン提供店の共通項
<写真を拡大>

スタミナラーメン提供店の共通項

 以後、確認していく中で分かってきたのですが「スタミナ一派」はいずれも手ごろな値段で、それを出すお店もセルフサービスに近いスタイルで価格を抑えているようです。うかがったお店、すべてが「お冷はセルフサービス」でした。大宮の漫々亭も店内に冷水機があります。しかも、お店によくあるコップを置いて上から冷水を注ぐ方式ではなく、学校や駅のホームによくある、足で押して口を近づけて飲むタイプのものです。

 自らコップに水を入れ待つことしばし、待望のスタミナラーメンが登場しました。細麺の上に微妙にスープ、さらにその上に中華あんがのっています。あんの中身は挽肉とニラ。これをニンニクと生姜で香り付けをし、豆板醤で辛くしたもののようです。

麺は細麺
<写真を拡大>

麺は細麺

 スープはあるんだかないんだかよく分からない微妙な量です。味もきわめてあっさり。あんのトロみが強いので、アンとは融合せずにあんと麺との間で浮遊している感じです。

 麺は細麺で、あんを麺に絡みつけながら食べる感じです。生姜と豆板醤で食べ進むうちに体がポカポカしてきます。

 日を改めて向かったのは北浦和にある娘々です。「スタミナラーメン」でググるとこのお店に当たるケースが多いようです。食べたのは食べBでも話題になったスタミナカレー=スタカレー。

スタカレー
<写真を拡大>

スタカレー

 カレーといってもカレー粉は一切入っていません。前述のスタミナラーメンのあんをカレーライスのルーの代わりにご飯にかけたメニューです。要するにスタミナあんかけめし。

 そもそもカレーとライスでカレーライスなのですが、平皿のご飯にもっちりしたあんがかかっているスタイルはカレーと一切関係なくても「カレー」と呼ぶのはさほど違和感はない感じです。

 大宮のスタミナあんと違い、北浦和はやや辛さが弱い感じでした。辛党の僕としては、途中からラー油を追加して食べました。それでちょうどうっすら額に汗する感じです。

冷やしスタミナ
<写真を拡大>

冷やしスタミナ

 何より400円という価格設定がスゴイ。ほとんどファストフードですね。

 続いては「みんなで埼玉県実食編」の翌日に行った中浦和の娘娘です。新興通勤路線の埼京線らしく、駅の周りには商店街らしい商店街がない。駅からしばらく行った住宅街の真ん中にありました。

 ここで食べたのは冷やしスタミナです。

 大宮、北浦和と回って「スタミナ一派」とはファストフード風に作り置きのスタミナあんを麺やご飯にさっとかけてささっと食べるものだとばかり思っていました。ここ中浦和に来て、冷やしスタミナを食べてその概念が変わりました。

冷やしは太麺
<写真を拡大>

冷やしは太麺

 座った席がカウンターということもあり、スタミナあんを作る過程をつぶさに見ることができました。中華鍋で大量の挽肉を炒める。このときあまり肉をほぐさず、あえて大ぶりのカタマリにしていました。それによってあんの中にちいさな肉団子が入っているような食感になるのです。いちばん目を引いたのはニラの加熱方法でした。

 それまでの店があんを鍋で作り置いていたのに対し、あんの鍋から注文を受けた分だけフライパンに小分けにし、それに生のニラを投入、麺などの準備をしている間にあんの余熱でニラを加熱していました。この調理法だとニラがくたくたにならず、実にいい食感なのです。

チャーシューを追加トッピング
<写真を拡大>

チャーシューを追加トッピング

 冷やしを出している店は他も同様のようですが、ホットのスタミナラーメンの細麺に対し、冷やしはなみえ焼そばのような太麺です。水で締めた太麺とスタミナあんのマッチングが非常に良いのです。あんの味も前2店に比べ明らかに僕の好みでした。辛さも申し分なし。

 これはもう安直なファストフードではありません。麺料理としてしっかり個性が確立できた立派な一品料理だと思いました。それでいて、お冷やはセルフ、ワンコイン500円(普通盛り)です。電車賃を払ってなお食べに行く価値があると感じました。

与野本町の冷やしスタミナ
<写真を拡大>

与野本町の冷やしスタミナ

 1軒だけのつもりで冷やしを大盛り(100円増し)で食べた僕ですが、そのあまりの美味しさにもう1軒だけ冷やしスタミナをチェックしたくなってしまいました。向かった先は同じく埼京線の与野本町。駅近くの娘娘に入りました。

 ここの冷やしスタミナは550円。中浦和の丼とは違い平皿でした。トイレに入っている間に瞬く間に出てきましたので、作り置きあんのぶっかけ方式ですね。ニラにも十分火が通っています。

 やはり太麺でしたが、個人的な好みを言うとちょっとパンチ不足かな。ラー油をけっこう多めに入れて食べきりました。

好みでラー油を追加
<写真を拡大>

好みでラー油を追加

 娘娘、娘々、漫々亭…と、提供店はのれん分けを感じさせる屋号のお店ばかりでしたが、それぞれ経営は違うようで、調理法や味も店によってかなり異なりました。「ご当店グルメ」と呼ぶにはバリエーションが多く「ご当地グルメ」と呼ぶには提供するお店が限定される。ちょっと不思議なメニューでした。

 腹を空かせた男子高校生が手軽に安く空腹を満たすという意味では、作り置きのあんをかけるスタミナラーメンがもっとも「らしい」のでしょう。しかし、中浦和の冷やしスタミナの完成度の高さは、それだけで「浦和のスタミナラーメン」を語るにはちょっともったいないような気にさせてくれました。

  
 埼玉県実食編(1) 「ごちゃき1.5玉」に平伏する

  
 埼玉県実食編(2) 巨食3兄弟がだんご4兄弟を食べまくり

  
 埼玉県実食編(3) We can フライ! 時空を超える行田のたび

  
 埼玉県実食編(4) 6Lとわらじ、どんだけデカいの?

  
 番外編 スタミナラーメンとスタカレー食べてみました(デスク)

【PR】

【PR】

【PR】

大人のレストランガイド

大人のレストランガイド

NIKKEI×ぐるなびが提供する、大人のためのグルメガイド。接待や会食、ビジネスシーンなどにおすすめのお店情報をご紹介。

ぐるなびWoman

ぐるなびWOMAN

女性のための女子会・デートのグルメ情報サイト。おすすめのレストランや居酒屋をこだわりやシーンに合わせて検索できます。

ぐるなびWedding

貸切パーティコレクション

企業向け貸切、OB会etc… 少人数〜大人数でも貸切OKのレストラン

結納・顔合わせ

特別な日を過ごすための完全個室のお店情報や、マナー・段取りまで

このサイトについて

日本経済新聞社について