第48回 兵庫ご当地グルメ(最終回) 神戸ではパンを頻パンに食べる


食べBなもの探検隊・姫路タウン編(一芸)

 兵庫編がスタートするにあたり事前の調査に行ったとき、拠点を姫路に置きました。そこでお目にかかったものをメモしておきます。姫路出張のご参考にでもなればと思いますが、ならないと思います。

 

◆えきそば

(写真上)昼に食べたえきそば(写真下)夜に食べたえきそば
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(写真上)昼に食べたえきそば(写真下)夜に食べたえきそば

 すでに何人かの方から写真を送っていただいている「えきそば」。中華麺に近い黄色い麺を和風だしでいただくこの一品は、姫路駅の名物として知られるだけでなく、地元の方にも愛されています。お昼時ともなると、電車を降りて一直線に店へと入っていく人が跡を絶ちません。

 特筆すべきはその営業時間。一般的に駅の立ち食いというと、朝は早くから営業しているものの、夜は比較的早く閉まるというイメージがあります。しかし駅構内の2店舗はそれぞれ夜11時、12時まで営業。その日、姫路に帰着するのが夜遅くなってしまったのですが、夕食に悩む必要はありませんでした。まだ肌寒い季節、仕事帰りのみなさんと一緒にすするえきそばで心から温かくなったのを覚えています。

 ただひとつ問題が。実はこの日の昼もえきそばだったのです。

 ホテルに戻りメールを確認すると、昼間お会いした方から「そうそう、夜食にえきそばを、と言うのを忘れました」とのメッセージ。ええ、食べましたとも。2食も。

 

◆アーモンドトースト

モーニングにアーモンドトースト
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モーニングにアーモンドトースト

 そのメッセージには続きがありました。「朝食にはアーモンドトーストをぜひ」。姫路の喫茶店にもモーニングの文化があり、特徴は複数の店で「アーモンドトースト」を提供していることです。アーモンドバターを塗ってこんがりと焼き上げた、ほんのり、いやかなり甘いパンは食欲のない朝にもぴったり。本編では大阪の原さんから写真を送っていただきました。高知実食編でいただいた須崎のモーニングのような豪華絢爛さはありませんが、値段もリーズナブルで、あらためて「モーニング」という偉大な文化に感謝するのでした。


 

◆播磨ご当地バーガー協議会

「やっさ弁当」の店頭看板には、お子さんが書いたと思われるアバンギャルドなイラストも。写真下は姫路城お隠れバーガー(あなご)
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「やっさ弁当」の店頭看板には、お子さんが書いたと思われるアバンギャルドなイラストも。写真下は姫路城お隠れバーガー(あなご)

 姫路城近くの弁当店「やっさ弁当」に「播磨ご当地バーガー協議会」ののぼりを見つけました。ご当地バーガーを売り出している店が連携し、地域の魅力を発信していこうという動きです。現在は「たつのバーガー(たつの市)」や「アコウバーガー(赤穂市)」などを扱う6社が加盟しているとのこと。今年5月に姫路市内で行われる「はりまご当地グルメフェスタ」にも協議会として参加を予定しています。

 協議会の代表を務める、やっさ弁当の加藤元美店長は「バーガーを通じて、その地域の食材や文化、歴史などを知ってもらえれば」と話します。現在、この店では姫路城改修工事にちなんだ「姫路城お隠れバーガー」を販売中。ご飯に焼きアナゴやきんぴらごぼうなどをはさんだボリュームあるご当地バーガーを、ノリでくるんで「お隠れ」バージョンにしたものです。


 

◆ちゃんぽん焼き

(写真上)姫路の食品サンプルにあったチャンポン焼き(写真左下)岡山県備前市のちゃんぽん(写真右下)富山県高岡市のちゃんぽん
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(写真上)姫路の食品サンプルにあったチャンポン焼き(写真左下)岡山県備前市のちゃんぽん(写真右下)富山県高岡市のちゃんぽん

 これは「見るだけ」、いや「見ただけ」ですが、ある店の食品サンプルに「チャンポン焼き」というものがありました。よく見ると、太さの異なる麺が入り混じっているようです。第2回でさりげなくご紹介した、焼きそばと焼きうどんの混合食品、それがチャンポン焼きです。同じ回に登場した「インスタントラーメンのチャンポンめん」や「尼崎チャンポン」よりも、チャンポンのカテゴリーから大きく外れたこの料理。食べB、そしてその前身の「食べ物 新日本奇行」ではこうした「はぐれチャンポン」とでも言うべきメニューを数多く紹介してきました。

 姫路の「チャンポン焼き」と同じものは兵庫のお隣、岡山県にもあります。野瀬特別編集委員が以前食べました。そして富山編では、立ち食いそばの器にそばとうどんが両方入った高岡チャンポンが登場。これはアミー隊員が実食済み(富山県編第2回参照)。そういえば、私も不思議なチャンポンをいただいたことがあります。


(写真上)2007年に沖縄県那覇市で食べたちゃんぽん(写真下)2009年に沖縄県那覇市で食べたちゃんぽん
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(写真上)2007年に沖縄県那覇市で食べたちゃんぽん(写真下)2009年に沖縄県那覇市で食べたちゃんぽん

 それは沖縄のチャンポン。これはもはや麺ですらありません。やや底の深い皿にご飯を景気よく盛り、その上に何らかの食材を卵とじしたものを豪快にかけた料理です。ボリューム感たっぷりで、大きなスプーンでがつがつ食べると何とも幸せな気分になります。

 

 訪れた街で思わぬ発見をするのは楽しいもの。デスク復活でますますパワーアップした食べBの面々が、次はあなたの街にお邪魔します!

 みなさんも各地の食べBなものを発見したらぜひメールを。お待ちしております。 


■食べB修行記、今週のリポート一覧

■兵庫B級グルメ
・その1 丼たこ焼きにコウベを垂れるSNSで発掘、B-1へ 世界を目指す姫路おでん
・その2 そばめしのめしぬきめしあがれ高砂にくてんが結ぶ人の縁(一芸)
・その3 チワー、宅釘煮便です!佐用、水害からの復興とホルモン焼きうどん(一芸)
・その4 佃煮への認識をアラ!ためたい静岡県VOTE結果
・最終回 神戸ではパンを頻パンに食べる食べBなもの探検隊・姫路タウン編(一芸)

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