第31回 富山ご当地グルメ(最終回) 鱒寿司はこうして危機を逃れマスた

いざ長崎!トルコライス行進曲でいこう(一芸)


トルコライス
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トルコライス

 間もなく長崎編。長崎に行ったら自分が必ず食べるもの、それはかの有名なトルコライスであります。ピラフ(主にカレー味)、スパゲティ、トンカツが同じ皿にのった豪華にしてノスタルジックな一品。発祥の地とされる長崎にはトルコライスのさまざまなバリエーションがあり、トンカツの代わりにハンバーグがのったりもします。

 しかし「この料理のどこがトルコなのか?」と疑問に思う人も多いはず。トルコ共和国で生まれたメニューでないことは言うまでもありません。国民の大半がイスラム教徒のトルコで、トンカツが出てくるはずはないのです。

 トルコライスの由来については、さまざまな説が論じられてきました。「3種類の洋食がのっている状態をフランスの『トリコロール(三色旗)』に見立てたのがなまってトルコになった」「ヨーロッパとアジアの食べ物がひとつの皿にのっているので、東西文明の交流地点であるトルコになぞらえた」などなど。かつてピラフを「トルコ飯」と呼んでいた記録もあるそうですが、それが起源だとしてもどこからトンカツやスパゲティが出てきたのか説明がつきません。さらに、そもそも長崎が発祥という点にも異説があります。

 今回の食べB長崎編で、何か新しい情報が得られるのではないか。トルコライスファンの一人として、ひそかに期待を寄せています。

◇     ◇

夕暮れの長崎港
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夕暮れの長崎港

 トルコライスだけでなく、長崎はB級グルメの宝庫。チャンポン、佐世保バーガーといった知名度の高いメニューがすぐ思い浮かびます。しかしそれらは長崎B級グルメのほんの一角に過ぎません。異国情緒が残る長崎市、港湾都市の佐世保市をはじめ、東に雲仙・島原のエリア、北に壱岐・対馬、西は平戸、そして海を越えた先に五島列島と多彩な地勢が広がる長崎県。それぞれの地域に独特の食文化が根付いているのです。



ハウステンボスはある意味「佐世保のオランダ」だが「島原のイギリス」もそのようなものか?
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ハウステンボスはある意味「佐世保のオランダ」だが「島原のイギリス」もそのようなものか?

 先日長崎にお邪魔して、県の職員の方々に話を聞きました。「長崎に、こういう感じの食べものはありますか」と聞くと、まず「ありません」という答えは返ってこない。海の幸、山の幸、大衆食堂、古くからの家庭料理、伝統スイーツ、何でもあります。苦し紛れに「高知にはUSA、鳥取にはハワイがありましたが長崎にもありますか」とふざけたことを聞いても、即座に「ああ、それなら島原にイギリスがありますよ」。島原のイギリス?深すぎます、長崎。

 怒涛の新展開になりそうな長崎編。皆様からのメールを、野瀬特編 、アミー隊員ともどもお待ちしております。



 


●筆者(特別編集委員 野瀬泰申)へのお気軽メールはこちら(tabeb@nex.nikkei.co.jp

食べB修行記、今週のリポート一覧


■富山B級グルメ
・その1 おでんの鍋から「あんばやし」「とやまスイーツ研究会」レポート
・その2 高岡の「チャンポン」は力技だ!駅の立ち食いそば・うどんについて振り返る
・その3 「べっこう」は「ゆべし」で「えびす」「青森ご当地グルメ屋台村」へ行く
・最終回 鱒寿司はこうして危機を逃れマスたいざ長崎!トルコライス行進曲でいこう
・実食編 富山で、もうエッチュウほど食べた富山県実食編への道

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