第248回 東京都実食編 武蔵野でうどん、都心の老舗、下町は商店街


東京都

 先週の最後の本編「おしまいです」には、多くの皆さんからたくさんの温かいお言葉をメールでちょうだいしました。ありがとうございました。
 さぁ、いよいよ実食編もラストです。大東京のご当地グルメを探して、都内を旅します。
 食べBのFacebookページ(http://www.facebook.com/tabebforum)では、食べBの更新情報や裏話などをゆるやかに発信していますのでどうぞご利用ください(「食べB」へ初めて訪れた方は「食べB入門編」をご覧下さい記事の県別一覧はこちら

東京は川の多いまち
<写真を拡大>

東京は川の多いまち

 いよいよ実食編も最終回です。

 12月5日(土)、これまでにも多くの貴重な情報を寄せていただいた首都圏在住の同人のみなさんが集結。デスクも交えて、多摩・都心・下町の3班に分かれて東京都実食の旅をしてきました。

武蔵野でうどん食べまくり〜多摩編

車窓から見た富士山(ミルフォードさん提供)
<写真を拡大>

車窓から見た富士山(ミルフォードさん提供)

ミルフォードさん 多摩チームは旅の出発点に多摩モノレール・多摩センター駅を選びました。

 多摩、八王子、日野、立川、東大和の5市を走るモノレールは、起伏が激しい多摩丘陵のうねり、その北東側に広がる武蔵野台地、多摩の2大河川である浅川、多摩川の流れなどを高いところから眺めることができるのが利点です。

 最初の目的地は、武蔵野台地に広がる「うどん文化圏」のほぼ西の端で、東京都内で唯一、鉄道の駅がない市でもある武蔵村山です。

満担つけ汁(えいきょくさん提供)
<写真を拡大>

満担つけ汁(えいきょくさん提供)

えいきょくさん まず入ったのは武蔵村山市の「満月うどん」。昔ながらの「かてうどん」が食べられるお店です。人気店のようで、開店の11時前にはすでに行列ができていました。

「かてうどん」とは、ざるうどんに「かて」といわれる茹で野菜や天ぷらなどを添えたうどんで、基本的には地元産の野菜が多いようです。

 つけ汁のバリエーションが豊富で、いろいろ目移りしつつ、ベーシックな肉つけ汁ごまつけ汁、満担つけ汁の3種類をいただきました。

うどんは硬め(えいきょくさん提供)
<写真を拡大>

うどんは硬め(えいきょくさん提供)

 満担つけ汁はごまにラー油を加えたもの。肉つけ汁には肉とナスが入っています。出身地である隣の所沢市も、肉汁うどんにはナスでした。

 うどんは硬めで、けっこうお腹にたまります。ただ、1玉の量は多くないので、女性でも2玉が普通とのこと。ミルフォードさんは普段6玉だそうです!

 持ち帰り用に別のカウンターがあり、ドライブスルーでも買えるようです。帰りがけには10玉買っていく方がいらっしゃいました。

かも汁うどん(三月うさぎさん提供)
<写真を拡大>

かも汁うどん(三月うさぎさん提供)

三月うさぎさん 2軒目は、看板も「肉汁うどん」の「青柳」へ。

 普通のつけ汁とかも汁の2種類のみで、その代わりにごはんものの定食メニューが豊富です。

 運ばれてきた瞬間、かつお出しの香りがふわーっと漂いました。こちらのうどんは「満月うどん」に比べて白く、少し細め。といっても、普通のうどんの1.5倍くらいはあり、歯ごたえもしっかりしています。

 まず、かも汁から。細めの麺に合わせているのか、出しがきいたつけ汁で、醤油と甘さはそれほど主張していません。

ひじきの煮物(三月うさぎさん提供)
<写真を拡大>

ひじきの煮物(三月うさぎさん提供)

 肉汁の方も味付けの基本は同じ。入っている豚のバラ肉が「満月うどん」の厚切りに対し、薄切りで、舌に感じる脂感も弱めでした。

「満月うどん」は、がっつり系で肉汁もしっかりした味。「青柳」は、少しやさしい感じ。肉の脂があまり得意でない方にはおすすめです。

「かて」としてうどんに添えられている小松菜とかき揚げの他に小さいおかずがついているのもうれしかった。肉汁うどんには煮しめが、かも汁にはひじきの煮物がついていました。

東村山地粉うどん(ミルフォードさん提供)
<写真を拡大>

東村山地粉うどん(ミルフォードさん提供)

ミルフォードさん 2軒で「村山かてうどん」を食べ歩いた後、狭山丘陵の縁をかすめるように東に向かい、わがふるさと、東村山市の「野口製麺所」へ。ここで「東村山産小麦」のみで打った「東村山地粉うどん」を初めていただきました。

MAYさん 比較的新しい店のうえ、かなり分かりづらい所にあるにも関わらず、お店にはひっきりなしにお客さんが訪れていました

 テラス席で、武蔵野の風景を楽しみながらいただいたのは、肉汁うどんしっぽくうどん釜玉うどんの3品。

「醤油に浸して食べるとか?」(MAYさん提供)
<写真を拡大>

「醤油に浸して食べるとか?」(MAYさん提供)

 肉汁は色も味も濃く醤油勝ちの味付けで、しっかりとした麺に合います。福岡の私の両親なら「なんだこれは? 醤油に浸して食べるとか?」と目を丸くしそうです。

 残りの2品は讃岐風の麺。

 色白でつるりとしていやさしいコシ。すするにもちょうどいい長さです。

 しっぽくの出しはどこまでも黄金色に澄んでいて上品。北海道出身の三月うさぎさんが「うちの両親だったら醤油を入れそう」と言うほど。

黄金色に澄んたしっぽくの出し(MAYさん提供)
<写真を拡大>

黄金色に澄んたしっぽくの出し(MAYさん提供)

 釜玉は、産みたて卵の濃厚な味が麺と絡んでそのままでも美味しい。お醤油をちょっと垂らしたら「TKG(玉子かけご飯)うどん版」っていうことで意見が一致しました。

 庭先の釜ではおでんがぐつぐつと煮えています。タマネギ丸ごとのおでんに惹かれましたが、大きさに躊躇してしまいました。

 店内のおでんと天ぷら、冷蔵ケースの瓶や缶の飲み物は自己申告制です

 庭先には様々なネギも栽培されていました。

おでんも(MAYさん提供)
<写真を拡大>

おでんも(MAYさん提供)

ミルフォードさん ここのお店、小麦は近所の農家に栽培してもらっているそうです。ただし生産量は限られ、出荷先はこの店のみだそうです。

 地元ではうどんを食べていなかったご主人が、讃岐うどんの美味しさに魅了され、本場で学び、地元でうどん店を開業したとのこと。「食べ物 新日本奇行」がきっかけで地元のうどん文化とその背景を知った自分と重なるものを感じ、ちょっとうれしくなりました。

 旅の最後は、東村山市内の東側、所沢街道沿いにある「ぼん天」で「東村山黒焼きそば」です。

「東村山黒焼きそば」(MAYさん提供)
<写真を拡大>

「東村山黒焼きそば」(MAYさん提供)

 店に向かう途中で、偶然にも、自分が卒業した小学校、そして幼稚園の脇を通りました。校舎を見たのは本当に久しぶり。周囲の様子はだいぶ変わってしまったけれど、ところどころにさつま芋や栗の畑が残っており、子どものころの「におい」が蘇ってきました。そうそう、多摩モノレールからはわが母校である高校のグラウンドと校舎も見えたっけ。

 東京実食編の旅は「食べ物 新日本奇行」そして「食べB」との出合いや、自分の50余年の人生を振り返る「上り列車」の旅となりました。

銀座・日本橋の名店めぐり〜都心編

のりトースト(千葉県出身ななさん提供)
<写真を拡大>

のりトースト(千葉県出身ななさん提供)

千葉県出身ななさん 都心組の卒業遠足、もとい東京都実食編、野瀬さんと同世代のおじさま方と待ち合わせしたのは神田でした。

エルパパさん 東京都編が「私の上り列車」ではなく、従来のパターンだったら「お江戸東京の食の方言はのりだ」と投稿したいと思っていました。

 品川沖が、江戸前の産地だったことから、この時期は、生のりが店頭に並びます。お江戸名物の立ち食いそば屋(実際は座れますが)でも、メニューにのりそばが普通に存在します。居酒屋のつまみにものりがあります。

バター醤油&のり(太ったオオカミなさん提供)
<写真を拡大>

バター醤油&のり(太ったオオカミなさん提供)

 ということで実食編都心担当のスタートは、神田の喫茶店でのりトーストです。

 バター醤油とのりが相性抜群です。モーニングなら、コーヒーおかわり自由でワンコインです。

太ったオオカミさん 事前のメールのやり取りで、都心組のテーマは「昔からの名店巡り」と決めていました。名店を巡る足として、東京メトロ、いや今回は「帝都高速度交通営団」と呼びましょう。地下鉄の1日乗車券を購入して、神田駅から三越前に移動しました。

カップで出しを味わう(太ったオオカミさん提供)
<写真を拡大>

カップで出しを味わう(太ったオオカミさん提供)

千葉県出身ななさん 日本橋に移動したおじさんたちはどんどん路地を進んで行きます。日本橋でも、大通り沿いを歩いていると、かつお節のお店があちこちにありました。

太ったオオカミさん まず「にんべん」が運営する「日本橋だし場」へ。カップで出しの違いを味わいます。かつお出しとかつお&昆布の合わせ出しを備え付けの醤油と塩で調味して味わいます。

「百貨店の大食堂」を探しに三越本店。しかし、大食堂が見当たりません。

「木村屋」のあんぱん(太ったオオカミさん提供)
<写真を拡大>

「木村屋」のあんぱん(太ったオオカミさん提供)

 タカシマヤ日本橋店では「ファミリー食堂」というネーミングにかつての大食堂の面影が残っていましたが、テナントのお店が中心でした。お子様ランチを確認できたのは、収穫でしたが…。

 ランチは銀座へ。銀座へ来たからには「木村屋総本店」を素通りにはできません。さすがにこれから昼食なので、3人でシェアして元祖のあんぱんを1個、いただきました。

千葉県出身ななさん 銀座では、カツカレー発祥の店という「グリルスイス」へ。

千葉さんのカツカレー(太ったオオカミさん提供)
<写真を拡大>

千葉さんのカツカレー(太ったオオカミさん提供)

 おじさんたちには、カキフライミックスフライはビールのツマミのようです。ビールを飲み終えたらカツカレー。

太ったオオカミさん「元祖カツカレー」の他に「ダブルカツカレー」「千葉さんのカツカレー」と3種類のカツカレーがあります。「元祖」はカツが60グラムのもの、「ダブル」はそれが2枚のったもの、そして「千葉さん」は120グラムのロースカツがのったものです。

「千葉さんのカツカレー」こそが、当時プロ野球・巨人の選手だった千葉茂さんが「カレーライスの上にカツレツをのせて」と注文した、カツカレー誕生のきっかけになったメニューです。

ボリューム満点(太ったオオカミさん提供)
<写真を拡大>

ボリューム満点(太ったオオカミさん提供)

 女将が店全体を見回せるところに座って、目を行き届かせているのも老舗の風格でした。

千葉県出身ななさん おじさんの食後といえば、コーヒーです。おじさんはなんで、コーヒーを飲むために、ランチの後にまた喫茶店に行くんだろう? 社会人になりたての私には大きな疑問でした。

 朝職場に着いたらコーヒー、客先に早く着いたらコーヒー、いったい1日何杯飲むんだろう? そんなことを思い出しながら、おじさんたちがかつて行ったというお店を目指します。

おじさん=コーヒー?(太ったオオカミさん提供)
<写真を拡大>

おじさん=コーヒー?(太ったオオカミさん提供)

 表通りの店はいっぱいだったので、通り1本入ったところにある「カフェ・ド・ランブル」へ。コーヒーだけのお店でしたが、私が知っている賑やかな銀座の中とは思えない雰囲気です。こじんまりとした居心地の良さが感じられます

 コーヒーに生卵の黄身を入れるという「カフェ・ウフ」にチャレンジできなかったことが、ちょっと心残りです。

太ったオオカミさん 最後は、神田でそばの予定でしたが、お店が大混雑でした。2人しか入れないとのことで、遠慮して先に浅草に向かい、駅の地下街の居酒屋で島焼酎をいただきました。

おそば屋の焼き鳥(千葉県出身ななさん提供)
<写真を拡大>

おそば屋の焼き鳥(千葉県出身ななさん提供)

 従来パターンだったら、東京都編では島焼酎とくさやは外せなかったでしょうね。

エルパパさん シメは、お江戸らしくそば屋で一杯。肴は、焼きのりとそば屋の焼き鳥。パリパリの香ばしさがお酒とピッタリでした。最後に盛りそばをいただいて美味しく終了。少し飲み過ぎたかな?

千葉県出身ななさん おそば屋さんの焼き鳥は串に刺さない、のだそうです。塩でいただきます。焼きのりは、箱に入って出てきました。

シメのごまそば(千葉県出身ななさん提供)
<写真を拡大>

シメのごまそば(千葉県出身ななさん提供)

 シメには、気になっていたごまそばを。ごまだれでもおそばを食べることがある、ということを東京に出てきてから知りました。でも、ごまだれをそば湯で割って飲むのは、今回が初めてでした。

「へぇ〜!」

 私、この日、人生でいちばん「へぇ〜」って言ったような気がします。

「昭和」が残るふたつの商店街〜下町編

駅前にあるフーテンの寅像
<写真を拡大>

駅前にあるフーテンの寅像

YKヒルビリーさん 今回、なかなか足を向ける機会のない東京の下町、城東に行きました。

 最初に向かったのは松竹映画『男はつらいよ』の舞台・柴又です。

 初めて乗った京成金町線は、高砂・柴又・金町のたった3駅だけの短い支線でした。柴又にはすぐに着きます。

 駅前広場にはフーテンの寅像が。左足の指を触るといいらしいですね。

柴又帝釈天(YKヒルビリーさん提供)
<写真を拡大>

柴又帝釈天(YKヒルビリーさん提供)

 土曜の朝ということで、広場では郷土史勉強ウォーキング大会の参加者たちが、全員集合を待っています。引率の先生の話に耳をそばだてると…。

『男はつらいよ』が上映されていた時代には、柴又には年間200万人ほどの観光客が訪れていたものが、現在は年間50万人ほどに減ってしまった。

 のだそうです。

 駅前から柴又帝釈天までは、こじんまりとした門前町があり、良い雰囲気です

柴又名物草だんご
<写真を拡大>

柴又名物草だんご

デスク 帝釈天のすぐ裏手には江戸川が流れていて、参道には川魚の料理店が軒を連ねます。

 せっかくなので、江戸川まで歩いてみました。

 そこには、歌で有名な「矢切の渡し」があります。週末だけ、手漕ぎの船が、観光用に航行しています。

 そして、門前町に欠かせないのが、甘いもの。矢切の渡しからの帰り道に『男はつらいよ』1作目から4作目まで「寅さん」の実家として撮影が行われた老舗「とらや」ののれんをくぐりました。

立石仲見世商店街
<写真を拡大>

立石仲見世商店街

 食べたのはもちろん名物の「草だんご」です。

 だんごというと「串」のイメージですが、店の中で皿にあんこが添えられた丸い草もちをフォークで食べました。

YKヒルビリーさん 柴又から立石まで、再び京成電車で移動します。

 立石も初めてなので、どんな場所かと緊張していましたが、商店街に入ってびっくり。あら、横浜にある自宅の最寄駅から数駅先にある「六角橋商店街」を少し大きくしたような感じ! 少し身近に思え、ホッとしました。

梅割
<写真を拡大>

梅割

 人気のもつ焼屋、寿司屋の前には大行列ができています。行列には若い、大学生風の人が多くてびっくりしました。ちょっとした観光地になっているようです。

デスク 僕らは、最も行列が長かった店の最後尾に並ぶことにしました。待つこと小1時間。やっと入れた店内は立錐の余地さえないほどです。

 飲むのは「梅割」。どんな飲み物かは、おかわりをするとすぐわかります。空いたグラスに一升瓶から焼酎を注ぎ、そこに梅シロップが加わります。

レバーとガツ
<写真を拡大>

レバーとガツ

 口当たりはいいのですが、アルコール度数が高いので、要注意です。

 食べたのは、まずレバーとガツ。

 YKヒルビリーさんの好みで塩で。噛み応えたっぷりで、梅割が進みます。

 煮込み

 さまざまな部位のモツがしっかり煮込まれています。

 そしてもうひと皿。シロとアブラ。やはり塩で。

シロとアブラ
<写真を拡大>

シロとアブラ

 シロはトリミングがしっかりしてあったのですが、アブラはまさに脂身そのもの。しかもYKヒルビリーさんが苦手とのことで、これまた大ぶりの脂身をふた串、すべて平らげることになりました。

YKヒルビリーさん 店内撮影禁止、撮っていいのは自分の手もとだけ。幅が狭くて長いテーブルなので、奥の人が出るときは手前の人がいったん席を立つ…数々の「ローカルルール」と梅割りの濃さ、もつ焼きの具の大きさにはちょっとびっくりでした。

2005年1月24日のことでした
<写真を拡大>

2005年1月24日のことでした

デスク 腹ごなしに、しばし立石を散策します。おでん屋とおでん種屋の「二毛作」、かつて野瀬が三林京子さんと訪れた鶏半身揚げの「鳥房」と串カツの「100円ショップ」。さらには、食品スーパーの売り場にテーブルと椅子があって、惣菜で飲める「倉井ストア」などを駆け足で回りました。

「倉井ストア」が土日定休になってしまったのが残念

 昭和がそのまま残る立石の商店街ですが、京成電車の立体交差化に伴い、僕らが歩いた商店街は、今後再開発されるとのこと。ちょっと寂しいですね。

巨大チキンカツ(YKヒルビリーさん提供)
<写真を拡大>

巨大チキンカツ(YKヒルビリーさん提供)

YKヒルビリーさん このあと、木場の東京都現代美術館、門前仲町の富岡八幡宮深川不動など、移り変わる下町をブラブラしました。

 そして、砂町銀座商店街へ。ここは下町商店街のワンダーランドです。人の顔より大きなチキンカツが200円…、素晴らしい惣菜の数々…。この近くに住んだら大変ですね! ゼッタイ太りそう。

デスク 実はこの日、スケジュールを勘違いしていて、1時間早く、かなりバタバタで砂町銀座商店街を通り過ぎてしまいました。そこで翌週、改めて訪れ、夕食の買い物をしてきました。

立石と砂町銀座が融合したカツカレー
<写真を拡大>

立石と砂町銀座が融合したカツカレー

 まずは、前菜として総菜屋でこんにゃくの南蛮煮えびサラダを200グラムずつ。ぴりっと鷹の爪が効いたこんにゃく、美味しかった。

 そして酒のつまみにやきとり。これまた、ひと切れひと切れが大きいの何のって。

 で、メーンディッシュはカツカレーにしました。YKヒルビリーさんがびっくりした人の顔大のチキンカツと、これまた巨大なハムカツを購入。カレーは、取材のときに柴又の仲見世通りで買った立石製のカレールーで作ったものです。

大宰府といえば梅ケ枝餅、亀戸ならくずもち
<写真を拡大>

大宰府といえば梅ケ枝餅、亀戸ならくずもち

 買い物の帰りに亀戸天神にも寄ってきました。藤の花が有名です。太鼓橋の上から眺める藤棚と本殿、そして背景には東京スカイツリー。春になるときれいなんです。

 そうそう、実食編でしたよね。太宰府天満宮が梅ケ枝餅なら、亀戸天神はくずもちです。参道から蔵前橋通りに出たところにある老舗の「船橋屋」で買って帰って食べました。

YKヒルビリーさん そして、東京実食編の終点は浅草です。東京を代表する大観光地・浅草には世界中から善男善女がいっぱい。みんな楽しそうでいいですね。

たぬき豆腐
<写真を拡大>

たぬき豆腐

デスク ということで、3方面の参加者が集まる最後の打ち上げは、浅草寺裏の奥浅草にある「ニュー王将」でした。

 地元の靴職人さんらが通う「地元の洋食屋」です。メンチカツハムカツカツ煮をほおばりながら、キンミヤ焼酎のチューハイをあおります。冷奴に天かすがのった「たぬき豆腐」なんてのも、いかにも下町らしいメニューです。

 シメにはソース焼飯も食べて、東京実食編の夜は更けていきました。

野瀬 私は別用があって参加できなかったが、どのコースに加わっても途中でへたり込んでいたことであろう。皆さん、一体どんだけ食べたの?

 ともあれ、爆食爆飲の裏に、年齢相応のしみじみ感が漂っていていい遠足になったのではないか。この連載が終わってもときどき集まりましょう。



電子書籍「文学食べ物図鑑(上)」発売

文学食べ物図鑑(上)

 文学作品にさりげなく登場する食べ物や食事の風景。そこには当時の世相が映されている…。

 毎週日曜日、野瀬が日本経済新聞本紙に連載している「文学食べ物図鑑」が電子書籍になりました。

 本書(上)には、1〜11回を収録しています。お求めは、日経ストアから

 今後、(中)(下)も出版予定です。ご期待ください。


東京都編「私の上り列車」(その1) トンカツにカラシをつけますか?

東京都編「私の上り列車」(その2) 武蔵野うどんを「肉汁」で

東京都編「私の上り列車」(その3) おしまいです


 

●筆者(特別編集委員 野瀬泰申)へのお気軽メールはこちら(tabeb@nex.nikkei.co.jp

2015年12月18日

【PR】

【PR】

【PR】

大人のレストランガイド

大人のレストランガイド

NIKKEI×ぐるなびが提供する、大人のためのグルメガイド。接待や会食、ビジネスシーンなどにおすすめのお店情報をご紹介。

ぐるなびWoman

ぐるなびWOMAN

女性のための女子会・デートのグルメ情報サイト。おすすめのレストランや居酒屋をこだわりやシーンに合わせて検索できます。

ぐるなびWedding

貸切パーティコレクション

企業向け貸切、OB会etc… 少人数〜大人数でも貸切OKのレストラン

結納・顔合わせ

特別な日を過ごすための完全個室のお店情報や、マナー・段取りまで

このサイトについて

日本経済新聞社について