第134回 島根県ご当地グルメ(その1) はい、ストかまです

特別編集委員 野瀬泰申


 出雲大社をはじめ多くの神々が宿る歴史ある島根県。出雲・石見・隠岐の3国からなり、農作物にも海産物にも恵まれた豊かな食文化を持っています。
 現在出雲大社では60年ぶりの遷宮が行われており、例年になく注目度が高まっています。そんな島根県の「食」の魅力を皆さんからメールで寄せられる情報とともに掘り下げていきます。
 出雲ぜんざいをはじめ、甘味、和菓子も多く、話題に事欠きません。その証拠に、すでに多くの情報が届いています。いつになく盛り上がりの予感にあふれた島根県編、満を持してスタートします。
 今週のおかわりは、初回恒例、デスクによる在京アンテナショップ「にほんばし島根館」のリポートです
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きょうのお弁当。目指せ1日30品目!(本文と関係ありません)
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きょうのお弁当。目指せ1日30品目!(本文と関係ありません)

 皆さんは大型連休をいかが過ごされたろうか。

 私は休みがカレンダー通りだったので近場の旅にでも出ようかと思っていたのだが、書かなければいけない原稿が山ほどあったため結局、家で仕事。

 といっても1日中仕事をする気にもならず、午前中はパソコンに向かったものの、午後からはウォーキングとかお風呂とかスーパー巡りとか、うろうろする毎日だった。

 後半に1泊で豊川に行った以外はそんな風で、何だか老後の練習をしている気分であった。

大型連休、デスクは青森・野辺地で名物の茶粥を食べた(本文と関係ありません)
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大型連休、デスクは青森・野辺地で名物の茶粥を食べた(本文と関係ありません)

 たまに同期のおじさんに会うと「もうじきリタイア。うれしいな」などと言うやつが多い。地域のボランティア活動に専念するのだとか、海外の山をトレッキングして回るのだとか、実に楽しそうに語るのである。

 しかしながらこれといった趣味がないまま1年半後にリタイアの時期を迎える私は、何をしていいかわからない。

 古文書の勉強でもするかな。

 さて今週から島根県編がスタートする。

 島根県出雲市は「ぜんざい」発祥の地。愛Bリーグ加盟団体「出雲ぜんざい学会」の田邊達也会長が、その辺の事情を書いて送ってくださった。

出雲ぜんざい(田邊さん提供)
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出雲ぜんざい(田邊さん提供)

 ぜんざいは、出雲地方の「神在(じんざい)餅」に起因しています。出雲地方では旧暦の10月に全国から神々が集まり、このとき「神在祭(かみありさい)」と呼ばれる神事が執り行われます。そのお祭りに振る舞われたのが「神在(じんざい)餅」。その「じんざい」が、出雲弁(ずーずー弁)で訛って「ずんざい」、さらには「ぜんざい」となって、京都に伝わったと言われています。
「ぜんざい発祥の地は出雲」の史実をもとに平成19年から町おこしの核としての役割を果たし、今や出雲大社周辺を中心に提供店が20以上あり、レトルト品は東京の有名デパートでも取り扱われています。また関連の「ぜんざい餅」「ぜんざいロール」「ぜんざいパン」などにも波及して、大きな経済効果をもたらしています。

B−1唯一のスイーツ系
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B−1唯一のスイーツ系

 かつて「食べ物 新日本奇行」で「甘く煮た小豆にお餅が入ったものを何と呼ぶ?」と聞いたところ西日本は完全に「ぜんざい」、東日本は「おしるこ」であった。境界線は糸魚川―静岡構造線と一致した

 おしるこが生まれたのは江戸時代だが、ぜんざいの祖型は恐らく出雲古代国家時代に遡る。

 東京の甘味屋には、ぜんざいのことを「田舎しるこ」などと呼んでメニューにのせているところがあるが、ご先祖さまを田舎モン呼ばわりしてはいけない。もっと尊敬しなさい。

 B−1会場における出雲ぜんざいは唯一のスイーツ系出展料理として不動のオンリーワンの座にある。ソース系、コナモン系に疲れた胃袋に喜ばれている。

バラパン(田邊さん提供)
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バラパン(田邊さん提供)

MNo.1

 出雲市「なんぽうパン」が昭和29年ごろ、バラの花をイメージして作った「バラパン」。昔と変わらない生地やクリームは、とても懐かしい味。出雲では知らない人はいません(出雲ぜんざい学会の田邊さん)

これもバラパン?
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これもバラパン?

 いきなり私の好きな分野に直球を投げ込まれた。

「バラパン」。いいなあ。

 高知の帽子パン沼津ののっぽパン呉のメロンパン……。全国各地に名物パンがあるが、出雲はバラパンかあ。

「猪巣」(福泉堂提供)
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「猪巣」(福泉堂提供)

MNo.2

 松江は和菓子が有名ですが、実は出雲の斐川町直江にある福泉堂さんの和菓子はこだわりの少量生産なこともあるのでしょうが、本当においしくて結構売り切れてしまいます(島根では珍しい)。
 中でも「猪巣(ししす)」はここの代表的な昔から伝わるおまんじゅうで、鹿の子豆も入った上品なこしあんが口の中ですっと溶けます。まんじゅうの皮もほろほろとくずれておいしいです。
「栗バターどら焼き」はあんことバターのコラボ。栗も入ってボリュームもあるのですが、あんの甘さとバターのしょっぱさが絶妙でペロリと食べられてしまいます。
「いちご大福」はその季節に帰省したことがないので食べていませんが、聞くところによると白あんで本当に素材にもこだわった新感覚の大福のようです(シングーさん)

 斐川町は出雲市と宍道湖の中間にある。山陰本線の駅が「直江」なので、店はその近くにあるのであろう。

「栗バターどら焼き」(福泉堂提供)
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「栗バターどら焼き」(福泉堂提供)

「猪巣」とはお菓子の名前にしては珍しい。広辞苑にも出てこない。それで少し調べてみたら、出雲地方では刈った稲ワラを田んぼの中に円すい形に積む。これがイノシシの巣に似ていることから「猪巣」と呼ぶ。

 お菓子の名前は懐かしい農村風景から来ているらしい。

「栗バターどら焼き」。バターとあんこは昔から全国のパン屋さんでもタッグを組んでいる。

「あんバタ」の仲間である。

 島根県編は甘いものから始まった。実は次のメールのものと一緒に胃袋に流し込むと至福の時間が訪れるのである。

木次牛乳(いけずな京女さん提供)
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木次牛乳(いけずな京女さん提供)

MNo.3

 どっか旅行に出かけたら、必ず地元のスーパーへ行って地パンと地牛乳を探します。あっ、地元の酒屋で地酒も探しますけどもちろん。
 なんで「地パンと地牛乳」かっていうたら、そのメーカーの製品が学校給食で使われている確率が高いからです。
 文字通り、地元の方々の血となり肉となるそれは、伝統食とは別の意味でソウルフード。特に、牛乳は土地の風土を色濃く反映していると思われませんか?
 島根県で牛乳と言えば、思いつくのは奥出雲の木次(きすき)牛乳。
 雲南市木次町にある木次牛乳さんは、自然豊かな奥出雲で飼育された健康な牛から搾った新鮮な牛乳をつくっておられます。
 その自然な風味、おいしさ、そして栄養を生かすために低温殺菌にこだわり、実は日本で初めて本格的な低温殺菌牛乳を発売(昭和53年)したのが木次乳業さんなんですよ。
 もちろん、その牛乳は地元の学校給食に出されています。
 その味は……奥出雲の森から流れ出る清流の如し。
 アンテナショップで販売していたら、ぜひともゲットしてください(いけずな京女さん)

にほんばし島根館では週2回入荷
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にほんばし島根館では週2回入荷

 牛乳好きの私にはたまらん話である。お隣の鳥取県実食編では「白ばら牛乳」をごくごくやり、岡山県真庭市に行ったときには蒜山高原の特濃牛乳に耽溺した。

 バラパンに木次牛乳で決まりだね。

デスク 木次牛乳は、今週のおかわりで紹介したにほんばし島根館で常時販売しています。東京で、興味のある方は日本橋へGO!

 拙宅の近所のスーパーに売っていたので買いましたよ。

 話題が奥出雲に及んだので。

奥出雲葡萄園 ふわトロ卵のオムライス(西村さん提供)
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奥出雲葡萄園 ふわトロ卵のオムライス(西村さん提供)

MNo.4

 現在、雲南市では雲南市農商工連携協議会(H21年発足)を中心に地域素材を使ったご当地産品づくりに取り組んでいます。ご当地グルメの開発については「たまご(うんなんたまごプロジェクト)」「唐辛子(うんなんスパイスプロジェクト)」で取り組みを開始しています。
 たまごでは個性豊かなオムライスを市内20店舗で提供中です。長年愛されている定番オムライスのほか、新作オムライスも多数あります。
 雲南地域では、昭和40年代から養鶏が盛んで、戦後発展期の代表的な事例として「大東町方式(現在の雲南市大東町)」が紹介されています。この方式は、農家それぞれが50羽程度の養鶏を行い、町ぐるみ村ぐるみとなって養鶏の産地化を目指すもので全国的に注目されていました。現在でも、市内9か所の養鶏場において約20万羽の鶏が飼養されており、年間約6千万個の卵が生産される産地です。
 また大型の唐辛子を神話にちなんで「オロチの爪」と命名し、それを活かしたご当地グルメ(うんなんオロチの焼きタンタン)を市内2店舗で提供中です。
 雲南市では有害鳥獣による農作物の被害が多発していたため、有害鳥獣の嫌う作物である「唐辛子」に目をつけ、生産振興を図っています。現在では、大型の唐辛子である品種に「オロチの爪」と命名し、農産加工品やご当地グルメの開発を行っています(雲南市産業推進課の西村さん)

 たまごの開発グルメと言っても、ゼロから作るのではなく懐かしいオムライスの保存と進化ということであるので安心感がある。

うんなんオロチの焼きタンタン(西村さん提供)
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うんなんオロチの焼きタンタン(西村さん提供)

 東京や大阪にはオムライスの専門店があって、そのメニューの豊富さには驚かされるが、私はやはり昔の食堂で食べたオムライスが一番好き。好き好き好き。

 出張先でもついオムライスを食べてしまう。最近食べたので「絶品!」と声をあげたのは郡山の三松食堂のオムライスである。

 唐辛子のなんとかタンタンは辛そうなのでコメントしない。

デスク 辛そうなので、ぜひ食べたいです。

 海に行こう。島に行こう。

隠岐のいわがき(亀澤さん提供)
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隠岐のいわがき(亀澤さん提供)

MNo.5

 隠岐西ノ島の代表的なグルメ「隠岐のいわがき」です。1992年、西ノ島の中上光(なかがみ ひかる)氏の手により日本で最初に人口種苗による「いわがき」の養殖技術の実用化に成功。養殖いわがきの元祖は隠岐西ノ島なんです!
 隠岐の栄養豊富で美しい海で育てられた「いわがき」は濃厚な味わいと独特のうま味を持ち元祖の名にふさわしいものです。
 西ノ島の養殖いわがきは衛生面にも細心の注意を払い、紫外線滅菌海水で20時間以上浄化行程を全ての業者に義務付けているのでワンランク上の安全性を誇っています。
 3月〜6月ごろまでが旬で、まさに今が食べごろです!
 また西ノ島では昔からサザエが豊富に捕れることから観光客に楽しんでいただけるように、新しい「ご島地グルメ」として「西ノ島サザエ丼」を開発しました。
本土からのフェリーが着く別府港ターミナルより徒歩3分「コンセーユ」で食べることができます。
 アツアツのご飯の上にアラメ、メカブ、サザエ、そして半熟の卵をのせて完成。
 サザエはアラメ、メカブといった海草類を食べて大きくなります。「西ノ島サザエ丼」はサザエとサザエの餌となる海草類のコラボ丼なんです!(西ノ島観光協会の亀澤さん)

西ノ島サザエ丼(西ノ島観光協会の亀澤さん提供)
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西ノ島サザエ丼(西ノ島観光協会の亀澤さん提供)

 このような美味しそうなものなら、どんどん開発していただきたい。というか店が1軒なのでグルメの開発というより新メニューの開発であろう。

 東京のスーパーではなかなかいい値段がついているサザエだが、産地では安い。しかも新鮮。出しで煮てあるから柔らかい。

 これ食べてみたいな。

ストかま(出雲ぜんざい学会の田邊さん提供)
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ストかま(出雲ぜんざい学会の田邊さん提供)

MNo.6

 かまぼこにストローが巻いてある。それを聞いて「えっ!?」と思われる人も多いのではないでしょうか。しかし地元では「ストかま」と呼ばれとても親しまれており、地元では違和感を持つ人はいないでしょう。
 ストローを1つひとつはずしてだんだんとかまぼこが現れるなんともいえない高揚感は、是非とも体感していただきたいですね。味の方はと言えば、ほんのり塩が効いてそれでいて魚本来の風味が活きており、個人的にはわさび醤油をつけて食べるのがオススメです。
 ストかまの中には「おおだブランド」に認証されている商品もあり名実ともにまさに地元の食べ物です(大田市産業企画課の郷原さん)

だんだんとかまぼこが現れる(出雲ぜんざい学会の田邊さん提供)
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だんだんとかまぼこが現れる(出雲ぜんざい学会の田邊さん提供)

 ストローかまぼこ、略してストかま。

 全国的には「すまき」と呼ばれているものである。特に四国のものが知られる。

 私が子どものころは麦わらで巻いてあった。それを1本ずつ外すのが楽しかった。

 それがいつのまにかストローで代用されるようになったが、まあいいか。

 海のものではないけれど、これはマスト。

どじょう(野々村さん提供)
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どじょう(野々村さん提供)

MNo.7

 島根県安来市では市内約10店舗でどじょう料理を食べることができます。なぜ安来市でどじょう料理かと言えば、理由は単純。
 安来市は民謡「安来節」の発祥の地。安来節と言えば「どじょうすくい踊り」も有名です。ならばどじょうを名物にしてしまおう、ということで平成11年から養殖事業をスタート。その後、事業は順調に進み今では約10店舗で唐揚げ・柳川・佃煮などの料理が提供されています。
 小ぶりのどじょうを使うので丸ごとパクリ。もちろん栄養満点で、美容にもいいとかで定番のグルメになりつつあります。
 目指すは、自分で掬ったどじょうを料理して食べることです(安来市商工観光課の野々村さん)

どじょうすくい踊り(野々村さん提供)
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どじょうすくい踊り(野々村さん提供)

 今週は県内市町村の行政マンが頑張っている。

 それはともかく安来節である。いまの若い人の中には「?」の人もいるであろう。

 安来節が誕生したのは江戸中期らしい。船頭歌や出雲節などから……さっき広辞苑で調べたが忘れたので省略。

 ともかく軽快なメロディーにのせて踊る「どじょうすくい踊り」は代表的なお座敷芸で、大正から昭和にかけて全国的な人気を誇った。その辺のことは何かの本で読んだのだが、詳しいことは忘れた。

どじょう料理(野々村さん提供)
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どじょう料理(野々村さん提供)

 安来市には「安来節演芸館」があって、毎日生の民謡が聴けて、生のどじょうすくい踊りを見ることができる。どじょう料理も食べられる。

 野々村さんのメールによると、どじょうの養殖が始まったのはいまから14年前ということだが、もっとずっと前から名物料理化が進んでいたとばかり思っていた。

 演芸館の近くには温泉がある。実食編の有力候補地に入れておきたい。

シイラ(島根県提供)

シイラ(島根県提供)

MNo.8

 初めて島根に行ったのは大学生のとき。インターンシップで夏休みの2週間、島根の第1次産業にどっぷり浸かったのでした。以来、私はすっかり島根の虜で、心のふるさとは三瓶(さんべ)山です。ちなみに愛媛にあるのは三瓶(みかめ)町。
 そのとき食べたもので印象に残ってるのはシイラの鍬焼き(だったはず。すき焼き? いや、鍬焼きって言ってたはず……あいまい)。味付けは完全にすき焼きで、よく煮られたナスと新鮮なシイラが美味しかったなあ。
 島根は放牧も盛んです。ただし乳牛ではなく肉牛でもなく、子取り牛。つまり山で足腰丈夫に育った牛から生まれたたくましい子牛を肉牛ブランド地に高く売るという体制。
 放牧される牛を見ながら食べた牛肉はしっかりしててとっても美味しかったです。もちろん放牧ジャージーの牛乳(さらに低温殺菌)も超美味しい!!(松山の坂本さん)

 すき焼きの語源は農具の「鋤(すき)」で鳥の肉を焼いたからというが「鍬(くわ)」でも可能。私も「くわ焼き」という料理を食べたことがある。

滋賀で食べた「ウナギのじゅんじゅん」
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滋賀で食べた「ウナギのじゅんじゅん」

 ともかくシイラのすき焼きは珍しい。私は日生でサワラのすき焼きを食べたが、海が近いところには魚のすき焼きがけっこうある。

 滋賀実食編で食べたのはうなぎのすき焼きであった。

デスク 島根県東京事務所に問い合わせてみたところ、三瓶山がある大田市の郷土料理が「へかやき」という魚のすき焼きなのだそうです。坂本さんが食べたのはおそらくシイラの「へかやき」なのではないか、とのことでした。

 話しは一転してお餅の食べ方。

MNo.9

レッツ、トライ!(デスク)
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レッツ、トライ!(デスク)

 私の母は島根県の鹿足郡の出身です。母のお餅の食べ方をご紹介します。
 あんこを中に入れた丸餅が固くなると焼き、茶碗に入れ、そこにほうじ茶を注ぎます。まるでお茶漬けのようです。お餅を熱いお茶に浸すとじきに柔らかくなり、お茶をすすぎながら食べていくと、中のあんこが出てきて、食べかけのあんころ餅のようになります。
 焼いて香ばしく、お茶で浸して柔らかく、あんこをまぶしてあんころもどきと、3つの楽しみ方のできる食し方です。
 子どものころから母がよくこうして食べていましたので、何の疑問も持ちませんでしたが、結婚してからお餅大好きの夫がその食べ方を「おかしい」というので、そこで初めてそんなものかと思いました。
 この食べ方は島根県ならではのものなのでしょうか。似たようなお便りが他にもあれば教えてください(大阪の石川さん)

デスクが食べた青森・野辺地の「けいらん」。すまし汁にあんこ餅が入っている
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デスクが食べた青森・野辺地の「けいらん」。すまし汁にあんこ餅が入っている

 はてこのお餅の食べ方に地方性はあるのであろうか。それとも石川さんのお母様の単独得意技であったのか。

 情報を待ちたい。

 前回の栃木実食編で「栃木では赤飯に紅ショウガ」と書いたら「kiyotomo(さいたま)」さんからこんなメールが届いた。

栃木の紅ショウガ付き赤飯(碓氷さん提供)
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栃木の紅ショウガ付き赤飯(碓氷さん提供)

 北海道の旭川周辺でも赤飯に紅ショウガをのせます。地域メジャーな甘納豆の赤飯はもちろん、稀な普通の赤飯にも、稲荷寿司、おこわ飯にものりますが、千切りではなく紅ショウガをスライスしたものが1、2枚のります。
 子供のころから貧乏クサイといって千切りは箸やすめに使わなかったような気がします。アレ! メール書いてて思い出したけど白飯にもかやく飯にもそれがのってた気がします。
 焼きそばには千切りです。全道的にどうなのかは不明です。いろんな所からいろんな文化が入り融合していますから折衷案的に省略したり、気候風土に合わせたり東西南北かなり多くの地域性が発生していると思いますのでこの、メールは旭川地域のことだと思ってください。くれぐれも「北海道は」的な紹介ではありません。

東京ではカレーにも紅ショウガ
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東京ではカレーにも紅ショウガ

 ということで旭川でも赤飯に紅ショウガ。しかも千切りではなくスライスである。

 白いご飯にも稲荷寿司にもかやくご飯にも紅ショウガ。

 久留米でも稲荷寿司には紅ショウガであるが……。

 お気づきのように今回はあえて県庁所在地の松江に触れていない。次回は松江をフューチャーしたいので松江メールを待つ。

(特別編集委員 野瀬泰申)

★今週のおかわりは「にほんばし島根館に行ってきました」です。ぜひお読みください。

島根県編(その2) ゆで・ソフト・スパゲッティ式・めん

島根県編(その3) 市民がアイス安来のキャンデー

島根県編(その4) へかやき、うず煮、うずめ飯


 


●筆者(特別編集委員 野瀬泰申)へのお気軽メールはこちら(tabeb@nex.nikkei.co.jp

2013年5月17日

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