第27回 高知県実食編 いきなりマヨネーズラーメン

坂本さん、野瀬は欠席ぜよ
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坂本さん、野瀬は欠席ぜよ

 今回は一芸クンによる孤軍奮闘高知実食編である。

 (「食べBって何?」という方は「食べB入門編」をご覧下さい。食についてのメール投稿先はこちら)

 最初にお断りしなければならないことがある。

 文章が長い。とてつもなく長い。

 長いがリアリティーがある。登場人物が動いている。声が聞こえてくる。匂いがする。音が流れる。読むだけで満腹になる。「そこまで食べなくてもいいじゃないか」と言いたくなる。

 そして現地で一芸クンを迎えてくれた皆さんの人情というか、優しさに胸が熱くなる。日本にはいい人がいっぱいいるぞ。

 豪雨の中、移動手段を絶たれた一芸クンをはるばる車で迎えにきてくれた人。荒れる海に出て漁をしてくれた人。定休日なのにわざわざ店を開けてくれた人。

ホネが折れました
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ホネが折れました

 本当にお世話になった。私は骨折のため現地入りを断念せざるをえなかったが、松葉づえを突きながら一芸クンともども心からお礼を申し上げたい。

 でもやっぱり文章が長い。何回かにわけてお読みいただくのもいいかもしれない。と書きつつも、皆さんは恐らく一気に最後まで読まれるのではないかと思っている。

 写真に隠された一芸クンの「遊び」もお楽しみいただければと思う。最後に映像リポートもあるがぜよ。

 次回から富山県編。メールと写真を待っています。

 

◇     ◇

 

10月2日(土) am 8:00

 土曜日。翌日から高知に入る予定だった私はこの日完全なオフで、朝の寝床を楽しんでおりました。そろそろ起きて「朝だ!生です 旅サラダ」でも視聴しようかと考えたそのとき、携帯電話の着信メロディー、AKB48の「マジスカロックンロール」が部屋中に鳴り響きました。

「はい、一芸です」

「もしもし、野瀬だけど。昨夜足を怪我しちゃってね。折れてるかもしれない。これから病院に行くけど、高知に行けるか微妙。また電話する」

 ぷちっ。

 どうも悪い夢を見ているようです。もう一度寝て、起き直すことにしましょう。

 

am 10:30

 再び鳴った携帯電話で目を覚まします。

「もしもし、野瀬だけど。やっぱり折れてた。高知は任せる。よろしく」

 ぷちっ。

 どうやら現実を受け入れなくてはならないようです。さて困った。高知での取材にあたり、多くの方々に協力をお願いしていることもあり、キャンセルするわけにもいきません。

 何か起きたらまず現場に向かえ。社会人になってすぐにたたきこまれた鉄則に従い、予定を前倒しして高知に向かうことにしました。大急ぎで旅行カバンに着替えと持病の薬、資料と撮影機材と充電器具と枕を詰めて高知に出発です。

 

pm 6:00

本編にも登場、野瀬が発見した「卵の入った練り物」看板を高知龍馬空港で確認
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本編にも登場、野瀬が発見した「卵の入った練り物」看板を高知龍馬空港で確認

 高知龍馬空港からバスで高知市内に入り、ホテルに腰を落ち着けましたが重大な問題がひとつ。読者投票第1位の「高知市某喫茶店の冷凍チャンポン」は野瀬特編しか場所を知らないのです。(「読者投票の結果は福島編第3回参照

 本人に電話して聞くと「とても口では説明できない」。自分も生来の方向音痴ときています。読者の皆様、せっかく1位にしていただいたのに、謎のチャンポンのリポートは断念します。申し訳ありません。

 

pm 8:00

 おおむね準備も整ったので、夜の高知市内を歩くことに。東京はすっかり秋の気配で、朝夕は寒く感じるほどですが、南国土佐の夜はまだ暑さが残っています。

高知の屋台と、マヨネーズラーメン
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高知の屋台と、マヨネーズラーメン

 繁華街方面に足を延ばすと、あちこちに大小さまざまな屋台が立ち並んでいます。これが高知の夜の日常風景。餃子が人気らしいのですが、自分が食べるのは読者投票第3位の「ラーメン」。それも「マヨネーズラーメン」限定です。

 高知編第3回でA-changさんから寄せられた情報によると、マヨネーズラーメンを食べられる店は4軒あり、うち1軒はトッピングにマヨネーズを選べる、というものでした。ということは、少なくとも3軒の店に「マヨネーズラーメン」というメニューが出ているはずです。

 いくつかの屋台をのぞき込みながら探していると、ありましたマヨネーズラーメンの文字。さあ実食、と行きたいところですが、やや抵抗があるのも事実です。マヨネーズは嫌いではありませんが、何にでもマヨネーズをかける、いわゆるマヨラーではありません。初めてマヨラーと聞いたときは、川崎麻世を敬愛する人たちのことかと思ったぐらいです。

 覚悟を決めて屋台に座り、マヨネーズラーメンを注文。バターラーメンのように、すでに味のついたスープにマヨネーズを加えるのかと想像していましたが、作るところを見ていると違いました。通常、ラーメンのスープはどんぶりに醤油味などのタレを入れ、そこに鶏ガラや野菜を煮込んで作った出汁を注いで完成させますが、このタレの代わりにマヨネーズを使うのです。

 出てきたマヨネーズラーメン。おっかなびっくりスープをすすってみると、マヨネーズの酸味がストレートに出ており、なかなかの美味。昔、味噌ラーメンにレモンを入れるとうまい、と聞いて試したことがあるのですが、印象としてはそれに近いでしょうか。

マヨネーズラーメン 2杯目
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マヨネーズラーメン 2杯目

 屋台のラーメンらしく、ボリュームもほどほどで、しかも酸っぱさの利いたサッパリ風味ですから、食べた後も胃にもたれません。案ずるよりは産むが易しでした。

 いい気持ちで歩いていると、マヨネーズラーメンを出す3軒の店は近接していることが分かりました。待てよ。マヨネーズラーメンの店が3軒ある、という情報に基づいて実食するのだから、3軒とも食べるのが自分の仕事ではないのか?

 そうです。ただでさえ野瀬特編が欠席でパワー不足の実食編。ここは景気づけに3杯食べてみようではありませんか。

マヨネーズラーメン 3杯目
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マヨネーズラーメン 3杯目

 立て続けにあと2杯のマヨネーズラーメンをいただきます。うち1杯はスープの上からも豪快にマヨネーズをかけていました。サッパリ風味の一品ですが、3杯も食べるとズッシリきます。過ぎたるは及ばざるがごとし。落語「酢豆腐」のオチではありませんが、マヨネーズラーメンは一杯に限りやす。

 ホテルに戻って各種バッテリーを充電しつつ就寝。今夜は酸っぱい夢を見られそうです。

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