第4回 青森県(その3) 十和田には「栄作堂」があった

このルーツが判明した(舌校長さん提供)
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このルーツが判明した(舌校長さん提供)

 メールが来る。どんどん来る。初めての方からわんわん来る。実にありがたいことである。

 他地域の方からの質問に答えてくださるメールもある。遠い昔を思い出した内容のメールも目立つ。読んでいて実に楽しい。


 ところで私は4月6日の夜、NHKラジオの「おしゃべりクイズ 疑問の館」という生番組にこっそり出演していたのだが、某同人に聴かれていたことがメールによって判明した。テーマは「うどん」であった。ゲストは中村メイコさん、神津カンナさん母娘で、私がクイズの正解を言い解説をするという役回り。あっという間の1時間であった。

 その中で「最近気になるうどんは?」と聞かれた私は「山形のひっぱりうどん」と答えたのである。村山地方を中心に冬場に食べられる家庭料理で、そば地帯と思われている地域でも盛んにうどんを食べることを証明する物件である。

 テーマが「山形」になった折にまた触れたい。というか一度食べてみたい。


油麩丼
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油麩丼

 先週は「B−1グランプリ」を主催する愛Bリーグの総会に出席するため厚木に行ってきた。その場で地元実行委員会から開催要項の説明があったが、壮大なイベントになりそうである。

 現在、愛Bリーグ本部加盟団体だけで50近くある。そのほとんどが出展したら一体どういうことになるのか。運営方法など十分に検討する必要がある。開催は9月の18、19日だが、あっという間に本番を迎えることになるであろう。忙しくなるぞ。


 総会後の懇親会でいくつかのことを知った。

(1)昨年秋に開かれた横手B−1の決算書によると、開催費用3500万円に対し、2日間の直接経済効果は13億円。実に40倍に上った。以後も毎年7億3000万円の効果が見込まれる。ホテルの稼働率が高くなり、やきそば専門店が急増している。土日はタクシーが忙しい。

(2)「油麩丼」で横手B−1に初出場した宮城県登米市では、何もしないのに観光客が3割増えた。毎年観光客の姿が途絶える冬場にも大勢の人がやってきて油麩丼を食べて行ったそうである。


詳細は(http://www.nikkeipr.co.jp/nikkeiB-1/)
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詳細は(http://www.nikkeipr.co.jp/nikkeiB-1/)

 このようなことが全国で起きつつあるから、税金を使わずに地域を元気にしたい各地の関係者から愛Bリーグのもとに講演依頼が引きも切らず、理事長や事務局長は席が温まる暇がない状態である。そこで愛Bリーグ主催でフォーラムをやることにした。

 6月2日。場所は東京・大手町の日経ホールである。詳細はここから(http://www.nikkeipr.co.jp/nikkeiB-1/)ご覧いただきたい。定員が600人なので、すぐに満席になる可能性があると担当者は言っている。

 講師の3人が酒の席や会議の場以外で顔をそろえることは滅多にない。私も楽屋でしっかり聴きたいと思う。


 さて青森県である。

 前回、ご質問をいただいた「むし太郎」。このようなお答えをいただいている。


「しみ餅」。我が家では「干し餅」と呼びます。いまはとてもカラフルになっています(40手前の十和田っ娘さん提供)
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「しみ餅」。我が家では「干し餅」と呼びます。いまはとてもカラフルになっています(40手前の十和田っ娘さん提供)

MNo.(メールナンバー)26

 十和田の「むし太郎」が紹介されていたので、私からぜひ説明しなければと思いメール致しました。
 いまはヤマザキから発売されているこのパン(正確には和菓子だと思われます)ですが、地元にあったパン屋「栄作堂」というパン屋さんが販売していたもので、確か20年くらい前にヤマザキに買収されたため、今はヤマザキブランドで出しているものです。
 ちなみに地元ではなじみのパンで、いわゆる「がんづき」に限りなく近いもの。栄作堂で出していたむし太郎は甘い中にほんのり醤油の味がして美味しかった記憶があります(40手前の十和田っ娘さん)


「むし太郎」(十和田市在住、ローストチーフさん提供)
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「むし太郎」(十和田市在住、ローストチーフさん提供)

MNo.27

 あっいけね〜、ついつい忘れていました、むし太郎。これぞ我が十和田市が誇るご当地パンでした。あまりにも普通すぎて目がいきませんでした。
 発売はもう40年くらい前になるのかな〜。いまでは大手パン工場でつくられていますが、昔は我が家の裏の栄作堂というパン工場でつくられていました。
 小麦を絶妙な軟らかさに蒸し上げ、味付けは私の記憶が正しければ黒砂糖バージョンで程よく甘く、特に年寄りと子どもの人気が高かったです。
 そして、表面に散らしたわずかな黒ゴマがいい風味をだしていました。ガキのころは家の裏が工場ということもあって遊びにいけば、できたての蒸しパンを食べさせていただいておりました(舌校長さん)


 なるほどこれで謎はほぼ解けた。栄作堂という地元のパン屋さんの人気商品だったが、いまはそこを買収した大手メーカーの商品として売られている。

 味については多少の変化があったようだが、名前はしっかりと残っているようである。

 こういうことってあるんですよねー。


 ラーメンバブルが弾けたこともあって、以前ほど話題になりにくい物件だが、確かにあれは青森ならではのものであろう。


煮干しラーメン(青森市在住の一麺さん提供)
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煮干しラーメン(青森市在住の一麺さん提供)

MNo.28

 青森の食を語ろうとするとき、欠かせないのが煮干し系のラーメンじゃないでしょうか。
 私にとって青森市のラーメン事情は大きく分けて4系統あって、焼き干しダシがすっきり美味しい縮れ麺タイプ「津軽ラーメン系」、強烈な煮干しダシと太めの麺が特徴的な「煮干し系」、「味噌カレー牛乳系」、「外来種」に分けられます(あくまでも個人的意見)。
 この中で、これまで自分の中で主役だったのが「味噌カレー牛乳系」なのですが、めきめき頭角を現しているのが「煮干し系」です。この煮干し系のラーメン、癖がけっこう強く、賛否が分かれやすいのですが、一度はまってしまうとどっぷりはまります。
 私も以前はどっぷりはまった人を見て「何が良いのやら…」と思っていましたが、今では自分がはまっています。1度はまってしまうと1週間もたたないうちに体が「ダシ」を欲して再び食べにいくことになります。かなり強い常習性があります。危険です(らすたまんさん)


 私は青森市内の人気ラーメン専門店に連れて行ってもらったことがある。目当ては「煮干しラーメン」であった。上のメールのように「癖がけっこう強」かった。そのとき思ったのは煮干しの力である。九州も煮干し文化圏ではあるが、あのように強烈な味が出るとは知らなかった。

 そういえば「津軽そば」も煮干し出しの店がある。それからくる味は輪郭がはっきりした力強いものである。


煮干しラーメン(青森市在住の一麺さん提供)
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煮干しラーメン(青森市在住の一麺さん提供)

MNo.29

 ラーメンを中心に食べ歩きが趣味です。青森でラーメンといえば、味噌カレー牛乳もありますが、津軽地方の「煮干し、焼き干しダシ」のラーメンが他の地域にはない独特の食文化だと思います。
 津軽のラーメン(中華そば)は、大きく分けると動物系が一切入らない煮干し(焼き干し)と昆布などのスープ、煮干し+豚骨などのブレンドの2通りあります。麺は無かんすいのうどんのような太麺から、細い平打ちの縮れ麺などさまざまです。
 動物系が一切入らず、無かんすいのうどんのような麺が特徴の「鳴海中華そば店」には中と大しかメニューがなく、中は600円、大は1050円です(青森市在住の一麺さん)


 焼き干しはカタクチイワシを煮るのではなく焼いて干したもの。陸奥湾産のもが名高いが、最近は随分高価になった。これもまた実にいい味を出す。

 家計調査などによると、青森は中華麺の購入額・量が全国トップクラス。焼きそばも含めて中華麺をよく食べる土地柄なのである。


 中華麺のもうひとつの食べ方。


焼き干し
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焼き干し

MNo.30

 「中華ざる」と「ざる中華」のお話。
 青森市は現在、中華麺購入金額全国2位、カップ麺なら全国1位、中華そば外食も全国4位と、ここまで中華麺好き。そんな中華麺好きは時代とともに、ざるそばのそばの代わりに中華麺を注文し始めます。
 青森市長島にある「吉田屋」では、一番人気の「むじなそば」(きつねとたぬきが入ったメニュー)の冷たいものとして冷やしむじなそばがありますが、お客様からの要望で、そのそば麺だけそっくり中華麺に変えて、冷やしむじなラーメンにしたり、とそばを中華麺に変えることを日常的にしています。こうしてざるそばが麺交換オプションで中華ざるそばと注文され、いつしか正規メニューに昇格し「中華ざる」が生まれたのではと推測をしています。
 いわゆる「そば屋」に行くと、中華麺をざるに盛った「ざる中華」をいただくことができます。ざるそばと同じ什器を使い、のりがのってくるところもあります。 もちろん横にある小皿にはネギとわさび。お店によってはうずらの卵があるところもあります。
 そして中華そばがメーンのお店にいくと、確かにざるそばの器ではありますが、そのざるに上がった中華麺の上にはメンマ、焼き豚、ナルトと、いわゆる中華そばの具材がのっています。まさに中華そばを汁なしにしたものをざるに上げたような感じです。
 山形が発祥とされる冷やしラーメンとはまったく異質です。酸味を足しているわけではなく、油が入ってるわけでもない。逆に油はまったくなく、まさに「返し」でいただく料理。 オンリーワンの食べ方です(斎藤直樹さん)


そばにラーメン「大集合」?
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そばにラーメン「大集合」?

 説明の要はないであろう。

 日本そばと中華麺の相互乗り入れは青森だけではなく東北各地で見られる。私は山形市内でかけそばのつゆに入った中華麺と遭遇している。これはラーメンがラーメン専門店のものではなく日本そばを出す店の1メニューであるということに起因するのではないか。横滑りが簡単にできるからである。

 麺だけではなく具にも同じことが言える。同じ山形県内では「大根おろしがのったラーメン」「エビ天ラーメン」など、日本そばのトッピングがラーメンに平行移動した事例を多数観察した。

 ともかく「ざる中華」と「中華ざる」に注目!

アミー隊員 「ざる中華」といえば、食べ物新日本奇行の「冷たいうどん・そば」の回でも話題になりました。

 おっと、こんなものも。


「めじゃーひやむぎ」。左下はアップルスナック。こういうブランドのものもあります(chikaさん提供)
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「めじゃーひやむぎ」。左下はアップルスナック。こういうブランドのものもあります(chikaさん提供)

MNo.31

 花見の「とげくりがに」や「がさえび」のような強烈なものはないなぁ、と思いつつ、冷たい麺はどうだろうと思った私。
 ざる中華というのが地域限定だと知ったのもたぶんここだったし、いかにもな「めじゃーひやむぎ」という食品もあって……。
 ♪めじゃーな、めじゃーな、とってもめじゃーな、めじゃーひやむぎ高砂食品♪というCMソングも私、歌ってあげたいくらいなんですけど。
 で今は4月。すでにざる中華は店頭に並んでいるのに、めじゃーひやむぎはまだ出ていない。やっぱりもっと先の季節のものなのか、と思いつつ以前の写真を探し出しましたよ。
 ちなみに「めじゃーひやむぎ」の「めじゃー」って津軽弁で美味しいという意味の「めじゃー」と英語の「メジャー」をかけているんでしょうね、きっと(chikaさん)


 個店の商品ながら、名前のインパクトに引っ張られて紹介した。


 こいつがやっと来たぞ。


この食べ方はやり過ぎですが……。南部人の冷蔵庫には欠かせない「なんばんみそ」(なかよしとさん提供)
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この食べ方はやり過ぎですが……。南部人の冷蔵庫には欠かせない「なんばんみそ」(なかよしとさん提供)

MNo.32

 青森県人として、しかも南部人として全国に自慢したい食べ物は「なんばんみそ」です。
 想像してみてください。すがすがしい朝。まだ7時前だというのに、はるか上空から聞こえるヒバリの声。室内にただよう白米のふんわりとした香り。その朝の食卓に欠かせないのが「なんばんみそ」です。
 なんばんみそとは味噌に、大根、ニンジン、しその実などのありきたりの野菜と、なんばん(とうがらし)を細かく刻んで混ぜた漬物の一種です。
 家庭料理というよりも味噌屋さんが競って販売したものなんだそうです。青森県内には今でも数社がなんばんみそを製造・販売していますが、それぞれに特徴があってどれも捨てがたい味ばかりです。
 なんばんみそがあるだけで最高の朝食です(なかよしとさん)


 実は先ほど登場していただいた舌校長さんからもメールをいただいていた。ついでに実物も送っていただいていた。


大根侍!(上)、我が家のなんばんみその食べ方そのいち「オムレツ風」(舌校長さん提供)
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大根侍!(上)、我が家のなんばんみその食べ方そのいち「オムレツ風」(舌校長さん提供)

MNo.33

 「なんばんみそ」というネーミングですが「みそ」ではなく「もろみ」のお漬物です。もともとは青森県県南地方の冬の保存食。大根、ニンジン、ゴボウ、キュウリ、しその実、唐辛子が入り、素朴な味ながら歯ごたえがよく、ピリ辛でご飯に合いお酒のおつまみとしても重宝しています。
 「コムラのなんばんみそ」には甘口と辛口の2種類があります。何もないときには開けるだけで一品になるので、うちでは冷蔵庫に常備しています。だいたいのスーパーでは山積みで売られていて、パッケージの大根侍(?)が由緒正しき"ゆるキャラ"の風情で微笑ましいですね。
 というわけで、我が家のなんばんみその奇妙な食べ方そのいち。じゃじゃじゃ〜ん、卵に混ぜてオムレツ風にして食す。みその塩気と辛味が絶妙でなっなんと大根やニンジンなどがひき肉かと勘違いするほどうまい歯ごたえが楽しめます」


隣の秋田県でも唐辛子は「なんばん」
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隣の秋田県でも唐辛子は「なんばん」

 初めて八戸に行ったとき、郷土料理の店で出たのが「なんばんみそ」。辛いものをうっかり食べると命にかかわる私にとって、危険きわまりない物件であったが、命懸けで食べてみたらそうでもなかった。甘口であったらしい。

 ともかく「唐辛子を東日本ではなんばんと呼ぶ」ことをしっかりと確認できる食べ物である。

アミー隊員 唐辛子を「なんばん」と呼ぶは「辛いもん」の回に。食べ物日本地図(2006年夏)にもなっています。


青森駅前の地下魚市場で見かけたフジツボ(大阪の原さん提供)
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青森駅前の地下魚市場で見かけたフジツボ(大阪の原さん提供)

MNo.34

 18歳まで青森市にいた私は正月だけ帰省しているので、夏のホヤやミズ、そして陸奥湾産のスルメイカで作るイカめしが懐かしいです。母は、イカが小さい方がご飯の中心までしっかり味がしみるから、と夏の小さいスルメイカでしか作りません。1〜2口サイズなのでどんどん食べてしまい、後には爪楊枝の山 が……。
 7〜8月は「ふくらげ」(30センチくらいのブリ)の刺身がおいしい時期。あまり脂っこすぎるブリの刺身は得意ではない私にとって理想的な脂ののり。以前金沢出身の人から、金沢では一年中「ふくらげ」があると聞き、地域差を感じました。
 下北といえば、真っ先にイカが浮かびます。家族旅行などしたことのなかった我が家。ある夏、父が突然旅行に行くと言い出し、車で下北半島を目指しました。夜遅く着いた小さな温泉街、空き部屋を探してうろうろ。ようやく泊れた旅館ではご飯の時間が過ぎていて「これしかないのですが……」とイカの刺身だけ大皿2枚。イカアレルギーだった母も、空腹に耐えかねて食べたところ、アレルギーが治ってしまいました。本当においしいイカでした。以来、下北=イカです(POCHIさん)


牛脂で揚げる大湊海軍コロッケ
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牛脂で揚げる大湊海軍コロッケ

 金沢時代に居酒屋でハマチの刺身を注文したら「そんなものはないが、これならある」と言って出てきたのが「ふくらぎ」、つまり養殖ではない天然のハマチであった。青森でも「ふくらげ」と少し呼び名が違うだけの同じものがあるのを初めて知った。

 私の下北体験は、むつ市の「大湊海軍コロッケ試食日帰りの旅」だけである。イカがそんなに美味いところであったのか。

 それにしてもご家族はイカ刺しだけの晩ご飯。その夜の空腹はイカばかりであったろうか。


 かつてあったパン屋さんのリンゴの天ぷら。形をかえて無印良品で売っているとのメールが数通。


「スタミナ源たれ」味のさきいか(机さん提供)
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「スタミナ源たれ」味のさきいか(机さん提供)

 大阪の原さんから八戸で遭遇したフジツボの写真が来着。あれは「ウニとエビを一緒にしたような絶妙な味である」と「奇行」に書いたことを思い出した。


 机さんから青森県民なら知らない人はいないという「スタミナ源たれ」味のさきいかの写真。どうせなら実物を持ってきて、実物を。


 我が家には「十和田バラ焼きゼミナール」が製作中の「ベルサイユの薔華(バカ)っタレ」という「たれ」の試作品がある。昨夜、それを使ってバラ焼きをこしらえ、ピビンパのごとくナムルとともにご飯にのせて食膳に供したのであった。美味くないはずがないのである。


左上から時計回りで「ゴッコ」、唐揚げ、真っ黒なコンニャク、07年に行った合浦公園(ヤスさん提供)
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左上から時計回りで「ゴッコ」、唐揚げ、真っ黒なコンニャク、07年に行った合浦公園(ヤスさん提供)

MNo.35

 青森には4月後半に花見に行く予定です。07年に行った合浦公園は海辺にあり、松と桜が同居する珍しい花見の名所です。1番行列ができていたのは鶏モモ1本300円の唐揚屋さんでした。
 弘前城内では串に刺した真っ黒なコンニャクを食べている人が多く歩いていました。見た目と違って味は普通でした。
 第1回B-1グランプリで行った八食センターは様々な魚で溢れかえっていました。いちばん目を引いたのは「ゴッコ」です。ゴッコ汁のレシピもありました。食べたかったなあ(ヤスさん)


 その鶏モモ1本揚げと、名古屋を中心とする居酒屋「F」の「ターザン焼き」と、どっちがつおいのであろうか。


ミズの漬けもの
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ミズの漬けもの

MNo.36

 生粋の津軽人です。学生時代や就職後、しばらく東京に暮らしましたが、東京近郊で「ミズ」って食べないし、売ってませんよね。埼玉に住む叔父(青森出身)も大好物ですが、やはり手に入らないので実家では毎年、叔父へミズを送っています。
 皮が固くてそのままだと"シネ"くて食べられないので、葉っぱのついた上から4〜5センチぐらいにポキポキ折って、その折口についた皮をそのまま根本までつ〜っと引っ張っていって皮を剥いて下処理します。
 後は豚肉と油揚げと一緒に炒めて酒、醤油で味付けするとか、さっとゆでて数の子と昆布だしにつけておいて食べるとかします。どんな食べ方をしても、とってもうまいです。
 が、弱点が一つ。子どものころはバサマが作ってくれたので食べるだけでよかったので、おいしい〜!また作ってね、で終わりでしたが、結婚して自分が料理をする人になってみると、皮をむく下処理作業がものすごく面倒くさい。
 たまに大量にもらったりすると、嬉しいよりも「どうすんだよ、これ」ってげんなりしてしまう私。が、しかし、しかし。
 そんなずぼらさんのために、近年、この辺のスーパーではちゃんと下処理された状態のミズも売ってます(からぽねやみこさん)


 「からぽねやみ」とは津軽弁で面倒くさがりのことだそうである。面倒くさいことを久留米弁では「しぇからしかー」。


 エゴマのことを青森では「じゅね」または「じゅうね」と呼ぶ。


八戸の朝市で「せんべい喫茶」に入る
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八戸の朝市で「せんべい喫茶」に入る

MNo.37

 私のところとの関連が出てきました。こちらでは「エゴマ」のことを「じゅうねん」といいます(3代前から会津人さん)


 これも覚えておこう。

 会津人さんは昨年、八戸に行き暴れ食いをなさったそうである。海のない土地に住んでいると、八食センターはTDL並のテーマパークなのかもしれない。


 最後に青森関係者への質問を紹介する。


八戸の朝市
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八戸の朝市

MNo.38

 青森(の一部かもしれませんが)では、「ニラ玉」は味噌仕立てで汁物のような状態と聞いたことがあります。どんな食べ物なのでしょうか。作り方を知りたいです(小麦粉の違いがわかるおーじさん)


 我が家のニラの味噌汁溶き卵落としに似ているが……。はてどうじゃろか?


 おおそうじゃった、あっちも更新された

(特別編集委員 野瀬泰申)




 


●筆者(特別編集委員 野瀬泰申)へのお気軽メールはこちら(tabeb@nex.nikkei.co.jp

2010年4月16日


■青森県編
その1 花見にバナナを持って行くカニ?
その2 赤くて甘い○○寿司
その3 十和田には「栄作堂」があった
最終回 下北半島の「すし」はシャリ抜き
実食編 「イカのすし」をシーサイドで 一芸クンの食べB修行記動画で見る実食

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