番外編 勝浦タンタンメン食べ歩き(デスク)


チーバくん(右)とカッピーも応援
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チーバくん(右)とカッピーも応援

 12月10日、千葉県勝浦市で行われた「熱血!!勝浦タンタンメン船団」のイベントに遊びに行ってきました。今回のイベント、関東B−1グランプリ・シルバーグランプリと全国大会7位入賞を記念して行われたものです。

 会場となったのは勝浦市の観光スポットでもある「かつうら海中公園」。海の中に建てられた水族館で、海中で自由に泳ぐ魚を目の前でみることができます。イベントが行われたのは公園入り口の広場です。砂浜に面した場所にテントが張られ、千葉県のゆるキャラ「チーバくん」と勝浦市のゆるキャラ「カッピー」も駆けつけ、タンタンメンを販売しました。

はっぴの背中には地区名が
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はっぴの背中には地区名が

 テント前では地元の子どもたちがダンスを披露。磯野典正船団長らが船団のテーマ曲「勝浦タンタンメン音頭」を歌う際には、そろいのはっぴでお祭り気分を盛り上げました。このはっぴ、地元のお祭りの際に着るものだそうで、背中に地区名を染め抜くのが勝浦流だそうです。船団の活動が地元に根付いていることがうかがわれました。

 会場は勝浦の駅からはタクシー、最寄りの駅からでも徒歩15分ほどと決して交通の便がよくない場所ではありましたが、それでも昼前には行列ができるほどの盛況ぶりでした。

勝タンに行列はつきもの?
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勝タンに行列はつきもの?

「行列ができないと盛り上がらない」と船団長は余裕の弁です。B−1グランプリ出展を経て、船団長もメンバーも大きく成長されたようです。会場隣のみやげ物店では、カップ麺、お菓子など勝浦タンタンメン関連商品を販売するなど、B級ご当地グルメでまちおこしの活動が、目に見える形で経済効果を生み出してきているようです。

 さて、勝浦に来たからには地元の人たちが日ごろ食べている勝浦タンタンメンはどんなものか実際に食べてみたい、と思うのが人情です。僕のような市外からタンタンメン目当てに来る人が、まちを歩き回り、食べて回ることで、まちの経済が活性化する…。それがB級ご当地グルメでまちおこし運動の目的でもあります。

イベント用の勝浦タンタンメン
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イベント用の勝浦タンタンメン

 まずはご存じない方もいらっしゃるかと思いますので、勝浦タンタンメンとはいかなる料理なのかをご説明しておきましょう。タンタンメンといえばゴマがつきものですが、勝浦ではゴマや山椒を使わず、ラー油をメインに味付けしています。具にみじん切りのタマネギを入れるのも特徴で、中華料理屋で食べるタンタンメンとはかなり異なります。

 漁業のまちですので、海での作業で冷え切った体を温めるために辛みが強くなったとい言われています。

 では、食べ歩きの成果を披露しましょう。食べ歩きといっても、ひとりの胃袋には限界がありますので、とりあえず今回と今年の初め、2回にわたって訪れた勝浦タンタンメンの店、5軒の個人的感想を書いてみます。

「江ざわ」の坦々麺大辛
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「江ざわ」の坦々麺大辛

 勝浦タンタンメンの老舗「江ざわ」から。

 最初にお断りしておきたいのですが「江ざわ」は勝浦ではなく隣町の鴨川市にあります。しかも、かなり山の中に入った場所です。いきなり食べ歩きには不向きな店なのですが、勝浦タンタンメンの元祖的なお店だそうですので、まず紹介します。

 おじゃましたのはお昼すぎの時間帯だったのですが、店の前は大行列でした。かなりの人気店のようです。老舗はメニューがカタカナではなく、漢字の坦々麺。その大辛を注文しました。

 味ですが、さすがは老舗。スープは深みのある美味さで、タマネギに加え刻みねぎのダブルねぎがいいですね。見ての通りラー油の嵐ですが、確かに辛いものの、ラー油だけではない美味みがありました。

「はらだ」のタンタンメン
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「はらだ」のタンタンメン

 次は勝浦市内に戻って「はらだ」。こちらも山坂道を上った、かなり奥まった場所にありますが、やはり人気店です。11時の開店を待って乗り込んだのですが、それでもすでに満席で、人気のほどがうかがえました。

 まっかっか〜です。味も、見た目のまんまです。さきほど説明した「勝浦タンタンメンとはどんな料理か」をはっきりと具現化したメニューといえます。タンタンメンと言うよりは油そば、ラー油そばと言っていいくらいです。

 当然のことながら、すするとキョーレツにむせます。たぶん辛い物が苦手な人は食べられないと思います。(辛いものを敵視する)野瀬は、絶対に無理だと思います。

「いしい」のカレータンタンメン
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「いしい」のカレータンタンメン

 さあいよいよ中心市街地に入って「いしい」です。漁港のそばに位置します。「いしい」ではカレータンタンメンを食べました。

 いしいのタンタンメンはさほどラー油が強くなく、後からラー油を足して自分好みの味に仕上げるスタイルです。ニンニクが効いていて、それがラー油だけじゃない美味みを引き出していました。

 カレータンタンメンは、日本風のもっちりしたカレーがラー油タンタンメンの上にトッピングされています。カレーとラー油、日本人には古くからなじみのある二つの辛味要素が、麺の上で仲良しこよしになっています。

「本格中華あまからや」の少子湯麺
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「本格中華あまからや」の少子湯麺

 もう1軒市街地で「本格中華あまからや」。本格中華を看板に掲げる通りラーメン屋ではなく中華料理店です。中華料理が並ぶメニューのひとつとしてタンタンメンを提供しています。メニュー名も漢字で「少子湯麺(ショウズタンメン)」です。

 もちろんラー油が入っているのですが、スープをすすってみると確かに中華料理店で食べる「麺類」の味です。出しに深みが感じられます。トッピングはあんかけになっていて干しシイタケとタケノコが入っています。本格中華の味わいですね。

 イベントで船団が提供するものとはちょっと違ったイメージですが、しっかりとラー油は使っており、これも勝浦タンタンメンのひとつのあり方なのかもしれません。ラー油ストレートな味が並ぶ中で、ひときわ個性を放っていました。

「明月園」のタンタンメン
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「明月園」のタンタンメン

 中華料理店の勝浦タンタンメンの次は韓国料理、焼き肉屋のタンタンメンです。お店は「明月園」。こちらは大多喜街道の山道を登った先にありました。焼き網がしつらえられたテーブルでタンタンメンを食べます。

 ニラが韓国風なのかな。見た目は赤いですが、辛さは意外にマイルドです。注意を怠るとすするときむせますが、しっかり構えて食べれば大丈夫です。韓国のトウガラシって見た目ほど辛くないじゃないですか、そんなイメージです。

 スープも完飲しました。焼き肉のシメに食べるとよりおいしいんじゃないでしょうか。

「いしい」の追加用ラー油。容器もでかい
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「いしい」の追加用ラー油。容器もでかい

 勝浦タンタンメン船団のホームページにリストアップされているお店は全部で24店舗。たった5店、5分の1しか食べていないで言うのも何ですが、各店それぞれはっきりと個性が出ているところが興味深かったです。

 ラー油が前面に押し出された辛い麺料理というと、どうしても同じような味になるのではないかと思いますよね。しょせんラー油味だろうと…。

 そうではありませんでした。もちろんラー油の味が違う、という単純なものでもありません。

勝浦まで行けない人にはカップ麺も
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勝浦まで行けない人にはカップ麺も

「はらだ」こそラー油が前面に押し出されていましたが、他はそれぞれラー油を基本としながら韓国風だったり中華風だったり家のカレーと合わせたり…。「はらだ」も含め店ごとの特徴がしっかりとあり、食べ比べる、食べ歩く楽しみを感じさせてくれました。

 残り19店舗。まだまだ違った味に出合えそうです。次はいつ行こうかな、どこに行こうかな。

 また行きたい、って思わせてくれるところが、勝浦タンタンメンの魅力なのです。

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