おかわり 石巻に賑わい・東北元気フェスティバル


駅前には元気フェスティバルの幟が並ぶ
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駅前には元気フェスティバルの幟が並ぶ

 10月6日(土)7日(日)の2日間、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市で「東北元気フェスティバルin石巻」が開催されました。会場となったのはJR駅前にある「石巻駅前にぎわい交流広場」と旧北上川河口近くにある「石巻まちなか復興マルシェ」。そして、2会場の間を結ぶ石巻の中心市街地です。

 今回はB−1グランプリin北九州にも出展する東北地区の10のまちおこし団体が自慢のご当地グルメを携えて出展。地元からは石巻茶色い焼きそばアカデミーはじめ多くの商店や団体が加わり、まち全体を盛り上げようというイベントです。

人気が高かった北上コロッケ
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人気が高かった北上コロッケ

 JR石巻駅前に立つと、ロータリーにはずらっと東北元気フェスティバルの幟。市役所にも大きな垂れ幕が掲げられていました。石巻の皆さんのフェスティバルに対する意気込みの大きさが伝わってきます。

 市役所の先にある広場が第一会場です。特に2日目は広場から来場者があふれ出るほどのにぎわいでした。

 会場入り口にもっとも近かった、岩手県から出展した北上コロッケのれん会の人気ぶりは目を見張るほど。地元産の「二子さといも」を使った、粘り気のある1個200円のコロッケなのですが、1人で20個も買う人がいて、揚げども揚げどもなかなか行列が減らない。最終的には提供個数制限をしたにも関わらず、早々に提供終了となりました。

久慈まめぶ汁
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久慈まめぶ汁

 北上の隣は久慈まめぶ部屋。久慈まめぶ汁は大鍋で作る汁ものなので、北上コロッケほどではないものの、昼どきにはやはり行列ができていました。

 やさしい味の汁は、特に二日酔いだったイベント2日目には胃に染みました。しみじみ美味しい。それでいて黒糖とくるみの入ったちょっと甘い「まめぶ」はパンチがあって、美味しさを再認識した気がします。

 その隣が登米油麩丼の会。宮城県編でも話題になっている登米油麩丼です。今回は卵とじではなく、卵が入ったあんをご飯の上の油麩にかけるスタイルになっていました。

あとは「金の橋」
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あとは「金の橋」

 ステージをはさんで向い側には八戸せんべい汁研究所。イベント経験豊富なだけに、いつでも安定して美味しい。ブースには八戸せんべい汁を分かりやすく説明する模型の大鍋を設置。これまでに獲得してきた2位シルバーと3位ブロンズの箸をこの大鍋に刺し、中央には「ゴールドの箸の予約席」と張り紙をした穴を用意していました。

 その隣はやきそばのまち黒石会。黒石つゆやきそばもすっかりおなじみですね。黒石やきそば応援大使のご当地アイドル・りんご娘も加わって楽しいパフォーマンスが繰り広げられました。

茶色い麺と出しが石巻焼きそばの証
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茶色い麺と出しが石巻焼きそばの証

 いわてまち焼きうどん連合歓隊は、隊員がキャベツ色のおそろいのバンダナで決めています。地元特産のキャベツを売り物にしたいわてまち焼きうどんは人気が高く、やはり行列ができていました。

 そして入口を背にして陣取るのは地元の石巻茶色い焼きそばアカデミー。ホスト役として「待たせない、最後まで売り切れにはしない」の心意気で、手際良く来場者に石巻焼きそばを提供していました。

 第1会場から中心市街地を15分ほど歩いた先にあるのが、第2会場となった石巻まちなか復興マルシェ。

大量のモヤシはなみえ焼きそば
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大量のモヤシはなみえ焼きそば

 まずは浪江焼麺太国。なみえ焼そばは、大量のモヤシとうどんと見間違うほど太い中華麺を鉄板で炒めます。いちどに大量の食数を作るスタイルは見ているだけでも圧倒されます。

 やきそばの帽子をかぶった太王をはじめ、そろいのつなぎを着た麺バーたちにも常に取材のマイクやカメラが向けられていて、注目度の高さは相変わらずでした。

 今回のイベントで唯一の「B−1グランプリ殿堂入り」は横手やきそばサンライ’S。目玉焼きの半熟具合といい、ソースのしみ具合といい、さすがはゴールド獲得団体です。

横手やきそばの美味しい食べ方
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横手やきそばの美味しい食べ方

 パフォーマンスでも毛糸を使った「横手やきそばの美味しい食べ方」教室が来場者の目を引きました。

 かほく冷たい肉そば研究会は、新しいキャラクター「クラッカー博士」が第2会場内を練り歩き、かほく冷たい肉そばの美味しさを訴えていました。大きな氷でゆでたてのそばをきゅっと締めたそばの美味しさは秀逸です。

 男鹿のやきそばを広める会は、地元の調味料であるハタハタしょっつるを使った男鹿しょっつる焼きそばを提供しました。濃厚なソース味の浪江焼そば、横手やきそばとは対照的にあっさりとした味わいです。やきそばは出し味が基本の石巻だけに、あっさり味は来場者の人気も上々でした。

多くの人たちが商店街を行き交う
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多くの人たちが商店街を行き交う

 2会場を結ぶ中心市街地にも多くの人が集まりました。震災後に何度か訪れている石巻ですが、明らかに商店街を行き交う人の数が違っていました。店舗が取り壊された空き地があちこちにあるのですが、そこで地元の味を提供する「いしのまき美味いもの祭り」を開催したり、あるいは無料休憩所、案内所にするなど「にぎわい」を演出する工夫が随所にありました。

 宮城県編でも紹介した、石巻に本社を置く人気蒲鉾店・白謙のお店にもお客さんがあふれていました。

全員でこのタオルを振ろう
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全員でこのタオルを振ろう

 初日のイベント終了後には、石巻まちなか復興マルシェで目前に迫ったB−1グランプリin北九州に向けて、愛Bリーグ北海道・東北支部加盟団体による決起集会が行われました。今回出展しなかった団体の関係者も集まり、B−1グランプリへの決意と意気込みを語りました。

 この決起集会参加者全員に「入場証」の代わりとして配られたのが「HOKKAIDO(絆)TOHOKU」と染め抜かれたオレンジ色のタオル。来るB−1グランプリin北九州で北海道・東北支部の団体が入賞したら、団体の垣根を越えて支部の全員でこのタオルを振ろうじゃないか…。石巻茶色い焼きそばアカデミーの木村さんからそんな提案がありました。

石ノ森萬画館の壁面に映るトリポンの3人
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石ノ森萬画館の壁面に映るトリポンの3人

 全員が、即座にオレンジ色のタオルを振り回したことはいうまでもありません。

 決起集会の最後には、B−1グランプリの公式テーマソング「この街と」を歌うトリオ★ザ★ポンチョス(トリポン)の姿が、何とマルシェのすぐ目の前にある石ノ森萬画館の壁面に映し出されました。萬画館をはじめすべての建物が津波に洗われた旧北上川の中州が、この日ばかりは明るく照らされていました。そして響く「この街と」の歌声…。

 石巻が少し元気を取り戻したような気がした夜でした。

デスク

2012年10月12日

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