おかわり 岩手県岩手郡岩手町でキャベツの祭典



北上川の源泉・弓弭(ゆはず)の泉
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北上川の源泉・弓弭(ゆはず)の泉

 7月7日(日)、岩手町の中心商店街・大町商店街でご当地グルメによるまちおこしイベント「いわてまちキャベツマン食堂」が開催されました。

 岩手町は岩手県の県庁所在地・盛岡市の北に位置する内陸のまちです。東北最大・全国でも4番目の大河・北上川の源流があり、ここから、宮城県石巻市まで250キロにわたり流れがつながっています。ちなみに、県・郡・町名と同じ名前が3つ続くのは日本では岩手県岩手郡岩手町だけなのだとか

 特産品はキャベツです。

いわて春みどり
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いわて春みどり

 戦前からキャベツ栽培が盛んで、昭和の中ごろまでは生産量と出荷量ともに日本一を誇る「キャベツ王国」でした。しかし、都市部の需要が群馬県、長野県産のキャベツに移るとともに病害も加わり、衰退してしまいました。

 1984年に生産者有志が「キャベツ王国復活」に立ち上がり「夏場に食べられる柔らかく、甘いキャベツ」という消費者ニーズをとらえ、旧来の品種とは違う「いわて春みどり」を完成させました。いわてまち焼きうどんは、そんな地元産のキャベツを生かしたご当地グルメで、地元の有志で「いわてまち焼きうどん連合歓隊」を結成、今回のイベントも連合歓隊が中心になって準備を進めてきました。

キャベツマン 右端がレジェンドキャベツマン
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キャベツマン 右端がレジェンドキャベツマン

 キャベツこそが岩手町の象徴であり、元気の源でもある――。だからこそ、今回のイベントもオーソドックスな「○○フェスティバル」などといったありきたりな名前ではなく、キャベツを前面に押し出した「いわてまちキャベツマン食堂」になりました。

 キャベツマンとは「いわてまち焼きうどん連合歓隊」のキャラクターです。初出展したB−1グランプリin姫路で、本来、自分のまちをPRすべき役割でありながら、連合歓隊のブースにはほとんどおらず、他団体のブースを渡り歩いてエールを送り続けたことで注目を集めました。

いわてまちキャベツマン食堂に多くの人が集った
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いわてまちキャベツマン食堂に多くの人が集った

 特にキャベツマン第1号「レジェンドキャベツマン」は、いつでも「全力投球」が持ち味。汗をほとばしらせ、息を切らしながら各地のまちおこしを盛り上げ、仲間たちの共感を呼びました。

 本番前夜に行われた懇親会でも、各出展団体の仲間たちから「よっ、レタスマン!」「がんばれトマトマン!」など、盛んに声がかかりました。待ってましたとばかりに「キャベツマンですっ! 何度言えば分かるんですかっ!」と答える姿には、彼がいかに愛されているかがうかがえました。

キャベツマンとキャベ妻
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キャベツマンとキャベ妻

 今回もキャベツマンの役目は「おもてなし」。我がまちを盛り上げるために集まってくれた、全国の仲間たちをキャベツマンなりのホスピタリティーで応援して回ります。「レジェンドキャベツマン」は、地元のいわてまち焼きうどん連合歓隊を除く10の出展団体、それぞれのブースをめぐり、そのまちの魅力を来場者に訴えます。

 甲府、十和田、横手…。30度近くにまで気温が上がる中、春みどりを手に、まちが持つ歴史、特産品などの魅力を汗まみれで、声を枯らしてアピールします。そんなレジェンドキャベツマンのそばには、常にカンニングペーパーを手に彼のパフォーマンスを支える「キャベ妻」の姿も。

 全身着ぐるみで駆け回る2人の姿は、来場者には暑さを目に見えて感じさせるものだったかもしれませんが、彼らなりの思いの強さは十分過ぎるほど伝わったはずです。

「キャベタリアン宣言」がけの「旬感キャベタリアン」
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「キャベタリアン宣言」がけの「旬感キャベタリアン」

 その証拠に、小さな子どもをはじめとする多くの来場者がそして出展者が、キャベツマンのお面をかぶってイベントを盛り上げました

 会場内では「春みどり」が1個100円で販売されるとともに、キャベツ専用ドレッシング「キャベタリアン宣言」をかけたキャベツが盛大に振る舞われました

「キャベタリアン宣言」は第2弾となる新製品をこの日発売。サラダ感覚の浅漬け「旬感キャベタリアン」も販売されました。洋菓子店ではキャベツのシュークリームも

プランターに植えられたキャベツ
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プランターに植えられたキャベツ

 商店街のプランターにはキャベツが植えられ、街灯には子どもたちが描いたキャベツマンの塗り絵が掲げられ…。商店街がキャベツ一色に染まりました。

 遠くは山梨県甲府からやってきた甲府鳥もつ煮でみなさまの縁をとりもつ隊をはじめ、十和田バラ焼きゼミナールやきそばのまち黒石会八戸せんべい汁研究所横手やきそばサンライ’S「大曲の納豆汁」旨めもの研究会本荘ハム民の会北上コロッケまるっとLab久慈まめぶ部屋いちのせきハラミ焼なじょったべ隊の各出展団体も、それぞれ自慢のご当地グルメでキャベツの祭典に華を添えました。

男泣きするレジェンドキャベツマン
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男泣きするレジェンドキャベツマン

 町の中心駅であるいわて沼宮内駅は、乗降客数が全国で最も少ない新幹線駅です。しかし、町が誇るべき「日本一」は乗降客数の少なさではもちろんありません。

 おもてなしが日本一。

「たくさんの方々に来ていただけた」と閉会式で男泣きするレジェンドキャベツマンの姿がそう訴えていました。この種のイベントにつきものの仮設トイレがなかったことも象徴的でした。商店街のお店が、自分の店のトイレを開放したのです。

 いわてまち焼きうどん連合歓隊は11月のB−1グランプリin豊川にも出展します。レジェンドキャベツマンもやって来る予定です。数多いキャベツマンの中で彼を見つけ出すコツは「焼」「岩手町」の文字が入っていない深緑のマスクです。豊川でレジェンドキャベツマンを見つけたら、ぜひ「レタスマン!」と声をかけてください。

 きっと汗をほとばしらせ、息を切らしながら「レタスじゃないよ、キャベツだよっ!」と答えてくれるはずです。「いわて春みどり」を手にして。

(デスク)

2013年7月12日

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