第88回 岐阜県ご当地グルメ(その4) 冷たいラクーンドッグをダブルで

特別編集委員 野瀬泰申


GW後半戦、お台場に愛Bリーグ6団体が集結
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GW後半戦、お台場に愛Bリーグ6団体が集結

 北関東を襲った巨大な竜巻とともに今年の大型連休は終わった。

 私の場合、前半は山口県実食編の取材にひそかに出かけ、途中の2日は出社。後半は娘の友人が来たので接待の炊事当番、原稿書き、テレビ番組の収録と続いて、そのまま休む間もなく通常業務再開である。

 要するに何もしない日は1日もなかった。飲まない日も1日もなかった。

 さあ、元気にいってみよう。岐阜県編最終回。

 最初はこのメール。長崎と岐阜がつながっているという話。

松浦軒本店のカステーラ(あかさくらさん提供)
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松浦軒本店のカステーラ(あかさくらさん提供)

MNo.26

 10数年前、長崎でのある会合でカステラ屋の若旦那とからすみ屋の若旦那とみんなでワイワイとお話しをしていたときに、カステラ屋の若旦那が「岐阜の岩村というところに、カステラの原型に毛が生えたようなカステラを作っているところがある」と言いました。
 そしてそこには「からすみという菓子があるらしい」ということまで語りました。私とからすみ屋は、頭に?マーク山盛り一杯で、その話を聞いておりました。
 でもって昨年夏、ライフワークの鉄道乗り潰しに中京地区を選び、未乗だった明知鉄道や、樽見鉄道の末端延長区間、名古屋地下鉄の同じく末端延長区間を乗り潰しました。
 その折、恵那から明知鉄道に乗り換えて、大正村で有名な明智まで行って、わき目もふらずに速攻で折り返し、岩村に降り立ちました。駅は町はずれで、典型的な城下町の駅の立地です。

松浦軒本舗のカステーラ(あかさくらさん提供)
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松浦軒本舗のカステーラ(あかさくらさん提供)

 城に向かって登って行く道の、左側の町並みの中にバラバラにカステラ屋を3軒見つけましたが、どの店も全く同じようなカステラを売っています。大きさもパウンドケーキ型に蓋をしたような入れ物で焼き上げていて、直方体全面に焼き色が付いています。
 味はケーキ生地とカステラの中間で、カステラほど甘くはないけれど卵とかきっちり入っているのがわかる、ちょっと素朴ですが後を引く味でした。
 ちょうど盆の時期だったので、店は初盆のお返しの準備でバタバタとしていました。どうもカステラの使い方は長崎と一緒のようです。
 坂を下って駅へ向かいながらノーマル仕様のカステラを3軒で買い求め、汗だくで古風な岩村の駅から恵那に戻りました(あかさくらさん)

かめや菓子舗のかすていら(あかさくらさん提供)
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かめや菓子舗のかすていら(あかさくらさん提供)

 「カステラの原形に毛が生えたような」というのは、長崎にカステラが伝わってから様々な改良が加えられ、いまの形になったのであるが、その「進化の途中で止まったようなカステラ」という意味である。あかさくらさんたちは「江戸時代の長崎に遊学に来た医師や学者が学問とともにカステラの製法を持ち帰り、それが当時のままの形でいまに伝わっているのではないか」と想像したそうである。

 恐らくその推察は正しいと思う。実に面白い。

 メールはこのように続く。


からすみ(あかさくらさん提供)
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からすみ(あかさくらさん提供)

 「明智鉄道の恵那駅の隣に地場産品の販売所があって、のぞいてみたらありました、あのお菓子のからすみです。色々な味があるようでしたので2種類ほど買い求め、みんなでよってたかって試食をしてみたところ外郎より固く、餅やすはまなどの系統に属する菓子だという結論に達しました。味は素朴の一言に尽きます。
 ボラの卵のからすみとは似てもにつかぬ形でもあり、からすみ屋の若旦那も目を白黒させて、うまいうまいと言ってむしゃむしゃやっていました」

 このように長崎と岐阜の岩村は歴史の糸で結ばれている。

会津葵の「かすてあん」
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会津葵の「かすてあん」

MNo.27

「女城主の城」で知られる岩村城下には江戸時代の長崎で習ってきたカステラそのままのものが現存しております。小さい町に数軒の古式カステラ専門店がある特異な地域です。
 味は会津若松の「会津葵」のカステラ生地と同じ感じです(横浜市 YKヒルビリーさん)

「女城主」「女城主の悲劇」で調べていただくと、戦国時代のこの土地のことが浮かぶ。

 会津若松の「会津葵」はお店の名前で「かすてあん」が商品名。昔ながらのカステラ生地であんこを包んでいる。

 現地を訪れた折、店は見たのだが実物は未食。甘い物よりウーロンハイに走ってしまった。

 このカステラも長崎由来らしい。店のHPには2年に1回会津を訪れた長崎の貿易商のことが登場する。

二つ折りの味噌せんべい(michiさん提供)
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二つ折りの味噌せんべい(michiさん提供)

MNo.28

 お土産に珍しい物をいただきました。子どものころに「岐阜のおじさん」によくもらったのですが、すっかり忘れていました。ほんと久しぶり。大垣の味噌せんべい。
 岐阜方面のお菓子で記憶しているのは柿羊羹、栗きんとんに味噌せんべい。あ、それとからすみ。からすみと言っても、お菓子の方ですが。からすみは東濃地方の、米粉でつくった蒸し菓子のこと。食味や作り方は名古屋名物のういろうに似ていたように記憶しています。
 それにしても「味噌せんべい」は、いまも堅い! 歯が本当に折れそうです。前歯でガリっとなんて無謀なことはできません。
 でもほのかな味噌の味がして、せんべいの味もマイルドでおいしい。後日、駅中のお土産物の店に行ってみたら3種類ありました。
 丸いままの一重のと、二つ折りに四つ折りの3種類。いただいたのは二つ折りの物でした。
 四つ折り? 間違いなく歯が……折れます。二つ折りのこれでも、指で割るのに骨が折れます(michiさん)

 そんなに堅牢なら、トンカチで粉々にして水で溶いてスプーンで食べるしかない。

 私と完全に無縁なお菓子である。誰かあげる。

堅焼きソバ(大阪の原さん提供)
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堅焼きソバ(大阪の原さん提供)

MNo.29

 GW。5月1〜2日が仕事で分断。後半は天候不順。遠征不能だったので「近場の観光地」ということで岐阜の郡上市を攻めに行きました。
 まずは岩崎模型製造さんの食品サンプルの数々に絶句! 子どもたちが自分で作る実習を行っていたり、大人気。皆さん行って見てください。壮観です。
 その後は古い食堂で堅焼きソバと鶏ちゃんをパクパク。
 続けて明宝ハムの看板に釣られて飛騨牛コロッケをパクパク。
 お土産に栃もちなどの菓子類を買って、醤油フランクをパクパク。肉は正義だ!!
 水まんじゅうを涼しくいただいて、柿ミルフィーユに目がまん丸。
 郡上八幡のキャンペーンガールのお雛さまを見物していたら、揚げ物にされたゴジラに遭遇。ゴジラまで食うのか?! 岐阜県民恐るべし。
 町外れでべトコンラーメンにも遭遇。唐辛子とニンニクでパワーアップ!!
 帰りには大垣で水まんじゅうと柿お菓子類を物色して回りました(大阪の原さん)

 相変わらずのパクパク旅。楽しそうである。

岩崎模型製造の食品サンプル(大阪の原さん提供)
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岩崎模型製造の食品サンプル(大阪の原さん提供)

 岩崎模型製造には拙著『眼で食べる日本人 ―食品サンプルはこうして生まれた』の取材でお邪魔した。昭和の初めにサンプルを産業化した大阪の岩崎瀧三が、戦時中にふるさとの郡上八幡に戻り、限られた材料で仏前に供えるお菓子のサンプルなどを作っていた。その関係で地元にサンプル製造技術が根付いた。

 私もレタスボールやエビの天ぷらなどのサンプルを実際に作る体験をした。

 文中の「堅焼きソバ」とあるのが私が前回書いた郡上独特の焼きそばのことであろうか。確かにふにゃふにゃではなかった。今度確かめなくちゃ。

アイスクリームパン(まっどだいまるさん提供)
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アイスクリームパン(まっどだいまるさん提供)

MNo.30

 大阪の原さんが希望していたアイスクリームパンの写真を送ります。このパン屋さん、サカエパンというのですが岐阜では割と有名で特にアンパンや食パンがおいしいらしい(うちの奥さん曰く)そうで、岐阜駅から歩いて2〜3分のところにあります。
 総菜パンやなんかもいっぱい売っています。で総菜パンなどには「メロンパンちゃん」だとか「ベーコンチーズくん」など○○くん○○ちゃんという名称がついていたりします。なぜかは不明です。
 で、アイスクリームパンですが、パン屋さんの中に入るとなぜかアイスクリームなどが入っていそうな上が透明な冷凍庫があってその中にアイスクリームパンが並んでいます。

みたらし団子実演販売(まっどだいまるさん)
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みたらし団子実演販売(まっどだいまるさん)

 私も初めて食べたのですが、これはこれでありなのかな。アイスクリームをさくさくとした食感のパン(クロワッサン系?)ではさんであってモナカとも違う。でもそれなりにあっている食感でした。
 それとみたらし団子を焼いている風景が撮れましたので一緒に送ります。
 あと多治見のうなぎの件、確かにあの町もうなぎ屋さんが多いですね。やはり多治見といい関といい、暑いところで働く職人が多い町は精を付けるためうなぎ屋さんが必要なのかもしれません(まっどだいまるさん)

 地元在住のまっどだいまるさんには最後までお世話になった。感謝。

 ある方の要望に、ある方が応えて連載の内容が豊かになっていく。まさに「同人」のありがたさである。

 このパンの店、岐阜駅前というのなら実食編で寄ってみようか。夏ならアイスクリームパンはよさそう。軟らかそうだし。

デスク家の南部せんべい入りすき焼き
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デスク家の南部せんべい入りすき焼き

MNo.31

 すき焼きにカマボコの類を入れたがるのは、まず岐阜県人(それも西美濃辺り、ないしは名古屋人)と判断すれば間違いないと思います(亡命名古屋人さん)

「食べ物 新日本奇行」の「すき焼き」の回で出てきた物件。大阪の某店の板長がランチのすき焼き定食にカマボコを入れてしまい、オーナーのゲキリンに触れていなくなってしまった話が登場する。

 どうもこの辺りの出身だったらしい。十分に気をつけたいものである。

MNo.32

“甘栗のお供え”ですが、補足します。
 甘栗だけをお供えするのではなく、三宝やお盆に、小さな鏡餅、田作り、黒豆、甘栗などをのせて、神棚と仏壇にお供えしていました。鏡餅のお供えの変型なのでしょうか(みのむしまきさん)

 そういうことでしたか。神さまと仏さまに等しくお供え。日本らしい美しい光景である。

トンカツ屋の中華そば
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トンカツ屋の中華そば

MNo.33

 JR多治見駅の裏に「一高家」という中華そばの名店がありました。毎日食べに行っても飽きない。汁はもちろん すべて飲み干す。最後に 美味かった〜〜の一言。
 ちじれた極細麺で、きざみ海苔と肉のそぼろが少し浮いて、麺は当然2倍盛りにしてもらいます。半分はそのままたいらげ、残りに備え付けの刻みニンニクをたっぷり投下。これがまた絶品。当時幼稚園児だった愛娘も大人用の普通盛りを平気でたいらげ、思わず「うまい」といって食べた物です。
 次女に「好きな料理は?」は聞とくと「ラーメンの汁」と答えてしまうほど絶品でありました。美味かったなあ〜〜〜ホントに美味かった。
 しかしこの名店は残念ながらどこかに行ってしまいました。廃業したのかどうかもわからないまま店をたたんでしまいました。
 最近、この店があった近くでたまたまトンカツの専門店に入りました。私のような還暦に近い人間にはいまいち衣が硬い。噛めんぞ、これ!
 そこでメニューを見たところ「中華そば」と書いてあります。
 見た目はしっかりちじれ細麺で、汁も中華そばのつゆ……あれ〜美味いじゃん。これ、なんか似てないかあ〜あの幻の中華そばに。
 少し味が濃いかなあ? でも美味いでえ〜〜。下手なラーメン屋より美味い! おもしろい。これいけるでえ〜思わず頭の中で絶叫。それ以来、ここに来て中華そばを食べるのが週に1度の楽しみになりました。
 ここのチャーシューがまた美味い。大きなチャーシューがこれでもかと入っています。ここでうちはトンカツ屋だと主張しているのであります(お名前ありません)

 何だかわからないが、本当に美味そうに書いてある。

 だが写真を見ると天然大盛りのようである。十分に気をつけたいものである。

「更級」の冷やしタヌキ(Pochiさん提供)
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「更級」の冷やしタヌキ(Pochiさん提供)

MNo.34

 岐阜市「更級」の冷やしタヌキは単なるぶっかけそばで、甘辛く煮られた揚げさんと天かすがかけてあるだけの、すこぶる単純な食べ物なのですが、よその店ではこの味が出ないのです。
 お店に入って席について「冷やしタヌキのダブル」と注文します。テーブルの上のヤカンから湯のみにお茶をついでいると、冷しタヌキのダブルの到着。かなり驚く早さで出てきます。
 みかけはこれと言って特徴がなく、更科というお店の名前にしては結構そばの色が濃いです。
 どんぶりの縁にたくさんわさびがひっついています。これを全部ツユに溶かしてしまいますと、かなり刺激が強くなってしまいます。ワタクシはわさびを少しずつ麺につけていただきます。
 太めで硬めの麺を、わさびをつけながらいただきつつ、甘い揚げを食べて口直しをしつつ、天かすをたっぷりとつけて食べたり、わさびをたっぷりつけたり、少しだけつけたり、ネギまみれにして食べたり、味の変化を楽しんで食べ終わって、テーブルの上の魔法瓶のそば湯で割って汁まで飲みほします。
 何でこんなんが、何度も食べたくなるんやろ? いつでもお客さんでいっぱい。すごい回転率です。よその店では食べることのできない味です。750円なり!(Pochiさん)

「更級」のヤカン(Pochiさん提供)
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「更級」のヤカン(Pochiさん提供)

 冷やしタヌキダブルが当たり前? 天然大盛り地帯?

「何でこんなんが」と書いておられるが、単に美味いのではないであろうか。コストパフォーマンスがいいのではないか。

 駅前の立ち食い店で「ころうどん」を食べて、更級の「冷やしタヌキ」で締めるコースができる。デスク、任せるよ。

朴葉寿司(まっどだいまるさん提供)
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朴葉寿司(まっどだいまるさん提供)

MNo.35

 飛騨の団子は醤油だけで味付けしてあり甘くなく、焼いたときの香ばしい香りが食欲をそそるのが特徴です。海苔で巻いたものもあり、醤油だけの味付けとよく合いとてもおいしいです。
 家計調査の結果のとおり団子が好きな人が多いようで、イベントなどに団子屋が出店すると多くの人が買い求めています。
 まっどだいまるさんが朴葉寿司について書いて見えますが、下呂でも朴葉の葉が取れる6月ごろに各家庭で作られます。家庭や地域によって具に違いがあり、まっどだいまるさんの写真のように具をのせるタイプと混ぜ込むタイプがあります。
 私の母が作るものは鱒を1センチ角に切り酢でしめて、刻んだミョウガと一緒に混ぜ込むタイプです。具は鱒とミョウガと紅ショウガだけで、包むときも朴葉を二つ折りにするだけとシンプルです(下呂の大久保さん)

朴葉寿司(あかさくらさん提供)
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朴葉寿司(あかさくらさん提供)

 お口直しに団子をどうぞ。しかも醤油だけの味で甘くない団子。

 串に刺した団子というと、どうしても甘いものを想像するが、飛騨の団子はお茶にとても合いそうである。

 そしてここに登場する朴葉寿司は、何とも素朴で誠実な印象を与える。酢で締めた鱒とミョウガが交じった味を想像するだけですがすがしい。

「○○して見える」は「○○しておられる」の意。おくゆかしい方言である。

蜂の子缶詰(ケロロ3世さん提供)
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蜂の子缶詰(ケロロ3世さん提供)

MNo.36

 東濃地区でも山間の町である実家では、たんぱく質が不足するのか、ほんの30年前くらいはイナゴの佃煮やへぼ(蜂の子)は普通に食べていましたし、近隣ではイノシシや小鳥を獲っておりました。
 27年前、小生と妻との結納がつつがなく終わったある日、埼玉に住む妻が「岐阜からお礼を送ってきたんだけどどうしたらいいかなあ?」ととても困った顔をするので聞いてみたら「毛をむしった丸裸の小鳥を送ってきたのよ。親が気味悪がっちゃって。どうしよう」
 父としては一番のお勧めを送ったつもりだったのですが、関東育ちの義理の両親には全く理解してもらえず、後年それを知った父は「あんなに美味しいのに…」と不思議がっておりました。
 ちなみに父の好物は岐阜ではなく諏訪産の花九曜印の蜂の子缶詰。ここのが一番美味しいと言っておりました。どこがどううまいのか聞いておけばよかったなあ(ケロロ3世さん)

 おお、そうじゃった。岐阜県も虫を食べる地域であった。海なし県なので不思議はない。それで「丸裸の小鳥」であるが、ご父君は「縁をとりもつ」つもりだったのではないか。あれは甲府か。

 岐阜県編最後のメールはこれ。この方、今回2度目の登板である。

MNo.37

 私の出身県は石川県ですが、石川県の県民性についておもしろおかしく揶揄するサイトや書籍ではよく「岐阜県が隣の県という認識がない」と書かれていることがあります。実際そうだと思います。
 金沢近辺の人は富山を意識することが多いようだし、南部の加賀市の人なら福井に買い物に行くことがあるでしょう。岐阜に関しては白山が間に挟まっているので、密接な関係が築きづらいのだと思います。
 しかしながら白山麓文化は共通した物が見受けられます。代表的なものはあの「堅豆腐」(石豆腐・岩豆腐)でしょう。
 余談ながら、現在は全国の白山神社の本宮は石川県白山市鶴来の白山比盗_社とされていますが、明治維新、廃仏毀釈以前はむしろ美濃の白山中宮長滝寺(現在の岐阜県郡上市白鳥町の長滝白山神社と天台宗長瀧寺)のほうが大きい勢力を誇っていたということです。
 ルイス・フロイスが書いた「日本史」には岐阜所縁の織田信長が「白山権現の名において…」などと言ったという記述があるので、美濃での白山信仰は非常に盛んであったという印象を受けます。
 思い出しましたが、堅豆腐といえば石川県は白山市の白山麓地域ですが、この地域は現在でも浄土真宗の信仰厚く、真宗の行事「報恩講」が今でも盛んに行われていると聞きます。岐阜でも白川郷や郡上の辺りでは今もあるということです。
 報恩講の際に振舞われる料理を「報恩講料理」という郷土食文化として保存しようという動きが岐阜、石川、福井、富山にあるようです(横浜市 YKヒルビリーさん)

岐阜県編、終了です
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岐阜県編、終了です

 県内に文化の境界線がある。山や谷や川が境界線になることが多い。

 岐阜と石川は山岳によって隔てられているのは事実だが、それを越えて結びつけるものがあった。

 信仰である。これまでになかった貴重な視点であろう。

 信仰、あるいは同一の宗教が運ぶ文化もあろう。私の中で欠けていた部分を教えていただいた。

 このように格調高く岐阜県編は終了した。たくさんのメールをくださった皆さんに心から感謝申し上げたい。

次は山形県です
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次は山形県です

 次なるテーマは山形県であるので、ご関係の方は準備体操にとりかかっていいただきたい。

 山形県編の前に、私とデスクで行ってきた山口県実食の旅のリポートをお届けする。2人で同じところを回っても効率が悪いので、今回は基本的に別行動だった。

 2人はどんなものを見、触れ、食べたのか。そこそこ中身のあるリポートをお読みいただきたい。

 ではまた来週。



(特別編集委員 野瀬泰申)


★番外編は「6月に鳥取で近畿・中国・四国B−1グランプリ(デスク)」です。ぜひお読みください。



実食編 特大なまずを「おちょぼ」で食べる

岐阜県編(その1) 柿買えば 金がなくなる 岐阜県民

岐阜県編(その2) そばころ、きしころ、うどんころ

岐阜県編(その3) ラーメンを 卵でジュルジュル こりゃうめー


 


●筆者(特別編集委員 野瀬泰申)へのお気軽メールはこちら(tabeb@nex.nikkei.co.jp

2012年5月11日

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