おかわり 人が変わればまちも変わる〜B−1グランプリin十和田



33万4000人が集まった
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33万4000人が集まった

 今年のB−1グランプリは、青森県十和田市での開催。2006年2月に同じ青森県の八戸市で始まったB−1グランプリが、再び青森県に帰ってきました。

 その間に、B−1グランプリは、開催地はもちろん、多くの出展団体の地元を盛り上げる「日本最大級のまちおこしイベント」に成長しました。

 今回、大会を支えたのは、多くのボランティアスタッフでした。小・中・高校生たちを中心に市民が大会の運営と、来場者、出展者のおもてなしに取り組みました。

キャベツマンと踊る十和田と岩手町の高校生
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キャベツマンと踊る十和田と岩手町の高校生

 お年寄りや体の不自由な来場者のためには、地元の学生たちが、代わりになって行列に並びます。記念写真のシャッターを押しますよ、と呼びかける中学生たちもいました。ゴミの収集も、トイレの行列整理も…。

 まちじゅうに「ボンジュール」「ラビアンローズ」の声が飛び交ったのです。

 ホスト団体である十和田バラ焼きゼミナール(バラゼミ)が、バラ焼きを使ったまちおこしに取り組み始めた際のキーワードが「市民革命」でした。

いたるところで出展者と地元小中高生がコラボ
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いたるところで出展者と地元小中高生がコラボ

 バラ焼きの「バラ」をフランス革命を描いた「ベルサイユの薔薇」になぞり、フランス貴族風の衣装を身にまとい「ボンジュール」と人々を迎え「ラビアンローズ、バラ色の人生を」と送り出す。

 子どもたちの声は、十和田市民の隅々まで「まちおこしの精神」が行き渡っている証のように聞こえました。

「我がまちを元気にしたい」。

 その気持ちは、十和田に集結した61団体の愛Bリーガーたちも同じです。

佐賀シシリアンライス、おいしいよ〜
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佐賀シシリアンライス、おいしいよ〜

 今回は、バラゼミの影響か、スタッフに学生をまじえた出展団体が目立ちました。

 各出展団体のブースを訪れると、正直なところ、誰が出展団体の少年少女で、誰が地元スタッフなのか区別が付かないほど。

 みんなが一体になって、それぞれのまちの魅力をアピールしていました。

「一体化」は大人たちも同様です。

会場内の団体が一段になったパフォーマンスも
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会場内の団体が一段になったパフォーマンスも

 ふと見ると、八戸せんべい汁研究所のTシャツを着たトリオ★ザ★ポンチョスのみかちゃんが、別会場の佐賀市はシシリアンライスdeどっとこむブースで呼び込みをしています。

 隣り合ったブースはもちろん、開催終了時などは、会場内の全出展団体が集まってパフォーマンスを繰り広げることもありました。その輪の中には、来場者も入っています。

 単にご当地グルメを味わうだけでなく、各地の人々と触れ合って、その魅力を肌で感じることができるのが、B−1グランプリの魅力なのです。

津ぎょうざ小学校、夜半の設営
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津ぎょうざ小学校、夜半の設営

 一方で、明るく楽しいB−1グランプリも、実は多くの人々の地道な努力に支えられています。

 出展団体のメンバーたちはほとんどが別に仕事を持ち、ボランティアでまちおこしに取り組んでいます。会社を休んで十和田に行くため、現地入りは直前。今回は、爆弾低気圧の影響で、十和田入りが大幅に遅れた団体もいくつかありました。

 さらには、前日まで風が強く、会場の設営がなかなか進みませんでした。そのため、前夜祭の後、真っ暗な中で準備せざるを得ないケースも目立ちました。

翌朝、津ぎょうざ小学校は「体育の授業」
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翌朝、津ぎょうざ小学校は「体育の授業」

 小学生のパフォーマンスで来場者を大いに楽しませた津ぎょうざ小学校の皆さんが、暗く寒い中、みんなで協力して設営をしていたのが印象的でした。

 そんな努力のたまものか、時々雨に見舞われる2日間ではありましたが、人口6万人の十和田市に33万4000人を集めて、大会は大きな事故もなく幕を閉じました。

 注目の投票結果は、以下の通りです。


ゴールドグランプリ 熱血!!勝浦タンタンメン船団(千葉県勝浦市)

シルバーグランプリ 対馬とんちゃん部隊(長崎県対馬市)

ブロンズグランプリ 津ぎょうざ小学校(津市)

第4位 今治焼豚玉子飯世界普及委員会(愛媛県今治市)

第5位 田川ホルモン喰楽歩(福岡県田川市)

第6位 あかし玉子焼ひろめ隊(兵庫県明石市)

第7位 黒石つゆやきそばHAPPY麺恋゛ジャー(青森県黒石市)

第8位 出雲ぜんざい学会(島根県出雲市)

第9位 三崎まぐろラーメンズ(神奈川県三浦市)

第10位 Do it!松阪鶏焼き肉隊(三重県松阪市)


熱血!!勝浦タンタンメン船団の磯野船団長
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熱血!!勝浦タンタンメン船団の磯野船団長

 熱血!!勝浦タンタンメン船団の磯野船団長の「まちおこしは人おこし、人が変わればまちも変わる」という受賞のコメントは、今回の十和田大会を象徴する言葉だったように思います。

 なお、B−1グランプリは来年、2016年は首都圏で開催する10周年の特別大会となり、通常の第11回大会は2017年に開催する計画です。

(デスク)

10月2日

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