第26回 福島県(最終回) 嗚呼、憧れの大衆食堂

沖食堂のラーメン
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沖食堂のラーメン

 先週末、郷里の福岡県久留米市に帰った。母校の県立明善高校の創立記念行事でお役目をいただいたからだった。(「食べBって何?」という方は「食べB入門編」をご覧下さい。福島の食についてのメール投稿先はこちら)

 いまの校長が私の同級生。そこで青春の日々をともに思い出そうということになり、校舎の周りを散策し、そして当時の若き胃袋を優しく満たしてくれた、あの「沖食堂」に向かったのだった。

 沖食堂には確か2年前に出向いたことがある。しかしその折には店の前まで行ったのに入らなかった。実は前の晩、居酒屋で悪性の二日酔いを感染(うつ)され、ものすごくギボヂワルガッタのだった。

 しかもその二日酔いというのが、事前に飲んでいたウコンや肝臓水解物などをものともしない多剤耐性型のものであった。あんなものを感染されたらどんなに酒に強い人でもひとたまりもないのである。

 というわけで、その日はリベンジであった。私にはあの白い容器に入ったアミノ酸飲料という強い味方があるので、最近は二日酔いに感染することがない。当日も食べる気まんまん、お腹が鳴っていた。

沖食堂の焼きめし
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沖食堂の焼きめし

 ちょうど昼時。話に聞いていた行列ができていた。店内の行列が店の外にはみ出た状態。私が高校生のころは、こんなことはなかった。長年、地道に営業を続けてきた結果、名店の評価が確立したものと思われる。

 テーブル席に向かい合って座った2人のおじさんが注文したのは、ラーメンと焼きめしのセットであった。久留米ではセットであっても焼きめしはフルサイズで出てくるので、事前に1人前を半分ずつにしてもらうことにしてあった。

 ラーメン登場。

 ああ、懐かしい。スープのこの濁り。この香り。チャーシューの薄さも昔と変わらない。この薄いチャーシューが好きなんだよ。角煮みたいなどてっとした肉の塊はいやなんだよ。

 カメラがなかったので携帯のカメラで記念写真を撮る。しかる後にスープを啜った。

ラーメン380円!
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ラーメン380円!

 うーん、うーん。

 やっぱ、これたい。

 昔の味と同じかどうか、いまとなってはわからない。わからないが美味い。柔らかめの麺をずずっ。

 次に焼きめしを一口。

 あーん、あーん。

 おいしかねえ。

 塩の加減、香ばしさ。チャーハンではなく、焼きめしはかくあるべしという味である。

 麺をたぐり、スープを飲み、焼きめしをかき込み、気がつくと完食していた。スープの1滴も残っていない。

 壁のメニューを見上げてまた驚いた。このラーメンがなんと380円なのである。


「武ちゃん」。久留米のB-1へ行ったときに撮影(アミー隊員)
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「武ちゃん」。久留米のB-1へ行ったときに撮影(アミー隊員)

 その後、式典の会場に向かい無事お役目を果たしたら、かつての同級生が明るい内から席を用意してくれていた。焼きとりや一品料理を頼んで昔話に花が咲く。

 ピッチが速いヤツがムードメーカーになって座は盛りあがる。盛りあがるが体力がもたない。しかるべき時間に解散した。

 その後、今度は別のメンバーが加わって屋台に移動。「武ちゃん」のチャンポンなどを食べて別れたのであった。

 「じゃあまたー」

 と手を振って歩き始めた私は、思いもかけぬジケンに巻き込まれる(文末に続く)。


 では福島県編。「朝ラー」は喜多方だけではなかったらしい。だがまずは喜多方朝ラーメンの再確認から。


喜多方ラーメン(A-changさん提供)
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喜多方ラーメン(A-changさん提供)

MNo.30

 喜多方は「朝ラー」エリアと言っても過言ではないと思います。私も実際、午前8時に「まこと食堂」という老舗でラーメンをいただきました。店内には他に7、8名ほどのお客さんがおり全員地元の方、 というか顔見知りという感じでした。
 しかし多くの店が早朝からやっているのかというと、そうではありません。全体から見ると、おそらく1割くらいではないでしょうか(午前10時からという店は多い)。
 ただ約120軒ものラーメン屋があると言われる喜多方なので、1割もあれば十分な数なんですよね。
 喜多方以外では、静岡県藤枝市が「朝ラー」エリアで約10軒が早朝からの営業のようです(A-changさん)


厚木の朝ラーメン(ぎずもさん提供)
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厚木の朝ラーメン(ぎずもさん提供)

MNo.31

 ぬぅわにを言うておるですか! 静岡県は藤枝市を中心とする旧・志太郡には、朝からラーメンを食べる奇習が今も根付いております。その多くの店は朝7時か8時に開店し、昼1時までに閉店するという午前中だけの営業。こんな店が10軒程度あり「ひるぜん焼そば」MAPに匹敵する勢力を有しているわけです。
 この地域のラーメンは鶏ガラ主体の、日本そばにも通じるあっさり醤油味。通勤途中の駅そば(立ち食いそば)にも通じるものがあります。やっぱり朝ご飯は大切ですもんね。
 起源は、朝の仕事を終えた漁師だの、茶摘みで早起きの農家に愛されたのと諸説ありますが、決定打は不明です。静岡県編までに詳しい現地調査をしたいと考えています。
 写真はB-1グランプリin厚木・野球場会場入り口で食べた朝ラーメン。朝ラーは本来平日のみご提供なのに、会場に向かう人たちのために臨時営業してくれました。土日の2日連続でここで胃袋に喝を入れ、B-1本番に臨んだ私でした(ぎずもさん)


04年の写真でチョット古いですが、喜多方でお寿司屋さんのランチセットの看板を見つけました。「ラーメンとにぎり寿司」(ヤスさん提供)
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04年の写真でチョット古いですが、喜多方でお寿司屋さんのランチセットの看板を見つけました。「ラーメンとにぎり寿司」(ヤスさん提供)

 そうでありましたか。あの辺にも朝ラー地帯がある。

 静岡県は西端の浜松市こそはっきりしたうどん文化圏に入るが、それ以外の地域は判然としない。そば文化圏といえばそうであるような感じでありながら、東はサンマーメンが頑張っていたりして、中華麺の勢力も侮れないのである。

 従って、藤枝辺りに特異なラーメン文化が根付いているとしても不思議はない。ただ私が藤枝を通過したのは午後から夕方にかけてであった。よって当地の朝ラーについては、いま初めて知った次第。

 次のメールも参考にしながら、全国朝ラー地図を作りますか。


MNo.32

 「朝ラー」ですが、魚市場のおやつである「長浜ラーメン」こそが朝ラーの元祖・本家ではないでしょうか?
 サラリーマンのふつ〜の「朝」には既に閉店していますが、夜明け前に食するのが「長浜」の本来の姿だと思っております。魚市場関係者に限られるるでしょうが、まさに朝ラーだと思います(市川市在住の伊藤さん)


福島の伝統菓子「ぶどう氷」
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福島の伝統菓子「ぶどう氷」

 これも朝ラーとするなら、暗いうちから開けていて、ラーメンを食べさせる各地の港町の食堂なども入ることになる。

 うん、「全国朝ラー地図」はいけるかも。


 福島に立ち寄った久留米人からのリポート3題。


ありました「ダルム」と「ヘルツ」(久留米の豆津橋渡さん提供)
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ありました「ダルム」と「ヘルツ」(久留米の豆津橋渡さん提供)

MNo.33

(1)第5回B-1グランプリin厚木の帰り、ちょいと人に会いに福島市に行ってきました。そこで福島準備編で「福島にもダルムがある」というのを思い出し、繁華街の焼き鳥屋へ寄ってみました。
 あったあった「ダルム」と「ヘルツ」。でも白モツ、心臓と解説が併記されており、意味もなく「勝った」と心の中でガッツポーズ。店員に名前の由来を尋ねたら、オーナーがいないんでわかりません、という返事。ダメだよそんなんじゃ。
 久留米・福島で「ダルム都市」提携を提案しようと思ったけど、止めました。ほどなくザク切りキャベツがでてきて「おっ!」と思いましたが、すごいしょっぱい塩ダレで久留米とはまったく違っていました。
(2)福島県郡山市は久留米市の姉妹都市。明治時代の国営安積開墾で多くの久留米藩士が入植し大きな功績があったとのことで「郡山市久留米」の地名もあります。以前仕事で何度か行ったことがあったのですが、そのときファンになったのが「三松会館」。昭和27年創業で暖簾には「総合食堂三松」とあります。
 総合食堂の名前の通り、和食・中華・洋食とメニューは100種類以上あるそうで、表には定番食品サンプルがドーンと飾られ、ここの読者なら思わずニンマリとしちゃうこと必至の地元の有名店です。
 今回いただいたのは「ニシン天ぷら定食」。九州ではまずお目にかかれないメニューで、2センチくらいにカットされた天ぷらがゴロゴロ。干しニシンを水で戻して天ぷらにするそうです。ちょっと塩気があって、適度な食感があって、たいへんごはんがススム君でした。
(3)せっかく郡山に来たんで、なにかないかな?と調べてみたら……ありました。「クリームボックス」。ちょっと小ぶりの食パンを厚切りにし、練乳系のクリームを塗っただけ、というシンプルなもの。
 ロミオってお店が有名らしいけど駅からちょっと遠いし雨も降ってるし荷物も多いし、ってことで観光案内所で尋ねて行ったのが「大友パン」。
 甘いものが苦手な私ですが覚悟を決めて一口いただくと、すっごく甘ったるそうな外見にくらべてそれほどでもない。軽い感じでおいしくいただきました。このクリームボックス、郡山市内にしかないらしく、アーモンド入りやチョコでキャラクターが書いてあるものも人気だそうです(B級グルメの聖地久留米研究所所長兼八戸せんべい汁"研究所九州出張所所長兼十和田バラ焼ゼミナール久留米校校長 豆津橋渡さん)


「総合食堂三松」の店頭(上)。下は「ニシン天ぷら定食」(久留米の豆津橋渡さん提供)
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「総合食堂三松」の店頭(上)。下は「ニシン天ぷら定食」(久留米の豆津橋渡さん提供)

 そう。福島市内の居酒屋で「ダルム」の文字を発見したときはちょっとドキっとした。すでに書いたように医大の学生が呼び始めたという点でも久留米と同じである。

 だが豆津橋さんの文面から想像すると、久留米ほどダルムもヘルツも「生活の一部」にはなっていないらしい。


 「三松会館」にはぜひ行ってみたい。何が食べたいというのではなく、食堂がこの上もなく輝いていた時代の空気に浸りたいのである。

 子どものころ、食堂に行くなんて年に何回もなかったし、そこには母が決して作らない、あるいは作れない食べ物がずらりと並んでいて、ドキがムネムネしたものである。

 沖食堂に三松会館。大衆食堂って、いいなあ。


「クリームボックス」(久留米の豆津橋渡さん提供)
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「クリームボックス」(久留米の豆津橋渡さん提供)

 「クリームボックス」の写真がこの人から送られてくるとは思ってもいなかった。説明は不要であろう。このようなものである。現地に行っても、見るだけにしよう。


 で、豆さん、これからもこの長い肩書でいくんですか? 「久留米の豆津橋渡さん」でもよかですか?


 「クリームボックス」についてはA-changさんからもメールをいただいた。


「クリームボックス」(A-changさん提供)
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「クリームボックス」(A-changさん提供)

MNo.34

 前回ちらっと登場した「クリームボックス」というのは、郡山のローカルパンです。幅7〜8センチ、厚さ2センチほどの小さな食パンに、白いクリームの様なものが塗られております。
 ロミオというパン屋のものが有名ですが、添付した画像は大友というパン屋と郡山駅前のコンビニで購入したものです。どちらも素朴で懐かしい味わいでした


 甘いものが続く。


柏屋の「薄皮饅頭」
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柏屋の「薄皮饅頭」

MNo.35

 福島土産と言われて思い出すものは三万石の「ままどおる」と「えきそんぱい」、柏屋の「薄皮饅頭」、かんのやの「くるみゆべし」。これらの知名度が高いと思うのですが、すべて郡山発なんです。
 県内各地に行けばそれぞれいろんなお土産菓子があるのですが、なぜかもう一歩手前で足踏み状態です。ひそかに「ふぐすま土産でねで、郡山土産だっぺよ」と思っている人多いと思います。
 「ままどおる」は黄身あんを包んだ焼き菓子。優しいお味。
 「えきそんぱい」はクルミ入りのあんをパイで包んだお菓子で不思議なお味です。
 そして特筆すべきお菓子は須賀川の「くまたぱん」
 「黒糖水に小麦粉を混ぜて練り上げ、こしあんを包み込んで、小判型に成形して、こんがり焼き上げ、砂糖をまぶした素朴なお菓子です。
 昔ながらの製法にて、その日の気温や湿度に合わせて、黒糖の量を調整し、ふっくらと焼き上げています。
 くまたぱんは、ぞうりに形が似ていることから『ぞうりぱん』とも呼ばれています。手間暇惜しまず、つくりだしたお菓子です」(くまたぱん本舗HP)
 最初に見たときは「落雁」かと思ってました。友人宅のおばちゃんが食べているのを見て「なんじゃそりゃ??」と思った一品です。
 「くまたぱん」それはもちろんパンではありません。こしあんの焼き饅頭にびっしりと砂糖がまぶされているものなのです。私は速攻逃げます。知ってしまってからは近寄らないようにしています(MAYさん)


赤お多福(鈴木さん提供)
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赤お多福(鈴木さん提供)

 「ままどおる」と「くまたパン」はこれまでにも登場しているが、後者の甘さは際だっているようである。

 甘いこと自体がごちそうであった時代の記憶であろうか。

 でも見るだけにする。


 前回登場した「動くサンマ」。



MNo.36

 生のサンマですが、いわき市のアクアマリンふくしまで展示してますよ。世界で唯一ココだけです。ほの暗い水槽で元気に泳ぐサンマが観れます。よかったら一度行ってみて下さい(福島県浪江町の斉藤さん)


厚木のB-1グランプリで
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厚木のB-1グランプリで

 現在の浪江町は「浪江焼麺太国」の治世下にある。「太王」が統治している。厚木のB-1会場でも出城を築いていた。今月末に横手で開く北海道・東北B-1グランプリにも参戦する。

 私は万難を排して横手に行く決意である。

 福島県実食編では干物になる前の生きたサンマが泳ぐところを見たい。一芸クン、考えておいてね。


一芸 泳ぐサンマも、泳がないサンマもご用意しておきやす。

 

 ちょっと地理と歴史の勉強を。


「会津のこづゆ」
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「会津のこづゆ」

MNo.37

 JR東日本の「極上の会津」という旅行パンフレットを眺めていたら「こづゆ」についての特集を発見。会津の食文化研究家:平出美穂子さんが各地の「こづゆ」の特長を紹介していました。
 ポイントのみ抜き出すと、
■会津若松の「こづゆ」 煮肴、ざくざく、ざく煮、重のつゆ等の別名あり。干し貝柱、里芋、人参、きくらげ、白玉麩、糸こんにゃくが共通材料。干し椎茸、銀杏は入れる家と入れない家がある。醤油で味付けし、彩りに絹さや、ほうれん草をのせる場合も。
■喜多方の「こづゆ」 煮肴、ざく煮等の別名あり。棒たらが入るのが特長。不祝儀の場合は赤い麩は入らず、白い麩のみ。
■猪苗代の「こづゆ」 単につゆ(又はつよ)、ざく煮、吸い笠とも。結びこぶが入り、祝う気持ちが込められている。
■田島の「こづゆ」 こづゆではなく、つゆじとか、つゆ煮染めと呼ばれている。干し貝柱、人参、里芋、つと豆腐などが入る。
■柳津の「こづゆ」 会津若松の材料と大体は共通するが、焼きちくわやかまぼこなど練り物が多いところが異なる。
■西会津の「こづゆ」 煮肴とも呼ばれる。つと豆腐やちくわが入るのが特長。
 あと、興味深かったのは「こづゆ」は只見や桧枝岐では見られず、逆に類似した料理が新潟にあるというご指摘。ここでも、会津と新潟の「食のかけ橋」が話題になっていました(ミルフォードさん)


 このような郷土料理の材料には、土地土地で最も豪華とされるものが用いられることが多い。海から遠い場所にもかかわらず干し貝柱、結びこぶ、棒たら、ちくわ、かまぼこといった海の幸が入っていることに注目したい。要するに「ごちそう」なのである。


奥会津特産の「じゅうねん味噌」(中林20系さん提供)
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奥会津特産の「じゅうねん味噌」(中林20系さん提供)

MNo.38

 信州高遠と会津は切っても切れない間柄。高遠藩より保科正之公(江戸では玉川上水を作りました)が会津藩に行き、その文化は今に繋がっています。
 高遠では途絶えた辛味大根は会津に残っていましたし、天ぷらまんじゅうもソースカツ丼も双方に存在します。
 特に、そばの食べ方は辛つゆ(辛味大根の汁に焼き味噌を溶かした物)・甘つゆ(通常の醤油つゆ)も一緒です。従って、会津には高遠そばもあれば個別には「絵島そば」も存在します。
 なんせ、白虎隊の祖先も多くは高遠から保科様に付いていった家来とのお話もお聞きしました。江戸時代には多くの食文化が高遠から会津に移ったようです(ご隠居プーさん)


裏磐梯高原特産の花豆 を使った「花嫁ささげ」
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裏磐梯高原特産の花豆 を使った「花嫁ささげ」

 高遠にも天ぷらまんじゅうがあるんですか? ひょっとしたら天ぷらまんじゅうの歴史は江戸時代にさかのぼる?

 絵島そば。江戸城大奥を舞台にした「絵島生島事件」で大年寄の絵島は高遠藩に預けられた。それにちなんだそばであろうか?

 いずれにしても、大名の転封によって文化が移動した例は多い。


 最後はこれ。


郡山で「こおりやまグリーンカレー」の看板に遭遇
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郡山で「こおりやまグリーンカレー」の看板に遭遇

MNo.39

 福島限定ではないのですが、全国12店舗のうち5店舗が福島県内だから許して下さい。それは「シーフードレストラン メヒコ」。
 レストランと名がついているものの、我が家の印象は動物園。フラミンゴが飼育されている状況を眺めながら名物のとっても美味しいカニピラフを食べさせる不思議なお店です。北国の内陸に突然の熱帯の楽園。そこで優雅に歩き回る?ピンクフラミンゴ。
 山あいの温泉ホテルのステージでポリネシアンダンスを踊る南国の出稼ぎ美女たちとイメージがダブるのは私だけ?
 一般的に「カニ料理」といえば、北の大地北海道的な民芸調大型店舗か大阪の動く看板を思い描く方が多いと思いますが、福島県人はピンクの優雅な?鳥をイメージするはずです。福島時代に感じた「謎」のひとつです(ウォーキング・ディスポーザーさん)


 

福島県の特産「桃」を使った「桃入りめん」。ピンクということで……
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福島県の特産「桃」を使った「桃入りめん」。ピンクということで……

経営しているのは東京の会社。でも福島県内に店舗が多い。

 なぜフラミンゴなのか、なぜカニピラフなのかわからないが、それでもいいような気もする。

 福島県人が「カニ」というとピンク・フラミンゴをイメージするのなら、私は意味もなく拍手を送りたい。


 これで福島県編を終了する。やっぱり知らないことばっかりであった。面白れー。


 ではここで「野瀬に食べさせたい福島の食べ物」VOTE。

 (VOTEは終了しました。ご協力ありがとうございました)


ジケンです!
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ジケンです!

 ではジケンの続きである。

 私は久留米の皆さんと別れて、実家の方に歩き始めた。すると、いくらも歩かないうちに突然、私の体が宙に浮き横向きに道路に落下したのである。

 何が起きたのかわからないまま立ち上がると左足に激痛が走った。街灯が届かない夜道のこと、段差があることに気がつかなかった。そして段差の下に野球のボール大の石ころがあることにはもっと気がつかなかった。

 私は左足で石ころを踏み、その弾みでひっくり返ったのであった。

 再び歩き始めたが、余りの痛さにあわててタクシーを拾った。

ものすごい雨の高知。来週は高知県実食編です
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ものすごい雨の高知。来週は高知県実食編です

 翌朝、近所の外科医に行くと「折れてますね」という診断であった。左足の甲の骨が横一文字に折れていた。その場で足を固定し、松葉づえを渡されたのである。全治1カ月。

 その日、私は福岡空港から高知に飛び、高知県実食編の取材をすることになっており、段取りもつけてあったのだが、キャンセルするしかない。

 一芸クンに電話して事態の急変を告げ、飛行機やホテルなどの予約をすべ取り消し、東京行きの飛行機を取ったのだった。

 というわけで、高知県実食編は一芸クンの単独行となった。聞いてみたら、ものすごい雨の中での取材であったらしい。

高知県実食編の次は富山県編が始まります。富山県に関するメールお待ちしております!
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高知県実食編の次は富山県編が始まります。富山県に関するメールお待ちしております!

 頑張った結果、かえって素晴らしい紀行になったかもしれない。

 来週は一芸クンの孤軍奮闘編をお読みいただきたい。


 さて福島県の後は富山県である。ご関係の方はいまからご準備を。早めにいただいているメールは後日、紹介していこう。


 ところで私は5日で満59歳になった。数えだと還暦である。

 「還暦を 松葉づえにも 祝われて」


(特別編集委員 野瀬泰申)



一芸クンリポート「いかにんじん・松前漬け・数の子の三角関係」はこちらからご覧ください。




 


●筆者(特別編集委員 野瀬泰申)へのお気軽メールはこちら(tabeb@nex.nikkei.co.jp


2010年10月8日


■福島県編
準備体操編 ベッド5台を独り占めした夜「こんにゃくあいす」を食べながら思った福島県(アミー隊員)
その1 ラジウムそばあります行ってきました! B-1グランプリ in ATSUGIの下見(アミー隊員)
その2 天ぷらまんじゅうはおかずであるお茶とビールと「たまごふわふわ」(一芸)
その3 「朝ラー」は実在するのか?海を越えるB級グルメの魅力(一芸)
最終回 嗚呼、憧れの大衆食堂「いかにんじん」「松前漬け」「数の子」の三角関係(一芸)
実食編 なんじゃこりゃラーメンを食べ歩く浜通りにハマる道理(一芸)


■入門編:「食べBって何?」という方はこちらからご覧下さい
■実食編:<映像リポート>はこちら
料理・素材名から探す(インデックス)ページはこちら


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