第84回 熊本県ご当地グルメ(その4) カジキマグロください。はいお!

特別編集委員 野瀬泰申


 毎週たくさんの情報をいただいた熊本県編もいよいよ最終回です。ありがとうございました。で、最後まで大量です。熊本のご当地グルメワールドを存分にご堪能ください。

 次週からは、東日本大震災から1年を経た被災地の食を野瀬が取材する「被災地を行く 500キロの旅」が始まります。通常とは更新の頻度や時間、方法などが変りますので、番外編で週3回更新「『被災地を行く 500キロの旅』の読み方」と題して詳細をご紹介します。あわせてご覧ください。

 食べBのFacebookページ(http://www.facebook.com/tabebforum)もご好評をいただいています。実食編地図など、オリジナルコンテンツも掲載していますのでぜひご利用ください

(「食べB」へ初めて訪れた方は「食べB入門編」をご覧下さい食についてのメール投稿先はこちら

市役所ロビーにおひな様
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市役所ロビーにおひな様

 3月3日から4日にかけて千葉県勝浦市に行った。愛Bリーグ関東支部総会に出るためだった。辛い、とても辛いタンタンメンでまちおこしをしている「熱血! 勝浦タンタンメン船団」が昨年の姫路B―1で7位になり、地域は相当活気づいている。

 おりから街中のあちこちにひな人形を飾る「ビッグひな祭り」が行われている最中の3月3日である。車や電車で遠方からも観光客が押し寄せ、町中が賑わっていた。

 私と愛Bリーグ会長の渡辺英彦さんは同じ特急で東京から向かい、会議が始まる1時間前に到着。パンフ類をもらうため駅前の観光案内所に入った。

お寺のおひな様もライトアップ
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お寺のおひな様もライトアップ

 狭い案内所は混み合っていた。何種類ものパンフが並ぶカウンターに行くと、タンタンメンのパンフは最後の1枚を残すのみ。それをゲットしたのだが、勝浦ではタンタンメンブームが起きているのかな?

 昼食を取るためパンフの地図を見て駅から最も近い店に入った。満員だったのだが、私たちと入れ替わりに2人が出たので相席のテーブルに案内された。

 ラー油で真っ赤なタンタンメンなど見ただけで汗が出る私は魚フライ定食を注文し、渡辺さんが単独でタンタンメンに挑む。

デスクが食べた江ざわの上坦々麺
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デスクが食べた江ざわの上坦々麺

 びっしりと店を埋めた客のほとんどがタンタンメンを注文している。

「タンタンメンお願いします」

「タンタンメン2人前」

「タンタンメンにライスつけて」

 わーった、わーった。

 そんなに辛いものが好きなら勝手に食べてくれ。ベロ怪我してもしらないぞー。

あまからやの少子湯麺(勝浦タンタンメン)
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あまからやの少子湯麺(勝浦タンタンメン)

 魚フライ定食は比較的早く出てきたものの、注文が殺到するタンタンメンはなかなか登場しない。結局、渡辺さんが赤くて辛いものにありつけたのは、注文して30分後。

 店を出ると10人ほどが並んでいる。それぞれカメラを持っているということは全員観光客か。そしてタンタンメンがお目当てか。

 余裕で会議に間に合うはずが、昼飯に思わぬ時間がかかり時計を何度も見ながらタクシー乗り場に急ぐことになった。

しんでんのタンタンメン
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しんでんのタンタンメン

 会場には5分遅刻。冒頭で挨拶していただくことになっていた猿田市長を待たせてしまったのだった。

 猿田市長には夜の懇親会にも来ていただいた。ホテルでのチェックインに手間取って、今度は20分以上も待たせてしまったのだが、にこやかにカンパーイ!

 地元市長というのは普通、「公務がありますので」と中座するものと思っていたが、猿田市長は「公務はありません」と最後までいて、ついにはカラオケ一番乗りを果たした。実にフレンドリーな方であった。

いしいのカレータンタンメン
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いしいのカレータンタンメン

 2次会は海が見えるカフェバー。マスターが船団のメンバーだそうで、飲み放題の食べ放題状態。しかも様々なタンタンメンがメニューにあって、愛Bリーグ関東支部の皆さんはタンタンメンの暴れ食いに突入した。

 私のほかにもう一人、冷ややかに見ている人がいた。

「辛いのだめですか?」

「もう全然だめです」

「私はハウスバーモントカレーで汗がでます」

明月庵のタンタンメン
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明月庵のタンタンメン

「それすら食べられません」

 ということで意気投合。辛いモンの悪口を言いながら、ワイン、ビール、日本酒と痛飲したのだった。

 3次会に行くという大声星人たちを尻目に、私はひとりでホテルに戻った。寝間着に着替えようとしたが見あたらない。仕方なくフロントに電話した。

「寝間着はどこにあるんでしょうか?」

「寝間着は有料です。チェックインの際に貸し出しています」

はらだのタンタンメン
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はらだのタンタンメン

 チェックインしたとき、そんな話は聞いていない。というか寝間着が有料というホテルは我が人生において初めてであった。

 熟睡して朝早く目覚めると、隣のベッドに誰か寝ている。布団を体にぐるぐる巻き、いびきも軽やかである。その体がふいに起き上がった。

「なんだ渡辺さんじゃないですか」

 というような週末であった。

一の膳、ラーメンライス(えいきょくさん提供)
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一の膳、ラーメンライス(えいきょくさん提供)

MNo.24

 先週、人吉にいってきました。現在人吉は「人吉球磨は、ひなまつり」ということで2月1日〜3月31日の間、それぞれの地域のひなまつりで盛り上がっているそうです。
 で、お昼をとろうとしたのですが、なかなかいい場所が見つからず、結局はラーメン屋に行くことにしました。メニューをみるとジャンボチキンカツというのがあるので、ま、普通よりちょっと大きいくらいかなと思って頼んでみました。
 ところがお盆に入りきらなくて2つに分けてきた時点でやや後悔をしてしまいました。横の名刺サイズのカードの大きさで大体分かると思いますが、でかい、でかすぎるっ。
 なんとかがんばって完食をしましたが、下に敷いてある野菜がなければ負けていたかもしれません。人吉恐るべし(えいきょくさん)

二の膳、ジャンボチキンカツ(えいきょくさん提供)
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二の膳、ジャンボチキンカツ(えいきょくさん提供)

 一の膳がラーメンとご飯と付け合わせ。二の膳がジャンボチキンカツ。これで980円。

 3人で食べても足りるな。

「大盛り部会」は健在なり。

 なのはいいけれど、えいきょくさん食べ過ぎ。

 前回登場した、ロバのパンのテーマソング。フルコーラスで届いた。

東京の大学堂みたいなもんかなぁ(デスク)
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東京の大学堂みたいなもんかなぁ(デスク)

MNo.25

 ♪ロバのおじさんチンカラリン チンカラリンロンやって来る。
 ジァムパン ロールパン できたて焼きたていかがです。
 チョコレートパンもアンパンも 何でもあります チンカラリン♪
 歌には蒸しパンは出て来ないんですが、確かに他のパンには目が向かず、蒸しパンだけでしたね。はい! 何ででしょうね?(煮豆ライスさん)

 懐かしか。ばさらか(とても)懐かしか。

 ロバの落とし物の湯気が見えるようである。

 熊本県編初回のテーマ、納豆。

みみなば(いけずな京女さん提供)
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みみなば(いけずな京女さん提供)

MNo.26

 下益城郡出身のわたくしは生まれてからずーっとあたりまえに納豆を食べていたのですが、就職して天草にまいりまして、小学校の給食に納豆が出たとき、子どもたちが「こらなんね、くさか〜」と言って食べようとしなかったのに驚きました。
「あら、あんたたち、納豆食べたことなかとね」。35年ほど前のことです。
 まあそういうわけで、山育ちのわたくしにとっては豆腐の味噌漬け、みみなば、干しタケノコなども普通の食材でした。
 ああ、いきなりだんご、これも今ではあんこが入っていますが、昔はあんこなしのカライモとメリケン粉でいきなり作っちゃうやつでしたねえ。いもの甘みと皮の塩っけが素朴なおいしさを醸していました。
 で、その山間部でお刺し身でよくあったのが「はいお」。今思うとこれはカジキマグロではなかったかしら。「はいお」→「羽魚」。
 太平燕はすっかり有名になりましたね。私が高校のころは紅蘭亭でしか食べたことがありませんでした。ほかのお店でもあったのか知りませんが、とにかく太平燕を食べたくなったら下通りの紅蘭亭でした。
 くまモン。すっかり有名になりましねえ。はじめて見たときは、そう、あんまり可愛くなくて、それはそれで熊本らしいとも思いました(お名前ありません)

すっかり有名になりました
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すっかり有名になりました

 納豆は熊本市周辺で一般的でも、天草までは広がっていなかったのであろう。天草四郎が納豆好きだったという話も聞いたことがない。

「みみなば」はいけずな京女さんのメールにあったようにキクラゲのこと。

「はいお」は熊本弁でカジキマグロを指す。そう認識していない熊本人もいるらしい。

荒尾「武蔵ラーメン」(荒尾ファンさん提供)
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荒尾「武蔵ラーメン」(荒尾ファンさん提供)

MNo.27

 夫の実家熊本の記事に、いてもたってもいられずメールします。
 関東出身の私にとって熊本県の食は魚、肉、野菜、米、果物と何をとっても衝撃的に素材が美味しく、思わず熊本讃歌を歌いたくなるほどでございます。
 が、数ある美食の中で荒尾の「武蔵ラーメン」のことはお耳に入っておりますか? 1杯398円の激安ラーメン。数年前はもっと安かったのですが、今となっては398円でも激安。そして何より美味しいのです。
 久留米ラーメンといえば確かに。しかしそんな固定観念とは関係なく、味を調整できるラーメン醤油、熊本風にもできるこがしニンニクのトッピング、コショウで、美味しけりゃいい、みたいな良い加減に自分好みにできちゃうのがたまらないのです。

武蔵の調味料(荒尾ファンさん提供)
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武蔵の調味料(荒尾ファンさん提供)

 荒尾は熊本と福岡の境にあり、グリーンランドという遊園地のあるなかなか穴場の町です。外食率も結構高く飲食店が多くありますが、その中でも老若男女、子供まで大人気のお店です。
 荒尾にはもう一軒「玲佳ラーメン」という人気のラーメン店が! 駅前とシティモールというショッピングセンターの中にあり、ここも1杯420円。
 あまりにも地元に根付いているので、ネットでの評価はいまいちですが、味は久留米ラーメンに、やはりこがしニンニクのトッピングができるので、熊本風にも調整できます。ここは高菜も自由なので、辛みが欲しいときにもグー(荒尾ファンさん)

武蔵のメニュー(荒尾ファンさん提供)
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武蔵のメニュー(荒尾ファンさん提供)

 久留米と熊本の間に中間形態のラーメン地帯が存在する。基本は久留米ながら熊本特有のにんにくチップを最初から、あるいは好みで投入するスタイルである。

 異なる文化圏の真ん中はいろいろと面白い。

 この連載で酒のことはサケられない。

お勧めの酒(熊本 あとぜきさん提供)
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お勧めの酒(熊本 あとぜきさん提供)

MNo.28

 ガチガチのジモティですが、初めて知ることも多く、熊本の奥深さを感じているところです。
 さてさて、私が今回特に訴えたいのは熊本の「日本酒」についてであります。吟醸酒は「熊本酵母」なしには語れません。熊本酒造研究所の野白ハカセという方が見出したものらしいです。熊本の日本酒はうまい! 熊本の日本酒を飲もう!
 私がお勧めの蔵元をいくつか。
 まずはその熊本酒造研究所謹製の「香露(コウロ)」。今の季節は新酒が出回るのですが、これがまたウマイ。刺身に煮しめに洋食に何でもコイの無敵の日本酒。さわやかな香りとふくよかなうま味。コノヤロ。至福の時です。
 次に訴えたいのは瑞鷹(ずいよう)酒造。
 この蔵元は季節の折々に限定酒を出してくれますが、暮れには「華ばしり」というこれまた新酒が出ます。この蔵元の酒はなかなかに味が濃く、ウニや鮎のうるかを舐めながら、ちびりちびりというところでしょうか。先月買った「汲みたて」は4合で2100円。また大枚をはたいてしまった。ああ高まる期待。花見まで冷蔵庫でお休み中です。
 それから阿蘇の蔵元、山村酒造。
「霊山」という銘柄で、純米酒はコンビニや量販店でも買えるんですが、ほかの日本酒とは一緒にしないで欲しい(エヘン)。

こちらもお勧め(熊本 あとぜきさん提供)
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こちらもお勧め(熊本 あとぜきさん提供)

 派手さはないけど深いうま味とほどよい酸味。ぬる燗でコップ酒やるとたまりまへん。夕食の友にすれば料理の味が引き立ち、飲む、うまい。食べる、うまい。飲む、うまい。食べる……平日飲みすぎ注意。なおこのお酒の名称が法要などのお遣い物に最適との評。
 次も阿蘇の蔵、河津酒造。
 阿蘇は寒も厳しく水よし米よしで酒がまずかろうはずがない土地柄。霊山と同じくじんわりと、食事が楽しくなるお酒です。銘柄は「蓬莱」。あと給料日にはふんぱつして純米酒「一本〆」をぜひ。阿蘇のお米精米歩合53%の力強い気合のひと品です。
 最後に私のオススメNo.1千代の園酒造。
 昨年、九州新幹線が開通したのを記念して熊本の蔵元が統一名称純米酒「さゆる」としてそれぞれのお酒を販売していますが、私の一番のお勧めが千代の園。4合1200円とお手ごろながらその美味しさたるや。バカ高いワインなどメではないわ! おとといきやがれ!
 それからもう一つ、地元の気骨の酒屋さんの想いを千代の園がガッチリ受け止めて造ったブランド「泰斗(たいと)」があります。
 つい先日生酒の泰斗を買いました。飲みました。オドロキました。シャンパンです。これは米のシャンパンであります。でも量はあまり造っていないらしいので有権者のみなさんには声をひそめて訴えたいと思います。入手したらひっそりと、ニタニタしながら愉しみましょう(熊本 あとぜきさん)

くまモンだらけ(apple-aさん提供)
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くまモンだらけ(apple-aさん提供)

 ということで、酒飲みの地酒自慢はとどまるところをしらない。

 そして酒飲みはこうでなければいけないのである。

「香露」はかつて「知事でも簡単には手に入らない酒」という能書き付きでいただいたことがある。その真偽は別にして、確かにいい酒であった。

 ここに登場する酒は「くまモンがいるバーですべて飲める」そうである。実食編で酔っ払おう。

大長茄子(豆津橋渡さん提供)
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大長茄子(豆津橋渡さん提供)

MNo.29

 熊本のナスビの話は出ましたっけ? 某マーボナスの合わせ調味料のパッケージの分量どおりに作ったら、ナスがデカすぎて「味が薄い」という苦情が来たという「大長茄子」。
 皮は若干固めだけど、果肉は水分が多くて柔らかいので、焼きナスには最高です。久留米にも出回るので、秋にはかならずいただきます。
 アキといえば、歌手の八代亜紀さんが芸名を出身地の八代(やつしろ)市から採っていることは有名ですが、その八代名物が「このしろ寿司」。このしろは魚偏に冬(鮗)と書くように今が旬。脂がのっている白身が酢でしめてさわやかな味に。

このしろ寿司(豆津橋渡さん提供)
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このしろ寿司(豆津橋渡さん提供)

 白身が駅弁でよく売れているようだけど、まちなかで普通に売っている一本寿司が豪快でおススメです。
 八代といえば角萬のチャーシューメン。「これでもかっ!」という自己主張のカタマリは、まさに「肥後もっこす」ラーメン! 痛快です。
 もうヤメちゃったみたいですが、春先にやっていた熊本市内の夜の街のお試し券「さしより手形」。復活してくれないかなぁ(隣の福岡県の豆津橋渡さん)

角萬のチャーシュー麺(豆津橋渡さん提供)
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角萬のチャーシュー麺(豆津橋渡さん提供)

「食べ物 新日本奇行」で九州出身者が東京でナスを買い、まだ短いので成長を待っていたら古くなってしまったという話があった。

 九州は長ナス地帯だが、中でもこの「大長茄子」は長大。ときどき子どもたちがこれで野球をやっている(ウソだよ)。

 コノシロは東京の寿司屋で「コハダ」として出る。幼魚は「新子」として珍重される。九州の寿司屋では新子ではなく成魚になったものを握るようである。久留米の寿司屋にも大きなコノシロがネタケースに入っていた。

大阪のちょぼ焼き(ちりとてちんさん提供)
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大阪のちょぼ焼き(ちりとてちんさん提供)

MNo.30

 大阪のタイガース百貨店地下1階のスナックパークで食べられる「ちょぼ焼き」(レギュラー)にはコンニャク、天かす、みじん切りの紅ショウガ、青ネギが入っているのですが、熊本にも「ちょぼ焼き」なるものがあり、それには「たくあん」が入っているとのこと。
 ぜひapple-aさんにレポートをお願いいたします(ちりとてちんさん)

 というわけでapple-aさんにご登場いただくが、文末にお知らせが入るのでポイントのみ。お許しを。

ナス家族(apple-aさん提供)
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ナス家族(apple-aさん提供)

MNo.31-1

 秋ナスは嫁に食わすなと言いますが、肥後の赤ナスは嫁ひとりでは食べつくせないでしょう。夏〜秋にかけてが旬、野菜売り場での存在感はなかなかのものです。腕ぐらいの長さのナスにもびっくりしましたが、これで一般のレシピで分量通りに料理したら……。

 そうナスが大きすぎて味が足りなくなる。豆津橋さんのメールにある通り。十分に気をつけたいものである。

熊本のたくあん入りちょぼ焼き(apple-aさん提供)
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熊本のたくあん入りちょぼ焼き(apple-aさん提供)

MNo.31-2

 もうひとつ、熊本のB級グルメとして忘れてはいけないのが、ちょぼ焼きでしょう。大阪のそれとは違い、こちらは刻んだたくあんが入っています。聞いた話では、数年前に市内唯一のちょぼ焼き屋が閉店していったん絶滅し、その味が忘れられず再現したい!と熱意を持った数名が、隠居していたおじいさんのところに弟子入りし、現在の3店舗をそれぞれ切り盛りしているそうです。お腹に対するヘビーさで言うと、お好み焼きともんじゃ焼きの間かな。

熊本のちょぼ焼き(ミルフォードさん提供)
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熊本のちょぼ焼き(ミルフォードさん提供)

 たくあんが入ったコナモンで思い出すのが「遠州焼き」。溶いた小麦粉をクレープ状に広げ、上からたくあん、ネギなどを散らして焼いたもの。

 家庭のおやつとして広がったものだが、浜松辺りのお好み焼きの店のメニューにもある。

 私は静岡県内の食のイベントで食べた。

 それと似たものが熊本にもあったというのは意外。知らなかった。

 しかも一度途絶えたのに3店で復活させたというのは、いい話である。

天龍食堂のちゃんぽん
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天龍食堂のちゃんぽん

MNo.31-3

 チャンポンはウチの近所の「天龍食堂」、熊本市内の老舗「かつ美食堂」、「さくら通り食通(ショクドウと読みます)」、ジモティ絶賛の「みやこ食堂」、八代の名店「みやべ」をご紹介しておきます。
 みやこ食堂だけは、長崎出身のお母さんが作っているせいか白濁スープで、他はうどん出しベースのような醤油味なのが興味深いです。
 かつ美食堂は実はホルモン煮込みがメインですが、このチャンポンと馬肉の肉めしもなかなかの人気です。昼時は街はずれにもかかわらず、スーツや作業服の男性を中心に絶えず満席という点では、八代のみやべも負けておらず、何とか座った隣の席ではチャンポンにソースをかけて食べる正しい老夫婦がおりました。


かつ美食堂のちゃんぽん
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かつ美食堂のちゃんぽん

さくら通り食通のちゃんぽん
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さくら通り食通のちゃんぽん


 ちなみに、出水〜国府(超ローカルですみません)地域御用達の「天龍食堂」は、昨年11月に某番組で日野正平が自転車に乗って立ち寄ってくれたのですが、そのすぐあと、配達のプロで人間GPSのおばちゃんが病に倒れてしまい、それ以来ずっと休業状態。


みやこ食堂のちゃんぽん
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みやこ食堂のちゃんぽん

みやべのちゃんぽん
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みやべのちゃんぽん


 徒歩5分圏内なのに配達してくれるいつも笑顔の明るいおばちゃん…どうか1日も早く元気になって店を再開してください! 風邪で寝込んだとき、遅く帰ってきて食事を作るのが面倒なとき、二日酔いで胃にやさしい食事が食べたいとき……食べられないとなると、ますます食べたい(写真はすべてapple-aさん提供)

かつ美食堂のちゃんぽん(ミルフォードさん提供)
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かつ美食堂のちゃんぽん(ミルフォードさん提供)

 東京ではいつもチャンポンを食べられないので、いつも食べたい。

「人間GPS」はスルドイ表現である。

 以上、apple-aさんからいただいたメールのごく一部を紹介した。熊本実食編取材がいつごろになるか不明ながら、できれば2泊の予定で行きたい。

 apple-aさん、そのときはどうぞよろしく。

 先週触れた「酢排骨(すーぱいこ)」はいわゆる酢豚のこと。

 以上で熊本県編は終了。

 私は3月10日から大洗をスタート地点として八戸まで被災地を行く旅に出る。20日弱の日程である。

交通は依然あちこちで寸断中
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交通は依然あちこちで寸断中

 調べてみると歩くには道路事情が良くない場所が多い。福島第一原発の周辺は迂回しなければならない。

 しかし様々な交通手段を使って目的地に着きたいと思う。

 その様子は日経電子版、紙の新聞などいろいろなメディアで報告する。まずは10日付の夕刊に思いの一端を書いている。

 デスク、そこんとこを皆さんにご説明して。

デスク 旅の模様は食べBで週3回、食べBフェイスブックページは毎日更新して最新情報をお伝えします。更新の日時などは番外編のほうで詳しくお話します

 では旅先からお目にかかりましょう。

(特別編集委員 野瀬泰申)

★今週、もうひとつの番外編は地域超え連携確認・全国ご当地ちゃんぽんサミット(一芸)です。ぜひお読みください。



実食編 おでんの「くんせい」を食べてきた

熊本県編(その1) ちくわサラダだ、皿出せよ。

熊本県編(その2) 豚まん+酢醤油=九州人

熊本県編(その3) コバルトを知らんと困ると


 


●筆者(特別編集委員 野瀬泰申)へのお気軽メールはこちら(tabeb@nex.nikkei.co.jp

2012年4月6日

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