第211回 長野県実食編 上田の「やきそば」、ランクは上だ

特別編集委員 野瀬泰申


長野県

 お待たせしました。長野県編、連載終了から4カ月を経てようやく実食編にたどり着きました。
 険しい地形がゆえに、ひとつの県と言いながら、地域によって風俗や文化が大きく違うのが長野県です。今回は長野を中心としたしなの鉄道ルートを野瀬が、松本を中心に中央本線、飯田線ルートをデスクが回ってきました
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(「食べB」へ初めて訪れた方は「食べB入門編」をご覧下さい記事の県別一覧はこちら

浅間山だろうか、車窓から望む
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浅間山だろうか、車窓から望む

 2015年2月28日(土)から3月2日(月)まで、2泊3日の日程で長野県実食の旅に出た。

 長野県は広い。加えて「糸魚川―静岡構造線を行く」で大糸線沿線から飯田線沿線を巡っている。

 そこで私は行ったことはあるが、取材という点では空白になっていた「しなの鉄道」沿線を歩くことにした。

 デスクは見落としていた食の文化を求めて、中央本線、飯田線方面に出かけた

軽井沢駅前はアウトレット 奥にはゲレンデ
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軽井沢駅前はアウトレット 奥にはゲレンデ

 初日の朝、新宿から大宮まで湘南新宿ラインに乗った。東京駅まで出て新幹線に乗るよりこの方が安くて早い。

 のはずだったのに、どこかで人身事故があったとかで大宮到着が遅れた。遅れたために長野新幹線に乗るのに35分待ちになった。快調なスタートである。

 ようやく乗った新幹線「あさま」は40分ほどで軽井沢へ。軽井沢はこどもが小さかったころ会社の健保組合の提携宿泊施設に泊まったことがあるけれど、ほとんど記憶に残っていない。

旧軽井沢銀座入り口
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旧軽井沢銀座入り口

 ホームに降りたってみると、すぐそばにアウトレットモールがあり、その向こうにゲレンデが見えた。リフトがゆっくりと動いて、たくさんのスキーヤーが滑り降りている。ああいう運動系と無縁になって久しい。今後も縁を結ぶ予定はない。

 観光案内所で各種パンフや地図をもらい、タクシーで旧軽井沢銀座に向かった。途中の道路沿いにもたくさんの店が並んでいる。2キロほどというから歩いて向かってもよかったのだが、新幹線を待っていた分、予定が押している。

ハチヒゲおじさん
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ハチヒゲおじさん

「ロータリー」で降りて、銀座を歩いた。いまはシーズンオフのはずだが、かなりの人出である。ここでもあっちこっちから中国語が聞こえる。春節が終わったこんな時期にもいるのである。海外渡航が解禁され、ジャルパックが発売されたころの日本人も、こんなだったろうか。

「冬季休業」の貼り紙が目立つが、通年でやっている店も多い。蜂蜜の店がこんなにあった? 「ハチヒゲおじさん」て誰? 

 それにしても明治時代から開けた避暑地である。風格ある建物もあるし、何となく「どうだ、軽井沢だぞ」といった威厳も感じられる。

店内でランチ
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店内でランチ

 いまはお昼時を過ぎ、私なりにお腹が空いてきた。軽井沢のランチならば……パンだ。歩いていると「浅野屋」という老舗らしいベーカリーがあった。奥はレストランになっているが、名物らしいビーフシチューはちと重い。

 クラブハウスサンド、高原キャベツと燻(いぶ)し鶏のサラダ、トマトとクラムのスープを買って、店内のイートインコーナーで食べた。ちょっとオシャレな感じである。

 そしてかねて決めていた「ミカド珈琲」へ直行。本店が日本橋にあるので、モカソフトはあえて頼まず、ハウスブレンドの「旧軽通り」と黒糖モカロールケーキのセットにする。

ミカド珈琲でお茶した
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ミカド珈琲でお茶した

 ここのコーヒー豆は東京でも売っているのでときどき買う。しかし入れ方の問題だろう。店で飲むコーヒーの方が格段に美味い。こく、きれとも家庭の味ではない。

 ロールケーキは付属のホイップクリームを少しずつのせながら口に運ぶ。最近、甘い物をよく食べるようになった。

 駅に戻ってそこから、しなの鉄道で小諸に行く。チェーンの「小諸そば」は知っているが、小諸でそばを体験したことがない。藤村が「小諸なる古城のほとり」と詠じた小諸城跡にも興味がある。

午後には閉店
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午後には閉店

 懐古園(小諸城跡)に隣接しているホテルを予約しておいた。ホテルの手前にある手打ちそばの店はお昼だけの営業らしく、早々と店じまいしている。

「ホテルにも手打ちそばの店があると言っていたから、そこで食べればいいか」

 と考えていたのが甘かった。ホテル内の店も昼だけの営業だった。

 チェックイン後、観光案内所でもらった飲食店マップをみると、手打ちそばの店の大半が午後の時間帯で営業を終えることが判明した。

鯉専門店
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鯉専門店

 こういうときはどうするか。風呂に入るに限る。

 当ホテルには大浴場がある。というか、それが予約の第一条件なのであった。ゆったりと湯に浸かり、暗くなるのを待って外に出た。

 駅前に飲食店が集まっている一角がある。ざっと見て駅前ビルの2階にある「遠州家」の客となった。小諸到着後の町歩きで鯉専門店に出合い、スーパーで生と甘露煮の鯉を見ていたので、今夜は鯉と決めた。そしてそばも出す店を探したら、この店しかなっかたのだった。

漬物王国の漬物
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漬物王国の漬物

 カウンターとテーブル席があるが、奥のテーブル席に1組いるだけで、静かである。私はカウンターに腰を下ろした。

 チューハイを手に「ほぼ全部手作り」という漬物の盛り合わせ、それに鯉の甘露煮を頼む。私よりちょっと若い感じの女性が1人で切り盛りしている。

 漬物は奈良漬け以外、手作りなのであろうか。野沢菜は東京のスーパーで売っているのとは別の食べ物である。どこかに甘みがあってまことによろしい。ニンジンも大根もとてもよろしい。

鯉の甘露煮
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鯉の甘露煮

 本編に登場したように長野県の家庭では実によく漬物を漬ける。スーパーの漬物素材コーナーも巨大である。その片りんをうかがわせる味わいである。

 鯉の甘露煮が登場した。筒切りにしてあり、ワタもそのまま詰まっている。箸で身を崩しながら味わった。清水で養殖しているため、臭みは全くなく、海の魚のような淡泊さ。

 ただ、ワタは苦手な味だったので一口でやめた。店の女性が「そこのところは地元でも好き好きがあって」とかばってくれた。

孫話が盛り上がって地酒へ
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孫話が盛り上がって地酒へ

 気がつくと、女性が携帯電話で誰かと話している。「孫」という言葉が聞こえた。

「お孫さん、いらっしゃるんですか?」
「ええ、いますよ。男の子で、もうかわいくてかわいくて」
「私も早く孫がほしい」

 という話からどんどん盛り上がって、ついにはお孫さんの写真も登場。私も盛り上がって地酒を注文ということになったのであった。

 ワハハのガハハで時が過ぎ、閉店の時間が迫ってきた。

もりそばも食べました
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もりそばも食べました

「ではそろそろ、おそばを。温かい天ぷらそばにしようかな」
「一応メニューには入れていますけど、そばは冷たいのでないと味がわかりませんよ」
「そうですか。ではもりそばを」

 ということになった。孫話で暖まったせいか「うちは手打ちではなくて製麺所で買ったもの」と率直な答えが返ってきた。が、そばの本場のことなので水準は高い。あっと言う間に平らげて目的達成である。

 ホテルに戻り、コップ酒をなめているうちに爆睡の時間がやってきた。お休みなさい。

「懐古園」入り口
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「懐古園」入り口

 翌朝、再び風呂に入り、特筆すべきことがない朝食を終えてから懐古園に行った。入場料300円。維持費が大変なのであろう。

 風景その他は写真をご覧いただくとして、城跡には藤村記念館や博物館に加え動物園もあって、市民の散策と学習の場になっている。

 私は園内を一巡した後、動物園に入った。動物園て何年ぶりだろうか。子どもが大きくなってから、すっかり足が遠ざかっていた。

動物園のヤギさん
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動物園のヤギさん

 しかし、すり寄ってくるヤギやうろうろするばかりのライオン、置物のように動かないペンギンなどを見ていると、遠ざかった日々が思い出されて、何となくうれしいような、切ないような気分になった。

 そんな気分になっている場合ではない。これから上田市に向かう。軽井沢でしなの鉄道に乗ってから車窓にずっとひときわ大きな山が見え隠れしている。上半分が雪に覆われ、厳かな姿をしている。あれが浅間山であろうか

 地図と照らし合わせてみると、どうやらそうらしい。近くの乗客に聞けばいいのだが、近くには誰もいなかったのである。

上田城 往事を偲ばせる石垣と櫓
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上田城 往事を偲ばせる石垣と櫓

 そうこうするうちに上田に到着。さすがに新幹線停車駅である。駅舎も駅前の商店街もそうとうでかい。リュックをコインロッカーに預け、その足で国史跡、上田城跡に歩く。別に古城巡りをしているわけではない。まだ朝なので、飲食店に限らず店は開店前。行くところと言えばお城くらいしか思いつかなかったのである。

 上田城は真田三代の居城で、大阪冬の陣、夏の陣での活躍は池波正太郎の「真田太平記」で読んだ。街中にはその記念館もある。

上田城ではガイドも武将姿
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上田城ではガイドも武将姿

 巨石の「真田石」や、抜け道に通じていたという「真田井戸」などの写真を撮り、広い本丸跡を散策し、かつて鉄道が走っていたという内堀を上から眺めているうちに、いい時間になってきた。

 旧北国街道の町並みが残る「柳町」を見て、スクランブル交差点の所に出ると、昭和の香りが立ち上る「甲州屋」という喫茶店が見えた。コーヒーでも飲みながら取材のヒントを得ようと、店内に入った。

 客は私1人である。店主夫妻が静かに座っている。

北国街道柳町の町並み
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北国街道柳町の町並み

「古いお店のようですね」
「まあ、50年ほど」

 コーヒーを飲んでいるうちにご主人がいなくなり、奥さんと2人になった。

「あんかけやきそばのお店を探しているんですが」
「ああ、中華の。それならこの先のマンションの角を入って……」

 と道順を教えてくれた。東京を出る前、「上田のあんかけやきそばは独特で、上田でやきそばというと、あんかけやきそばを指す」と聞いていた。

日昌亭
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日昌亭

 本編に登場しなかった物件なので、食べてみようと思ったのだった。

 教えられた店は「日昌亭」。雨になったので傘を差して行く。前を行く男女もどうも同じ店に向かっているらしい。人通りのない路地をずんずん行くのでついていったらどんぴしゃり。男女は「日昌亭」の看板を掲げる店に入って行く。私はその後に続いた。

 入ってみれば午後1時を過ぎているのに店内行列である。名前と人数を書く紙があって、記入後、テレビの前で待つのである。私の前に6組いる。どれくらい待つのであろうか。

鮮やかな「やきそば」(左)とチャーハン
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鮮やかな「やきそば」(左)とチャーハン

 見ていると客のほぼ100%が「やきそば」と注文する。単品の人は少なく、何かほかの料理とセットにしている。

 遠くのテーブルで錦糸卵に覆われたチラシ寿司のようなものを食べている。それもスプーンで。あれはなんじゃろな。ひょっとして……。

 20分ほど待って名を呼ばれ、カウンター席に案内された。メニューを見ていて不思議なことに気がついた。

「ラーメンと小やきそば」
「やきそばと小ラーメン」

極細麺
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極細麺

 というセットメニューが存在する。麺と麺である。こんな組み合わせのセットメニューを初めて見る。隣のおじさんがまさに「ラーメンと小やきそば」であった。まずやきそばを片付け、それから伸び気味のラーメンをズルズルやっている。

 そうこうするうちに私が注文した「小やきそばと小チャーハン」が登場した。

 拍手をしたくなるような鮮やかさ。錦糸卵の黄色、グリーンピースの緑、キャベツの緑にキクラゲの黒。

 食べてみて驚いたのは麺の細さであった。釜石ラーメンを思わせる極細麺である。焦げ目はついているのだが、油で揚げてはいないらしい。あんはキャベツにわずかな豚肉が混じった印象で「何々味が効いている」というのではなく、じんわりと甘くてほんのりとうま味がして、どんどん入っていく。

下にはチャーハン
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下にはチャーハン

 付属の小皿に卓上の酢とからしを溶いて、食べる前や食べている途中にかけるのが流儀らしい。普段ならからしなどもっての他であるが、今日ばかりはやってみないと仕方がない。わずかばかりからしを小皿に入れ酢を加えて、やきそばの一角に垂らした。食べてみるとあーら不思議、やっぱり辛かった。

 チャーハンに取り組む。錦糸卵に覆われたチャーハンは初対面。上にのっているのは細かく刻んだチャーシューで、添えられたザーサイも刻んである。頂点のカニ肉がすばらしい。

福昇亭
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福昇亭

 錦糸卵ごとスプーンですくって口に入れる。最初は卵の味がしていたのに、次第にチャーハンの味が勝ってきて「うん、チャーハンだ」と思う。ではチャーハンは何かの味が効いているのかというとそうでもなく、具材の味の総合力でどこにもない味わいを醸している。

 これはヒットである。

 近くに同じような「やきそば」で知られる「福昇亭」という店がある。上田の人々には日昌亭派と福昇亭派があるらしいが、いずれにしてもオンリーワンの味であろう。

 福昇亭の写真を撮っていたら雨が激しくなってきた。向いの「木の実」という喫茶店で雨宿りすることにした。

 学生時代に通った喫茶店に似た懐かしいにおいがする。カウンターの向こうに立つママに聞くと「58年目」とのことであった。サイホンでいれたコーヒーは深い香りが立って、苦みも酸味もいい具合で「ああ、ちゃんとした喫茶店に来た」としみじみ思った。

「木の実」の180円コーヒー
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「木の実」の180円コーヒー

 ところがこのブレンドコーヒーの値段は180円だという。

「感謝の気持ちでやっています」

 ママさんはそう言うのだが、返ってこちらが申し訳ないような味と値段である。

「亡くなった夫が残した手書きのメニューがあって、ずっとその値段でやっています」

 何やら他人にはうかがえない夫婦の物語がありそうだが、聞くわけにもいかず店を出た。

みすゞ飴本舗
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みすゞ飴本舗

 駅に向かう途中、古い立派なビルがあった。見れば「みすゞ飴本舗」「飯島商店」の看板がある。ここがみすゞ飴発祥の地であったのか。建物は文化庁の登録有形文化財に登録されている。

 各種みすゞ飴のほかにジャムを売っている。みすゞ飴の小さな詰め合わせと三宝柑のジャムをお土産に買った。

 雨がひどくなった。ズボンの裾も濡れている。新幹線で長野市に移動した。

 ホテルには大浴場があるので、早速入って冷えた体を温めた。暗くなるのを待って駅前へ。

こんな店もあったが
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こんな店もあったが

 しかし本日は日曜である。飲食店もかなり休んでいる。土地勘がないのでむやみに歩くが、これといった店が見当たらない。雨でダウンジャケットが湿ってきた。どこかに入らなくちゃ。

 県内の郷土料理、地酒、ワインを集め「ここ一軒で長野県」という店もあったが、ここで木曽や南信の料理を食べても実食の旅にはならない。

 さらに歩くと駅の真ん前に養老乃滝があった。しかしながら私が銭湯帰りにときどき寄る東京の養老乃滝とロゴマークが違う。しかも看板の写真に「創業昭和十三年」とあり、かつての店舗写真の看板に「第一支店」と書いてあるではないか。

これを見て店内に
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これを見て店内に

 するってえと何かい? この店は昭和13年にできた養老乃滝支店第1号かい? それなら入ってみる価値がある。

 階段を降りて地下へ。案内されてカウンターへ。90分1125円のドリンクたのみ放題プランにしてメニューを見る。東京の店に比べると料理の種類は3倍ほどあって、優良居酒屋であることは間違いない。しかしながら店の案内などは何も書いていない。

 気になってスマホで養老乃滝を調べてわかった。「創業昭和十三年」は、最初の店が松本で開店した年であって、この店のことではなかった。「第一支店」も横浜の店かも。

塩からのホイル焼き
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塩からのホイル焼き

 要するに店選びに失敗したのである。失敗したけど、この雨の中をまたうろうろするのはいやだ。

 そんなわけで長野とは何の関係もない「ホタルイカの天ぷら」と「塩からのホイル焼き」で1125円以上の酒を飲んで帰ったのだった。

デスク 長野の食については「食べ物 新日本奇行 糸魚川−静岡構造線を行く」「7、8日目 穂高−松本−長野」「9、10日目 長野−塩尻−伊那−飯田」でもご紹介しています。合わせてご覧ください。

上田市では大河ドラマ誘致に署名活動
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上田市では大河ドラマ誘致に署名活動

 翌早朝、確か5時半ごろだったと思う。真っ暗だったホテルの部屋の天井に突然明かりがともって目が覚めた。消そうにもスイッチがわからない。

 毛布をかぶってみたものの眠られず、6時に起きた。テレビのスイッチが入らない。バスの明かりがつかない。フロントに聞こうにも内線電話が通じない。

 そのうちに「パチッ」という音がして、部屋中の電気がついた。すると館内放送が聞こえてきた。

「停電が復旧しました。朝食は予定通りご提供できますので、時間が参りましたらお出かけください」

伊那ローメン発祥の碑
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デスクは南信・伊那にいて停電を知らなかった

 まさかとは思ったが停電していたのか。ネットのニュースを確認すると長野新幹線は長野―軽井沢間で運休である。東京に戻ることができるのか?

 こんなときはどうする。まず朝ご飯だ。

 朝食会場に行ってみると、電気が止まった厨房でどうやったのか、和食洋食の多彩なおかずが並んでいる。厨房の奮闘に拍手である。

 普通、ホテルの朝食で出る干物は冷めているが、このホテルは蒸気が噴き出す網の上に並べて保温と保湿をやっている。それだけでもエライ。そしてさらに鮒の甘露煮まである。長野らしくていいおかずであった。

停電による新幹線ストップで混乱する長野駅
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停電による新幹線ストップで混乱する長野駅

 食べ終え、「長野新幹線一部区間で運休」のニュースを見て駅に行ってみた。すると私が予約した列車から運転再開とのこと。ラッキー。

 後でわかったことだが、中部電力の送電線の不調で南信を除く長野県全域で停電したとのことであった。

 早朝でまだよかった。昼間だったら大混乱になっていたことであろう。

 ということで大幅に遅れはしたが、ともかく東京に戻ってくることができた。そしてこのような原稿を書いている。

 ああ、疲れた。

デスク 来週からは大阪府編がスタートします。皆さんからのメールによる情報、お待ちしています。

(特別編集委員 野瀬泰申)


*映像はflashビデオです。一部機種では再生できないことがあります。ご容赦ください。


★今週のおかわりは「ニンニクにまみれて肉を食らう〜デスク版長野県実食編」です。ぜひお読みください。

長野県編(その1) 海はないが、漬物ならある

長野県編(その2) 伊那にもあるよ、まんじゅうの天ぷら

長野県編(その3) サバ缶、そんなにどうするの?

長野県編(その4) これもコナモン? 粉豆腐


 


●筆者(特別編集委員 野瀬泰申)へのお気軽メールはこちら(tabeb@nex.nikkei.co.jp

2015年3月6日

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