第71回 秋田県ご当地グルメ(その4) 人類皆鍋奉行

特別編集委員 野瀬泰申


 砂糖入りから塩入まで様々な納豆の食べ方が登場した秋田県もいよいよ最終回。甘さとしょっぱさがかなり高い次元で勢力争いを繰り広げる地元の食文化をさらに掘り進めて生きます。

 番外編では当サイトのパン担当であるアミー隊員による秋田県横手市の「購買パン」についてのリポートをご紹介します。また一芸クンが、ラーメンに酢を入れるか否か、1万人の意識調査を実施、こちらもまとめてくれました。

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(左から)野瀬、渡辺さん、俵さん、宇野さん
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(左から)野瀬、渡辺さん、俵さん、宇野さん

 先週末は甲府。市主催のシンポ「B級ご当地グルメで地域活性化」に参加してきた。愛Bリーグ理事長の渡辺英彦さん、同専務理事兼事務局長の俵慎一さん、それに私が基調講演し、その後、宇野善昌副市長を交えてパネルディスカッションをした。

 甲府は昨年のB−1グランプリin厚木で「甲府鳥もつ煮でみなさまの縁をとりもつ隊」がゴールドグランプリを獲得して以来、急速にまちおこしの機運が高まっている。

 県庁所在地でありながら市街地の空洞化が進み、これといった明るい話題もなかったところにとりもつ隊のゴールドグランプリ。明らかに朗報であり、頼もしい経済ニュースだった。受賞の翌日から鳥もつ煮目当ての観光客が押し寄せ、老舗には長蛇の列。いまも土日には県外客が列を作っている。

よっちゃばれ市 in こうふのポスター
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よっちゃばれ市 in こうふのポスター

 便乗商法やニセモノの出現など困った問題も多いものの、市民が久々に胸を張って郷土を自慢する材料ができたことに違いはない。

 とりもつ隊がグランプリを獲得するまでの軌跡を描いたテレビ番組のDVDが会場のスクリーンで流されたが、シンポで挨拶した宮島雅展市長は「この映像は何度見ても涙が出る」と語っていた。

 12月3、4の両日には「B級ご当地グルメ よっちゃばれ市inこうふ」が開かれる。このイベントには殿堂入り4団体を含め愛Bリーグ加盟の16団体が出展する。

 11月12、13日の姫路B−1に行けそうもない人、行ったけど食べ足りなかった人は是非お出かけを。甲府を元気に、甲府から山梨県を元気にと頑張っている地元の人々を応援しようぜ。

 では本編。秋田県の最終回である。


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MNo.21

「しょっぺぼだっこ」のおにぎりを買いに行ったスーパーで、なんと懐かしい、小さいころによく食べた「アンドーナツ」を見つけました。
「私の体の何分の一かは、このアンドーナツでできている」という秋田県人は多いはず。
 大人になってよくよく袋を見てみると、県北は大館市産ではないですか!!
 しっとりした揚げパンのような感じで中にアンコが入っており、直径が12cm、厚さ2cm。
 この厚さが厚くなく、薄くなく、絶妙なのです。作っている職人さんに、育ててくれてありがとうとお礼を言いたくなるひと品です(ヒショヤマさん)

 前回に引き続きヒショヤマさんからのメール。アンドーナッツはどこにもありそうだが、おやつの中のひとつではなく、おやつの中のおやつとして君臨している地域は多くないのではないだろうか。

 いや、秋田には「育ての親がアンドーナツ」という人がいるのには驚いた。納豆じゃなかったんだ。

 甘い物つながり。

「後三糖」の箱
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「後三糖」の箱

MNo.22

 世界遺産・平泉と横手(金沢地区)をつなぐ「後三年の役」(1083〜1087年)」。この歴史に残る大きな合戦を偲ぶお菓子が「後三糖(ごさんとう)」です。古(いにしえ)のお菓子にふさわしく、解説を読まないと食べられません。
 箱の中には、4つの包みがあり、その中は下の写真が。それは、八幡太郎義家公が描かれたレリーフ=「おしるこ」です。実は、この「おしるこ」の中にも歴史の秘密が!?
※名菓『後三糖』を解説するしおり
「後三年の役に八幡太郎義家公は金沢柵にたてこもる清原家衡、武衡を攻められた時、西沼の付近において雁行の乱れ飛ぶさまを見られました。義家は馬を立ててじっとこの様を見ておりましたが、かつて大江許[卿から教えられた言葉を想い出して、兵を出して探させましたところ果たして三十数騎の伏兵が現れましたので怱ち之を打ち破ることが出来ました。」

中にはおしるこが
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中にはおしるこが

 この史実を表現する銘菓「後三糖」。
 お湯をかけると「Be〜! Wonder〜!」中からのヒョウタン最中の伏兵(ふくべ)出現。癒しの秋田そのままの洒落でございます(スターダストさん)

中からヒョウタン最中が…
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中からヒョウタン最中が…

「後三年の役」について説明すると長くなる。というか短く説明できるだけの正確な知識を持っていない。

 ともかく奥州藤原氏の誕生につながる出来事である。横手を走る奥羽本線には「後三年」という駅がある。駅舎に武者絵とともに後三年の役の説明文が掲げてある。

 甘い物が続く。

干餅(ぎずもさん提供)
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干餅(ぎずもさん提供)

MNo.23

 県東部の「いかたろ」さんの「秋田県は貧乏県だったがゆえに砂糖を大変に珍重し、それゆえあらゆる料理に多用します」を読んで思い出したのが、あげ干餅でした。
 寒風、寒吹雪にさらして水分を飛ばした保存食で、塩味や醤油味もありますが、売り場に山と積まれていたのはザラメ糖や白砂糖で甘みをつけたもの。
 干し餅といえば、正月のお供えを割って天日干しで、油で揚げて醤油か塩で味付けしたものを食べて育った栃木県民は、秋田の砂糖の使い方にカルチャーショックを受けたのでした(ぎずもさん)

ざらめの干餅も(ぎずもさん提供)
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ざらめの干餅も(ぎずもさん提供)

 さあ、重要な指摘である。砂糖の使い方が地域によって違う。当たり前のようだが、子細に見ると相当違う。

 栃木県が秋田県に比べて格段に裕福だったということもないであろうに、地域の食文化における砂糖の位置づけがなぜこのように異なっているのか。民族学のテーマであろう

 では次のメールを読んでいただきたい。

 県境をまたいでも、このように似通った食文化がある。


ヨネスケなら分かる?(そら♪さん提供)
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ヨネスケなら分かる?(そら♪さん提供)

MNo.24

<納豆汁の素> 隣県(南側)でも売ってますねえ。納豆もナショナルブランド化が進んでいたのですが、震災でも出荷を続けた地元の納豆が見直されているところ。
<酢の物にミカン> 各家庭の状況はヨネスケじゃないんでわかりませんが、総菜売り場の酢の物にはミカン(もちろん缶詰だ)が入ってますねえ。
<砂糖> こちらでは砂糖は「通貨」としても使われています。特売のときに買い込んでおいて、ちょっとした贈り物や香典返しなどに用いられます。父親の葬儀の際には、香典返しに日本茶を用意したのですが、地元の方々向けには砂糖を用意しました。っていうか、砂糖じゃないとダメだって強く主張されたんで。
 スーパーのチラシに砂糖が掲載されると、上限一杯までカゴに入れて、満足できないと並び直す、というのがここらへんのオバちゃんの正しいあり方のようです。
<ぎばさ> 近所のスーパーで季節になると大量に陳列されてます。どうやって食うの?っていうか誰が食うの?と思っていましたが、よく考えてみたら本社が秋田なのでした。
 三陸産お刺身ワカメが品薄になったので、代わりに食べ始めた方もいるとかいないとか(とくめえきぼんぬ@意地でも居住地は書かんさん)

 居住地は秋田県の南隣の県としかわからないが、いやわかっているが「納豆汁の素」「酢の物に缶詰ミカン」「ぎばさ」が共通している。

通貨?
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通貨?

 そして「砂糖は通貨」というところが懐かしくも凄い。

 このメールを読みながら思い出した情景がある。子どものころ近所からいただき物をしてお返しの品がない場合、母は砂糖を紙に包んでいただき物が入っていた箱に入れ、お礼に行っていた。

「甘い」=「ごちそう」=「おもてなし」の等式はいまも健在で、生活の中に息づいている地域がある。つまり地域社会のぬくもりが保たれているとも言えようか。

 ところで母はお返しの砂糖が乏しいときはマッチ棒を何本か入れて返していたのだが、するってえと昔の久留米ではマッチ棒も通貨だったつうか。

味どうらくの里(Poco@焼きまんじゅうさん提供)
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味どうらくの里(Poco@焼きまんじゅうさん提供)

MNo.25

 勤務先の会社(前橋)は秋田に支社がある関係か秋田県人が多いのですが、彼らの必須アイテムは「味どうらくの里」。要はめんつゆ、万能つゆらしいのですが、こちらで入手できる市販品では納得できず、帰省のたびに買って来てるようです。
 製造元、秋田の「東北醤油株式会社」のHPには誕生秘話がのっていますが、涙なしには語れない…(Poco@焼きまんじゅうさん)

 基本調味料である醤油も地域性が強い。その延長線上の「つゆ」に土地の好みがにじむ例。

 私は18歳で東京に来て、麦味噌から米味噌に、甘い醤油から濃い口に変わっても、ほとんど気にならなかった。「変わった」こと自体が、花の東京に出てきたという興奮の一部であって、好きとか嫌いとかのレベルを超えていた。

 東北醤油のHPにある「開発秘話」は一読に値する。

元祖十文字中華そば(中林20系さん提供)
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元祖十文字中華そば(中林20系さん提供)

MNo.26

 以前、豪雪をかき分けて(←大げさ)、十文字に中華そばを食べに行きました。
 元祖十文字中華そばの店に行きましたが、これまでに食べたことのない「和」を感じる味わいでした。麩がのってるし。
 しかもこのスープの透明度! 何でしょうね? この美しさは。とはいえ、しっかりと中華そばなんですが。とても美味しくて感動しました。
 で、美人の土地柄か男性にも当然イケメンが多いようで、店内では「何? ファッション誌かドラマか何かの撮影?」みたいな、オシャレな美男美女カップルがテーブルに差し向かいで中華そばを楽しんでいた姿が、街に降り積もった雪とともに印象的でした。
 中華そばが出てくるまでの間、何となくメニューを眺めてたんです。チャーシューメンや五目中華は解るんですが、サッポロラーメンとは…味噌ラーメンでしょうか。
 そして…「中国ラーメン」って何でしょうか?
 中華そば…中国ラーメン…ここの中華そばは結構和風だから、“いわゆる”中華そばが中国ラーメン? ご存知の方は教えてください(中林20系さん)

「中国ラーメン」?(中林20系さん提供)
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「中国ラーメン」?(中林20系さん提供)

 私が行ったのと同じ店らしい。確かにあの「中華そば」は独特である。お澄ましのようなスープに極細ちじれ麺、トッピングの麩。

 それでいながら思ったよりボリュームがあってお腹一杯になる。

 美人にイケメンのカップルのことが書いてあるが、私には思い当たる記憶がない。目の前、両横とも横手市役所の背広のオジサンしかいなかったし。

 前回、秋田の「かやき」についての考察を送ってくださった大阪の原さん。考察はさらに深まったようである。


かやき
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かやき

MNo.27

 かやき。色々考えました。少なくとも「求める顧客」はおります。サービスは求められています。
 大勢で鍋を囲んでいると早い者勝ちです。よく煮えたトロトロの白ネギを食べたくとも、そのときを前にして消失します。豆腐はスが入るくらい煮えた奴が食べたくとも、その前に忽然と姿を消しています。食材が消滅するのは自然の摂理です。
「生煮えは嫌だ! 火を通してくれ!」。そんな願いは踏みにじられます。遺憾ながら火の通りの浅い食材を取ると、中が冷たかったりします。タマネギを取ると涙が溢れたりします。
 弱肉強食。先に食うか? 食われて失うか? 鍋の世界は厳しいものがあります。戦場は非情そのものなのであります。平和の来る日はあるのか? 心の安息は得られないのか?
 そこで「かやき」です。具材をいつ、どのタイミングで食べるのか。好き放題です。投入する順序も自由です。半透明にとろけた白菜も、出しを吸い尽くして味の全てを身に付けた生麩も、望むままのワンダーランドです。我がままし放題。個人の個人による個人のための鍋。人類皆鍋奉行。
 で、どこに顧客がいるか? 少なくとも私は手を挙げます。煮えたのが好きです! しかし、いかにして、この我がままパラダイスを産業・町おこしの力にするのか? うむむ、プロモートは難しいなあ(大阪の原さん)

 この文章全体が好きだが、中でも「人類皆鍋奉行」というところが気に入っている。

 早い話が、みんなでつつく鍋だと思うように食べられないことがあるが、一人鍋なら勝手にできるということを、このように色々な角度から読み解き、ごちゃごちゃ言い、あーでもないのこーでもないのと書き、最後まで読ませるところがよい。

 で結局、結論が前回と同じというところがさらによい。

 秋田ちゃんぽんから話は他地域に広がる。

大洲のちゃんぽん
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大洲のちゃんぽん

MNo.28

 私の故郷、大洲を取材していただいて嬉しい限りです。
「いもたき」、これは大洲の肱川河原のものが元祖、本家、老舗だと信じているのですが、いまや西条など東予にその名を奪われています。
 西条市加茂川河原の「いもたき」なんんぞという記事を見るとチッ、チッ、チッと人差し指をたてて振りたくなるのですが、心の中にだけ納めています。
 今回の記事に本文に関係ない写真として、大洲のチャンポンが出ていましたのでまた懐かしくなりました。小さいころ、外食の機会なんて年に1回か2回でした。そのとき中華そばを頼もうとすると母は必ず「野菜を食べんといけんけん、チャンポンにしなはい」と言うのが常でした。
 食欲旺盛な小学校時代、めったにない外食のとき、中華そばとオムライスの2品というのが夢の、理想のメニューでしたからそういわれるのも仕方ありません。
 ということは、大洲のわれわれにとっては、チャンポンとは野菜がたくさんのった中華そばを意味していたことになります。そしてサンマー麺や東京のタンメンのように餡かけではありません。
 八幡浜も今治もそんなものではないかと思います。愛媛の方の麺はまっすぐな麺でどちらかというと長崎の真正「チャンポン」の麺に近い(決して同じなんぞという不遜なことは言いません)のではないでしょうか。
 西日本へ行くと一般的に麺はまっすぐなものが多いと感じています。そのようなラーメンというか中華そばを食べるとほっとするのです(毎日が二日酔いの酔猿さん)

 愛媛実食編のご感想をありがとうございました。デスクも喜んでおります。

八幡浜ちゃんぽんとは
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八幡浜ちゃんぽんとは

デスク わ〜い、わ〜い!

 さて伊予ちゃんぽんである。「チャンポンとは野菜がたくさんのった中華そばを意味していたことになります」という認識に注目したい。わかっていてくれたのね。

 そうなのである。九州人から見ると、まさにその通り。

 あんかけタイプのものは「皿うどんではないぞ」ということになるが、秋田も含めてご当地チャンポン文化がある土地では、同じような認識なのであろうか。

「長崎のチャンポンは食べたことがないけど、どうもこっちのものは本場と違うらしい」という自覚があるのかどうか。

 いまほど食べ物の情報が流通していなかった時代は「チャンポンは長崎発祥」という知識があったとしても、実物を知らないから「うちらのは別物」という認識に結びつかなかったのではないか。

 彦根の年配の人から聞いた「長崎にもチャンポンがあるらしい」という言葉の背景はそんなところか。

 ただ九州人と言っても久留米辺りの人間は、チャンポンについて長崎市民に説教されると反論のしようがない。元祖の前にはただ平伏するのみ。

筑後・久留米のちゃんぽんといえば武ちゃん
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筑後・久留米のちゃんぽんといえば武ちゃん

MNo.29

 ラーメンに酢の話ですが長崎市民(出身ばってん)としては、ちゃんぽんに酢、違和感ないです。脂がきついときなど、食堂で酢を回しかけして、皆が食べているのを見てますので(おもに高齢者)。
 とんこつラーメン屋で、あ〜、これは失敗したなとか、味が濃くて辛いなって思うとき酢を少し加えると、かなり食べやすく変化するので、そんなに変な習慣だとは思わないです。こんなことを書くと野瀬さんが卒倒なさるかもしれませんが…。
 でも私にとって納得いかないのは、筑後周辺のちゃんぽんの食べ方です。ソースかけて食べるてあーた! なんばしくさりよーとね! と絶叫します。
 主人がこれをやるんです。たまらん、ホントにたまらん。
 いわく、ちゃんぽんは「肉野菜炒め+麺」の感覚で、野菜炒めを食べるためにソースを使用するのだとか。
 酢よりはソースの方が気になってしょうがありません。ソースは皿うどんにかけるもんやろうもん!!!(カルミンさん)

久留米・光華楼の皿うどん
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久留米・光華楼の皿うどん

 ははー、すいまっしぇ〜ん。

 と一応謝るのだが、私はチャンポンにソース派ではない。皿うどんにソース派であるからして、久留米を含む筑後の住民がどんなに叱られようと、わたしゃ知らんもんね。

 カタカナでチャンポンを書く人もいれば、ちゃんぽんと平仮名派の人もいる。好きにしたらよかたいね。

 カルミンさんのメールの前段から。


ババヘラにラヴィアンローズ!
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ババヘラにラヴィアンローズ!

MNo.30

 秋田県はあまりに遠しと思っていましたが、秋田県の名物にどうしてもどうしても言いたいことがあって出てきました。ババヘラです。テレビやネットなどで、ババヘラがもてはやされているのを見るにつけ、悔しい思いをしてきました。
 というのも、長崎にも同じものが存在するからです。名前はチリンチリンアイスと言います。眼鏡橋や平和公園の周辺または雲仙へ向かう道路沿いに、ババヘラと同じくトラックに乗ってやってきます。
 小学校の運動会のときなど、校門傍にきっちりいたりします。ちゃんとバラの花にもしてくれるんですよ〜。名前の由来は、大きなハンドベルをチリンチリンと鳴らすからだと思います。

 第1回で紹介した、あんばいこうさんの「ババヘラの研究」に長崎のチリンチリンアイスが登場する。

ありがとうございました(本文とは関係ありません)
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ありがとうございました(本文とは関係ありません)

「そのほとんどが『屋台』である。場所もほぼ決まっている。屋台は昔ながらの木製で、表面に塗られた色も水色や青といった『レトロ』な感じで、鈴を鳴らしながら市街を練り歩いたりもするらしい」

 大変よく似ているが秋田は露天のパラソル、長崎は基本は屋台という違いがある。

 高知には「いちかけるいち」のアイスがあるし、沖縄にも。

 ということで秋田県編はおしまい。メールをくださった方、読んでくださった方、ありがとうございました。

 次は山口県編に入るが、新潟実食編の取材にはいつ行くのであろうか。

姫路B−1まであとわずか
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姫路B−1まであとわずか

 私は今週末に、新潟県の南魚沼市に行く予定になっている。「坂戸城築城五百年際」のイベントに出るのである。ガンダムとご当地グルメって、どこでつながるの? まあ、行けばなんとかなるか。

 秋田県の次は山口県の予定だが、とりあえず次回は姫路B−1の予告など特別編、その次はB−1特集。山口県本編突入は11月25日(大安吉日)更新分からになる。

 横手の藤田さんから、非常に珍しい写真を添えたリポートをいただいた。いぶりがっこの製造工程は見もの。

中まで真っ赤(藤田さん提供)
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中まで真っ赤(藤田さん提供)

山内にんじん(秋田の伝統野菜)
 なんと!品種名を「山内にんじん」といい、長さが30cm程で肉質もしっかりしていて、鮮やかな赤い色をしているのが特徴です。香りよく、甘みも強い昔ながらの人参で、煮つけや漬物、サラダに適しています。サラダスティックにしてマヨネーズをつけて食べる!これが最高です!
 現在、「道の駅さんない」や鶴ケ池荘向かいの直売施設「山菜恵ちゃん」で購入できます。


山内いぶりがっこ
 これがあれば、何杯でもご飯が食べられます! 
いぶりがっこ」の発祥の地は山内といわれています。現在も約100戸の家庭で大根の“いぶし”が行われ、いぶりがっこが作られています。

いぶりがっこの製造工程(藤田さん提供)
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いぶりがっこの製造工程(藤田さん提供)

 毎年11月に“いぶし”ピークを迎え、方々で煙が立ち上ります。毎年、燻しの祭典“いぶりんピック”が開催されており第1回の優勝者のレシピを参考に、地元の“山内いぶりがっこ生産者の会”が統一したレシピで天然素材にこだわって漬け込んだ無添加のいぶりがっこ『金樽』も発売され注目を浴びております。
 いぶりがっこは、正月頃から「道の駅さんない」「鶴ケ池荘」で購入できます。こだわりの「金樽」発売は、平成24年は2月2日に解禁されます。


いものこ汁(藤田さん提供)
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いものこ汁(藤田さん提供)

いものこ汁
 横手の秋の味といっても過言ではない。
 山内の「いものこ汁」は何といっても“とろけるような食感”がたまりません。具材はいたってシンプル。いものこ(里芋)と鶏肉、舞茸、セリのみで味噌仕立てにするところが特徴です。
 山内地域の河川に沿って耕地が拓けた中山間地域は高温多湿で一日の寒暖の差が大きく里芋の栽培に適した土地であり、さらに奥羽山系の山々を源とする清らかな水と冷涼な空気が「朝霧」の発生を促し、この朝霧が里芋の葉を包み葉を潤す。この繰り返しが里芋のデンプンの生成に微妙な影響を与え、山内独自の「とろり」としたまろやかな粘りを持つ里芋を作り出していると言われています。
 現在、収穫の最盛期を迎え、山内地区のほとんどの観光施設、飲食店で食べることができます。

里芋
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里芋

 続いていけずな京女さんからは、次のようなりぽーとが届いたので、紹介する。

「筑後酒造り唄保存会」の皆さん(いけずな京女さん提供)
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「筑後酒造り唄保存会」の皆さん(いけずな京女さん提供)

 10月22日(土)−23日(日)にB級グルメの聖地・久留米で開催された「筑後SAKEフェスタ」に行ってきました。
 筑後の24の蔵元が初めて一堂に会し、自慢の味を披露。100種類以上の日本酒の飲み比べができ、筑後ならではの「お酒」と「食」を楽しめる、と〜っても贅沢なお祭りだったんですです!
 その時、ステージで「筑後酒造り唄保存会」の皆さんが、筑後の酒造り唄と併せて秋田の酒造り唄も披露されました。
 また、会場には「東北支援物産ブース」が設けられ、義援金の募金も呼びかけられていました。久留米の仲間が被災地を応援し続けていること、これもぜひお伝えしたい。
 ま、それだけのことなんですけど、久留米の宣伝もさりげなく(?)しているわけなので贔屓してください(笑)。

不審なバラ族(いけずな京女さん提供)

不審なバラ族(いけずな京女さん提供)

 地酒もまた「ご当地グルメ」のひとつと言ってよいのではないでしょうか、横手のお酒と久留米のお酒、全く性格が違います。そして、飲んで初めて気がつくのは「その土地の食生活に最もあう味になっている」こと。横手のお酒は横手の発酵食品に合うし、久留米のお酒は久留米やきとりとの相性抜群。B−1グランプリの会場に全国の地酒コーナーか゜できないかなあなんて、つい妄想してしまいました。

いけずな京女

追伸
会場に「日本経済新聞社」を名乗る不審なバラ族が侵入しておりましたので、併せて通報いたします。一応、個人が特定されないよう画像修正を施しました(爆)。

(特別編集委員 野瀬泰申)


一芸クンからお知らせ 11月12・13日に兵庫県姫路市で開催されるB-1グランプリ。食べBチームも現地に乗り込みます。そこで地元のみなさんのご協力をいただき、ネットでライブ中継をすることになりました。

現地にいらっしゃる方とお会いする機会も企画中です。詳細は次週の更新にて詳しくお伝えいたします。お楽しみに!


今週の番外編は豪華2本立!こちらもどうぞ。
■一芸クンによる「ラーメンには酢を入れまスか? 1万人の意識調査」
■久々、アミー隊員のパンレポート「青春だよ!横手の『シューパン』は」



実食編 納豆に砂糖。入れすぎ注意報発令中!

時間差秋田実食編 馬肉ラーメン、100万馬力

秋田県編(その1) ラーメンには酢を入れまス。

秋田県編(その2) アッ、キター! 秋田ちゃんぽん

秋田県編(その3) 酢の物はミツカンじゃないよミカンだよ

秋田県編(その4) 人類皆鍋奉行


 


●筆者(特別編集委員 野瀬泰申)へのお気軽メールはこちら(tabeb@nex.nikkei.co.jp

2011年11月4日

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